しんのすけ「ギアスを手に入れたゾ」
しんのすけ「あは~あはあは~///」
ひろし「おいみさえ、しんのすけの奴どうしちまったんだ?」
みさえ「帰ってきてからずっとああなのよ!何してきたのって聞いてもずっとこんな感じ」
ひろし「おいしんのすけ、何か良い事でもあったのか?」
しんのすけ「あは~あはあは~///」
みさえ「ね?」
ひろし「はぁ~、駄目だこりゃ。何でもいいから、早くご飯食べちゃえよ」
ひまわり「ターッ」
みさえ「変なお兄ちゃんでちゅね~」
しんのすけ「(はぁ・・・あのお姉さん、凄く綺麗だったなぁ・・・また会えるかなぁ)」
『続いて黒の騎士団に関するニュースです』
みさえ「嫌ねぇ、黒の騎士団って。物騒で」
ひろし「そうか?日本人の希望の星って感じがして格好良いじゃねーか!なぁしんのすけ、お前もそう思うよな?」
ひろし「ははは、仮面繋がりかぁ」
みさえ「被ってる仮面のセンスはどっちも微妙よねぇ」
ひろし「あー、ゼロでも何でもいいから早いとこブリタニアを何とかしてくれないかなぁこんな虐げられた生活もうウンザリだぜ」
みさえ「無理よ無理。ただのテ口リストに国が倒せるわけないじゃない期待するだけ無駄よ」
ひろし「はぁ~・・・・だよなぁ」
しんのすけ「大丈夫だよ、ゼロが負けてもアクション仮面やカンタムロボがブリタニアをやっつけてくれるよ!」
ひろし「ははは、そうだと良いなぁ」
みさえ「本当、いつまで続くのかしらねぇ、この植民地支配・・・」
ひまわり「ターッ!」
ひろし「しんのすけやひまわりが大人になる頃までに独立できてればいいけどなぁ」
みさえ「難しいわよねぇ・・・」
C.C「・・・・・頭が痛いぞルルーシュ、薬を買って来い」
ルルーシュ「断る!」
C.C「共犯者たる私が二日酔いに苦しんでいるというのになんて薄情な男だ、これだから童貞は・・・」
ルルーシュ「二日酔いだからだ!何時まで飲んでたのか知らんがどれだけ飲めばあれだけ酔えるんだか」
C.C「昨日の私はそんなに酷かったのか?正直こっちに帰ってきた時の記憶が無い」
ルルーシュ「だろうな、完全に酔いつぶれていたからな。玉城と南に支えられようやく歩行できるレベルだったぞ。まるで囚われた宇宙人のようだった」
C.C「そうだ、そういえば昨日はあいつらと飲んでいたんだったな」
ルルーシュ「酔い潰れたお前をアジトからここまで運ぶのが一番大変だった・・・」
C.C「私の身体にイタズラしてないだろうな?」
ルルーシュ「するか!!だいたい、何故飲みになど行った?玉城や南となど普段なら絶対につるまないだろうに」
C.C「私もたまには息抜きくらいしたいという事だ」
ルルーシュ「抜きすぎだ・・・いいか、もう二度とあんなになるまで飲むなよ?」
ルルーシュ「誰がお前の身体など心配するか。いいか、お前は軍に追われてる立場だという事を忘れるな?あんな状態で毎晩歩き回っていたら、いつ捕まってもおかしくない。俺が心配しているのはそこだ」
C.C「心配しなくても、万が一軍に捕まったとしてもお前や黒の騎士団に関する事は何も喋らん、安心しろ」
ルルーシュ「フン、どうだか・・・それより、物資の搬送は上手くいったんだろうな?」
C.C「あぁ、春日部ゲットーだったか?ちゃんと届けたぞ。連中かなり喜んでいたな」
ルルーシュ「だろうな。あそこのテログループはコーネリアの部隊の度重なる攻撃を受けて最早風前の灯と言っていい状態だ。
そんな中で日本人の希望たる黒の騎士団から物資の支援。しかもナイトメアだ、喜んで当然だろう」
C.C「分からんな、何故そんな連中に貴重なナイトメアを流したんだ?」
ルルーシュ「コーネリアのナイトメア部隊の詳しいデータが欲しくてな。そういったデータを得るには実際に戦闘している所を見るのが一番だ」
C.C「なるほど、つまりあの連中を戦わせようという事か?」
ルルーシュ「あぁ。連中、最近は逃げる事ばかり考えていたようだったからな。逃げられてはデータが取れない、だからナイトメアを与えてやったんだ」
気持ちが大きくなり、無謀にもコーネリアに挑んでいく連中がの姿が目に浮かぶ。良いデータが取れそうだ」
C.C「フン、鬼め」
ルルーシュ「利用できる者は利用させてもらうさ。なりふりかまってられないからな」
C.C「しかし春日部ゲットーでの戦闘となると、あの辺の飲み屋街は全滅してしまうかもしれんな、安くて旨いからこれから通い詰めようと思っていたのだが・・・」
ルルーシュ「ゲットーで飲んでたのか?」
C.C「ブリタニア軍のいる租界よりはマシだろ?」
ルルーシュ「それはまぁ・・・そうだが」
C.C「なかなか良い街だったぞ春日部という所は、子供も元気だしな・・・・ん?子供・・・」
