NASAが将来(ISSが周回する)地球低軌道よりも遠くを目指すクルーらの生活スペースとなる居住モジュール試作品を製作すると発表しました。民間の宇宙開発企業6社が参加し、それぞれの特徴を活かした居住空間を約2年かけて製作します。
NASAは来る有人での火星探査に備え、現在は地球低軌道よりも遠くへの有人飛行を計画しています。打ち上げロケットにはSpace Launch System(SLS)という世界最大のロケットとオリオン宇宙船を使う予定です。
またいずれは火星へと向かうことを視野に入れ、今回発表の計画では地球低軌道よりも遠く深い宇宙空間でも安全に滞在できる居住モジュールを開発することを目的としています。
NASAは、この計画への参加企業として以下の6社を発表しました。
一方、NanoRacksは既存の打ち上げロケットの上部をそのまま居住スペースへと転用する方法を調査するとしているほか、Bigelow AerospaceはISSでテストを実施している膨張式居住スペースに生命維持システムを追加したものとなる見込みです。
NASAは今回の居住スペース開発のために約6500万ドルほどの予算を用意するとしました。また実際に地上用居住モジュールを製作するメーカーは製作費用の30%を負担することになります。
火星への有人探査は少なくとも500日ほどはかかるとされ、その間は狭い宇宙船の中で生活する必要があります。さらに大気や磁気圏の外側へ出てしまえば、強い宇宙放射線の遮蔽も考慮しなければなりません。火星へ向かう飛行士が、少しでも快適な生活を遅れるような空間ができあがるのに期待したいところです。
下は各社がこれまでに製造した宇宙船やISS用モジュールの例
またいずれは火星へと向かうことを視野に入れ、今回発表の計画では地球低軌道よりも遠く深い宇宙空間でも安全に滞在できる居住モジュールを開発することを目的としています。
NASAは、この計画への参加企業として以下の6社を発表しました。
- Boeing
- Lockheed Martin
- Orbital ATK
- Sierra Nevada
- NanoRacks
- Bigelow Aerospace
一方、NanoRacksは既存の打ち上げロケットの上部をそのまま居住スペースへと転用する方法を調査するとしているほか、Bigelow AerospaceはISSでテストを実施している膨張式居住スペースに生命維持システムを追加したものとなる見込みです。
NASAは今回の居住スペース開発のために約6500万ドルほどの予算を用意するとしました。また実際に地上用居住モジュールを製作するメーカーは製作費用の30%を負担することになります。
火星への有人探査は少なくとも500日ほどはかかるとされ、その間は狭い宇宙船の中で生活する必要があります。さらに大気や磁気圏の外側へ出てしまえば、強い宇宙放射線の遮蔽も考慮しなければなりません。火星へ向かう飛行士が、少しでも快適な生活を遅れるような空間ができあがるのに期待したいところです。
下は各社がこれまでに製造した宇宙船やISS用モジュールの例