戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://elephant.2chblog.jp/archives/52175066.html


【Fate】セイバー?「君が俺のマスターかい?」|エレファント速報:SSまとめブログ

TOP

【Fate】セイバー?「君が俺のマスターかい?」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 14:56:46.31 ID:xAf/PSV+0

これは、あらゆる世界線が交差してしまった、聖杯戦争のお話…。


遠坂邸

凛「抑止の環より来たれ、天輪の守り手よ!!」

・・・・・・

凛「かんっぺき・・・・・・!間違いなく最強のカードを引き当てた・・・・・・!」

しかし、目の前に居るはずのサーヴァントはいない。

ドガシャァァぁ!!

凛「なんなのよーーー!?」

急いで音のした居間の方へ走る、
そこには剣を背負った赤い服の男がいた。



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 15:07:05.24 ID:xAf/PSV+0


???「・・・・・・」

凛「貴方が私のサーヴァント?」

???「・・・・・・・・・」

凛「…あんたが私のサーヴァントで間違いないのよね?」

???「・・・・・・・・・・・・」

凛「ちょっと!なんか答えなさいよ!」

???「ハハハっ悪いな嬢ちゃん。黙ってた方が面白そうだったからな。いい顔してたぜ」

凛「くっ、まあいいわ。で、あんたは私のサーヴァントなの?違うの?どっち!」

ダンテ「ああ。俺は確かに嬢ちゃんのサーヴァント、アーチャーのダンテだ」



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 15:21:12.22 ID:xAf/PSV+0


凛「アーチャー?セイバーじゃなくて?」

ダンテ「悪いか?」

凛「悪くはないけど…いや悪いわ!えっと、じゃあその背中の剣はなんなの?」

ダンテ「こいつか?こいつは確かに俺の剣だ」

凛「…あんたアーチャーなのよね?」

ダンテ「ああそうさ」

凛「……で、あんたの宝具は剣ってわけ?」

ダンテ「ああ。イカすだろ?」

凛「んなわけないでしょ!剣が主兵装なのに、アーチャーのクラスで現界するとか劣化もいいとこでしょ!ああもうなんでこんなヤツ…」

ダンテ「こんなヤツとは心外だな。俺は別に剣しか使えないわけじゃない。もっと前向きに考えろよ、嬢ちゃん」

凛「…確かに、引き出しが多いのはいいことね。ステータスもかなり高水準みたいだし…ていうかその嬢ちゃんって言うの止めてちょうだい。私の名前は遠坂凛よ」

ダンテ「遠坂凛…か。いい名前だな。よろしくたのむぜ、嬢ちゃん」

凛「くっ…ぬぬ…はぁ、疲れた。私もう寝るから。これからよろしくねアーチャー。あと、ここ綺麗にしといてね」

バタンッ

ダンテ「フッこいつは楽しくなりそうだな」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 15:33:23.97 ID:xAf/PSV+0

そしてその翌日。私は本調子とはほど遠い状態だったから魔力の回復に専念し、学校は休んだ。そしてまた次の日。


放課後

凛「そういえば、貴方にこの街を見せておかなくちゃね。私が案内するわ」

ダンテ「おおそいつは助かる。意外と気が利くんだな嬢ちゃん」

凛「…もう怒んないわよ」

ダンテ「そうか」

それから数時間後。ほとんど暗くなってきたころ。

凛「それであっちが…」

ダンテ「嬢ちゃん。サーヴァントの反応だ」

凛「っ!どこから?」

ダンテ「学校からだな。明らかに誘ってる感じだが、どうする?」

凛「行きましょう。貴方の実力も確かめないとね」

ダンテ「いいね嬢ちゃん。なら俺も、期待に応えないとな」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 15:51:35.36 ID:xAf/PSV+0

学校

そいつは校庭の中心に立っていた。
黒と白のまるで天使のような翼。ランスと呼ばれる形状の槍を持っている。


凛(!?あの姿、まるで天使そのものじゃない!そんなことが…天使がサーヴァントとして召喚されるなんて…)

