1日の消費電力量は「つけっぱなし」が5.7kWh、「こまめに入り切り」が4.4kWhで「つけっぱなし」の方が大きくなりました。
電気代に換算※すると「つけっぱなし」が153.9円、「こまめに入り切り」が118.8円となり、「つけっぱなし」の方が1日で35.1円高くなります。
「つけっぱなし」と「こまめに入り切り」の消費電力に差が生まれた最大の要因は、エアコンの運転をOFFにした外出時間の長さにあると言えそうです。
消費電力量の推移を見てみると、「こまめに入り切り」したエアコンの運転をOFFにした11:00~12:00の買い物の時間、18:00~20:00の外食の時間に大きく差がついています。
実験(1)において、日中9:00~18:00までの時間帯は、30分程度の外出であれば、エアコンを切るよりも「つけっぱなし」にする方が電気代が安くなりましたが、
今回の実験のように外出時間が長くなると、エアコンの運転をOFFにした方が消費電力量は小さくなると言えそうです。
一方、設定温度に到達したら運転をOFFにし、10分程度の短い時間でまた運転をONにするというような運転をした場合には、
エアコン起動時の消費電力が高くなる回数が多くなり、「つけっぱなし」の方が安くなると推察されます。
計算結果から、あくまで今回の実験の条件下ではありますが、以下のことが推察されます。
1. 日中は、35分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い。
2. 夜は、18分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い。
これらを一つの目安として、例えば日中は30分程度の外出ならエアコンをつけっぱなしにし、
夜間はこまめに停止させるといった調整を行うことで、お得な運転が出来ると考えられます。
http://www.daikin.co.jp/press/2016/160812_2/index.html