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大炎上 | ミドリノユーグレ 1巻 凶暴化・巨大化したミドリムシが人間を襲う
 

ミドリノユーグレ 1巻 凶暴化・巨大化したミドリムシが人間を襲う

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『週刊少年チャンピオン』連載、「ミドリノユーグレ」の1巻です。
未來の素材として期待されているのがユーグレナ。和名はミドリムシ。名前にムシとあるけど昆虫ではなく植物です、念のため。普段は光合成によって植物のように生きており、光の無い環境に置かれると動物のように生物や有機物を捕食するよう変化する特徴があるのですね。

冒頭に「未來の素材」と書いた理由は3つあります。
1. 高い栄養素
2. 生産する際のCO2の優れた吸収率(地球温暖化の軽減に繋がる)
3. バイオ燃料としての利用価値
このような理由から今後の利用に期待されているのですが、この漫画のようにはして欲しくありません…

ボルテクスカンパニーに勤務している豪家(ごうや)はユーグレナの巨大化実験を進めるも失敗ばかり。巨大化させることが出来れば培養コストを低く抑えられると同時に生産率も高められるからだ。
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苦心の末に完成させたのがユーグレナの緑神体。結局 巨大化は出来なかったものの、ユーグレナを何億個と合体させることによって巨大生物のような存在・緑神体にすることには成功する。これにより食糧問題やエネルギー問題も解決できると豪家の鼻息は荒くなります。

ところが社長はこの研究成果の全てを謎の13ラボに引き渡せと言ってきた。そこが軍事兵器を製造する部門と知ったのは後になってから。つまり緑神体を怪物のように巨大化させて兵器として売り出す魂胆だと豪家は見抜いたのです。そうはさせないと仲間内で反乱を起こし電力のカットに成功します。これで光合成が出来なくなり死滅するだろうと見越して。
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ところが想定外の事態に発展。いや、知ってはいたけれどこうなるとは思わなかったというのが正解か。光を失い光合成ができなくなったことから、捕食するような怪物へと変化してしまいました。これにより何人かの命を失い、豪家もまた己の命と引き換えに閉じ込めることに成功します。今後の軍事利用はしないことに期待して…。

けれどそうはなりませんでした。7年後、今度は豪家の一人娘である翠(みどり)を主人公にして別の症状が世界に広がっていた。
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言うならばゾンビ化。7年後のボルテクスカンパニーは世界最大のユーグレナ産業会社になっており、故意の実験か想定外の事故なのかは知らないが人々が凶暴化して人肉を食らうようになっていた。
果たして翠は会社の真実を暴き出すことができるのか?
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