???「来たか」

ダンテ「おう、来てやったぜ」

???「お前はセイバーのサーヴァントか?」

ダンテ「いいや残念。、アーチャーだ。お前はランサーでいいのか?」

ランサー「ああ」

ダンテ「そうか。じゃあ、ほら来いよ。遊んでやる」

ランサー「…誘ったのはこちらだったはずだが」

ダンテ「挑発ってのは強いほうがするもんだろ?」

ランサー「ふむ、たしかにな。では俺も、遊ぶとしようか」

ダンテ「ハッ言うじゃねぇか。おい嬢ちゃん」

凛「あれは別に天使に似ているだけであって、別に天使そのものとは限らないし…」ブツブツ

ダンテ「?おい嬢ちゃん!」

凛「ふぇ!?な、なにアーチャー?」

ダンテ「何って…自分で言ったこともわすれたか?ちゃんと見ててくれよ俺の戦いを。ま、嬢ちゃんには刺激が強いかもしれないけどな」

凛「え、ええ。アーチャー貴方の力ここで見せて」

ダンテは背中を見せたまま親指を立てる

凛(今はアーチャーをしっかりと見守らなくちゃ)



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 16:02:21.90 ID:xAf/PSV+0

ランサー「はあ!」
ダンテ「ふん!」

剣と槍か交差点する。
打ち合うたびに迸る、膨大な魔力。
槍が突き弾かれ、剣が振り下ろされ弾かれる。
その全が不可視の剣戟。それも、お互いに身の丈ほどの武器をそのスピードで振り回しているのだ。

人間の戦いじゃない。


凛「これが…サーヴァント同士の戦い…」

ダンテ「よっと、危ねぇ危ねぇ。デカい獲物のわりに、ずいぶんとすばしっこいじゃねぇか」

ランサー「…」

ランサーは無言で突進する。
それをまたアーチャーが受け止める。
そして幾度も打ち合い、いきなりアーチャーが校舎に吹き飛ばされた。

ダンテ「うを」

いや違う。ランサーは今、槍を握っていない。
打ち合っている途中に槍を手放し、徒手で間合いをズラし、詰めることでアーチャーを投げ飛ばしたのだ。
そしてまた槍を握り、投げる。


ランサー「ふん!」

ドスッ

凛「アーチャー!」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 16:14:36.71 ID:xAf/PSV+0