ルルーシュ「何だ?子供がどうした?」
C.C「・・・・・・・・・・・・ルルーシュ、私は今とんでもない事を思い出してしまったようだ」
ルルーシュ「どうせロクな事じゃないんだろうが、言ってみろ」
C.C「昨日、酔った勢いでギアスの契約をしてしまったかもしれん・・・」
ルルーシュ「何だと!?誰とだ!?」
C.C「誰だったかな・・・なんせかなり酔っていたからな、思いだせん」
C.C「確か男だ」
ルルーシュ「男か・・・一応どういう思想を持った者なのか調べておく必要があるな。ギアスをどのように使う人間なのか、理解しておけば対策もとれやすい」
C.C「お前のような人間でなければいいがな」
ルルーシュ「フン、俺のような人間がこの世に二人と存在してるわけないだろ。それより、お前はできるだけ昨日の事を思い出すよう努力しろ!今現在ではその男に関する情報が少なすぎる」
C.C「あぁ、努力するよ」
---------黒の騎士団(アジト)
玉城「あぁ!?昨日C.Cが話してた男!?」
ゼロ「そうだ、覚えてないか?」
玉城「いや~・・・俺も酔ってたしなぁ」
南「俺は覚えてるぞ、確かしんのすけとかいう子供とずっと遊んでたな」
ゼロ「しんのすけ?」
ゼロ「(あのピザ女・・・・・)」
---------その日の夜(ルルーシュの部屋)
C.C「しんのすけ?」
ルルーシュ「そうだ、覚えてないか?」
C.C「あぁ・・・・思い出したぞ!そうだ、しんのすけだ!私が契約したのは!!」
ルルーシュ「やはりそうか。しかし、お前は何を考えてるんだ?子供と契約するだなんて・・・」
C.C「何を言う、お前だって私から見たら十分子供だ。それに、マオと契約した時だってあいつは子供だったぞ」
ルルーシュ「その結果があの末路だろ!少しは考えて契約するんだな!」
C.C「・・・・まぁ、その点は反省している」
ルルーシュ「全く・・・・まぁ、いろいろ調べる手間が省けたからいいが」
C.C「ん?思想とやらを調査するんじゃなかったのか?」
それに、子供の内から歪んでる人間などいないからな悪用する危険性も少ないし、俺の脅威となる事はまずないだろう」
C.C「確かにそうだな」
ルルーシュ「だがまぁ・・・一応注意を促しておくか」
C.C「ほぅ、随分と優しいんだな」
ルルーシュ「相手が子供だからな。というか、お前は少し反省しろ!酔った勢いとはいえむやみやたらに契約などするな、不幸な人間が増えるだけだぞ」
C.C「こうみえもて私は今物凄く反省しているんだぞ?お前に言われるまでもない」
ルルーシュ「ところで、そのしんのすけとかいう子供のギアスはどういった能力なんだ?契約者たるお前なら分かるんだろう?」
C.C「分かるはずなんだが思いだせん。アルコールの力とは怖いなルルーシュ」
ルルーシュ「はぁ・・・まぁいい、今週末にでも春日部に行く、お前もついて来い」
C.C「分かった」
ルルーシュ「野原家、ここだな」
C.C「租界の人間だったとはな。この間はゲットーで会ったから、てっきりゲットーの人間だと思っていたが」
ルルーシュ「名誉ブリタニア人なんだろう、最近では珍しい事じゃない」
C.C「で、この後はどうするんだ?」
ルルーシュ「取り敢えず今日一日対象を観察する。ギアスを自覚して使用しているかどうか見ておく必要があるからな」
「しんのすけ、早くしなさい!!」
「ほほ~~い」
ルルーシュ「まずい、出てくる!隠れるぞ!」
ガチャッ
みさえ「おらおらおらー!!!!」
ビューーーン
ルルーシュ「・・・・何だ今のは?」
C.C「野原みさえ、しんのすけの母親だ。事前に調べてあるだろ?」
ルルーシュ「いや、それは知っているが・・・」
C.C「後をつけるんだろ?行くぞ」
ルルーシュ「あ、あぁ」
--------双葉幼稚園(昼)
まさお「ただいまぁ」
ネネ「おかえりなさいアナタ!ご飯できてるわよ!」
まさお「いやぁ~、今日も仕事疲れたよぉ」
ネネ「毎日お疲れ様!・・・・あれ?アナタ、何このキスマーク?」
ネネ「何が『あっ!』よ!もしかしてまたあの女の所に行ってたんじゃないでしょうね!」
まさお「ち、違うよ!これはその・・・あの」
ネネ「何がどう違うのか言ってみなさいよ!!」
まさお「え、えっと・・・」
ネネ「何も言えないんじゃない!!もう愛想が尽きたわ!離婚よ、離婚!!」
まさお「えぇ!!?」
ネネ「次は法廷で会いましょ!!」
バタンッ
まさお「ま、待ってくれぇ!!」
-------場面変わって裁判所
風間「つまりあなたは、一年間の間に4度浮気をしたという事で間違いないですね?」
まさお「そ、そんなにしてないよ!」
ネネ「嘘おっしゃい!証拠は上がってんのよ!!」