ランサーの槍はアーチャーの胸に深々と突き刺さり、校舎に打ち付けられている。

ランサー「…」

凛「そんな…アーチャー…」


ダンテ「やるなランサー」

凛「え?」

アーチャーは自分で胸に刺さった槍を引き抜いた。

ランサー「手応えは感じなかったが、まさか無傷とはな」

ダンテ「まあ、そういう体なんでね」

凛「アーチャー…いったいどうやって…」

ダンテ「ん?やっぱり嬢ちゃんには刺激が強すぎたか?」

凛「そんなことじゃなくて!」

ダンテ「ほら返すぜ」

槍が先ほどのランサーに匹敵する速度で投げ出される。
パシィ
ランサーはそれを容易く受け取る。
お互いに間合いをはかっている。そして…

ジャリ

ランサー「誰だ!」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 16:27:35.35 ID:xAf/PSV+0

~~~

士郎「ふう、かなり遅くなっちまったな」
ガキィン

士郎「ん?校庭の方から何か?」


何かよく分からない者がいた。
赤い男と翼の生えた奴が斬りあっている。

士郎「なんだ…あれ…」

赤い男が校舎に吹き飛ばされる。
人間の戦いじゃない。

士郎「やばい…逃げないと!」
ジャリ

???「誰だ!」

士郎「ーーーー………!!」

全力で逃げる。だが、

???「運が悪かったな少年」

士郎「なっ!?」

それはたやすく衛宮士郎の心臓を貫いた。

???「今の俺には少年に幸運をやることはできない。悪いな」


ダッダッダッ

???「っ……アーチャー、ランサーを追って」

???「わかった」

???「……やめてよね。なんたをって、あんたが…」

そこで意識は完全に途切れた



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 17:18:59.50 ID:xAf/PSV+0

衛宮邸

士郎「……あ…はあ、はあ…っく」

胸が痛む。それが真実を伝えていた。
あれは夢ではないと。

士郎「くそっ…何だったんだよあれ…」

ランサー「運が良かったようだな少年。いや悪いと言った方が正しいか」

士郎「!?」

逃げて逃げて、土蔵の所まで追い詰められた。

士郎「くそったれ」

ランサー「じゃあな、少年。今度は迷わないでくれよ」

士郎「ふざけんな、俺はーーーー!」

ガキィン

それは魔法のように現れた。
その剛撃をうけ、吹き飛ばされるランサー。

ランサー「ほう。七人目のサーヴァントか」

俺と同い年くらいの少年が立っていた。
その右手には漆黒の剣がにぎられている。

セイバー「えっと…君が俺のマスターかい?」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 17:33:44.39 ID:xAf/PSV+0

士郎「え……マスター?」

セイバー「俺も聞きたいことがあるんだけど…まずこの状況をどうにかしないとな」

少年は躊躇うことなく土蔵の外へ踏み出る。

士郎「あ、待て!あぶーーーー」

ない、と言おうとした声は遮られた。
戦いが始まった。

俺と同じくらいの背丈、年の少年はあのランサーと打ち合っている。
大地を揺るがすような少年剛撃。ランサーはそれを受けきれず、少しずつ後退する。
確実にあのランサーを追い詰めている。

士郎「何なんだ、あいつ…」

セイバー「はあ!」

ガキィン

ランサー「くっ……大した腕力だな、セイバー」

セイバー「そりゃどうも。…なあランサー一つ提案があるんだけど?」

ランサー「…なんだ?」

セイバー「お互い初見だしさ、ここらでやめにしないか?」

ランサー「ふむ。…まあ、いいだろう。さらばだセイバー」

ランサーは翼を広げ飛び去っていった。



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 17:52:20.17 ID:xAf/PSV+0

セイバー「ふう」

士郎「お前…何者だ」

セイバー「一応セイバーのサーヴァントだ。よろしくマスター」

士郎「セイバーとかサーヴァントっていったい…」

セイバー「悪いけどマスター、話はもう少し待ってくれ。すぐ近くに敵がいる」

士郎「なっ…敵っていったい、おい待ってくれ!」

へんじを待たずセイバーは塀を乗り越える。

士郎「もうなんなんだよ!」

急いで後を追う。

ガキィン

ダンテ「おっと、こりゃまたカワイイのが出てきたな」

セイバー「できれば退いてくれないかな?こっちは色々立て込んでるんだ」

ダンテ「斬りかかってから言う事じゃねぇな坊や」

セイバーは剣を背中にしまう。

セイバー「悪かった。あんたが剣をとらなければ、俺もとらない」

ダンテ「いい子だ」



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/16(土) 18:03:17.29 ID:xAf/PSV+0

そのあと、遠坂に色々と説明してもらった。聖杯戦争、サーヴァント、マスター。
そしてマスターの登録と聖杯戦争につてもう少し詳しく聞くため、言峰教会に向かった。

綺礼「喜べ少年。君の願いはようやく叶う」

士郎「なっ、お前…」

綺礼「さらばだ衛宮士郎。帰り道には気を
このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
    • 月間ランキング
    • はてぶ新着
    • アクセスランキング

    SSをツイートする

    SSをはてブする

    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月11日 23:44
      • セイバーキリトかよ...
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月11日 23:49
      • こいつは痛いぜ……。
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月11日 23:55
      • 士郎とキリトの朝チュンかいよ
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月12日 00:01
      • ヤン・ウェンリーがアーチャーとして召喚されるSSは好き。これは嫌い。

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

    カテゴリ別アーカイブ
    月別アーカイブ
    記事検索
    スポンサードリンク
    最新記事
    新着コメント
    LINE読者登録QRコード
    LINE読者登録QRコード
    解析タグ
    ブログパーツ
    ツヴァイ料金
    スポンサードリンク

    • ライブドアブログ

    ページトップへ

    © 2011 エレファント速報:SSまとめブログ. Customize by yoshihira Powered by ライブドアブログ