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【名無し】 さんありがとうございます!
【名無し】 さんありがとうございます!
[投稿日時] 2016年08月12日 20時50分7秒
■体験談
今はもう普通の主婦になった私の10年前の後悔。
長くなってしまったんですけど聞いて欲しくて書き込みます
当時専門学校を卒業し就職、そこでしばらく通常の業務をしてたんだけど
ある課の課長の指名を受けてその課に異動になった。
そこは通称「教育課」
本来は別の名前なんだけどその会社は専門知識が必要な業務内容で新しい情報や設備、機械が入ったらまずこの教育課が勉強して他の課に伝えるというのが大きな役割
でもその業務とはまた別で成績が良くない社員、もしくは意欲的でない社員が「中途教育」という名目で送られる場所でもあったので主に教育課と呼ばれてた
私はこの課に来る前の新人指導の腕を教育課の課長に認められ引き抜きのような形で教育課に配属になった
まわりは私より一回り以上年上の人ばかりだったが私は課の皆さんに優しく迎えいれてくれた
元々勉強は好きだったので本来の業務はとても楽しかった。定時出社残業代アリな上ボーナスも付き基本給も上がると本当に天国のような環境だった
でも私は半年後結婚を言い訳に教育課、というか会社を自主退社した
理由はその「中途教育」だった
中途教育の業務はいつもあるわけではないが中途教育が入ると課の中で一番この人に合った教育者が選任され期間内つきっきりで指導する。
専門知識が不足で成績不振なら技術担当のAさん、メンタル面での不安があっての不振なら聞き上手なBさんという風にマンツーマンで指導、つまづいたら全体で話し合って方針決定するというものだった
殆どの人は私より少し上だったが教育課配属2年目でついに私にも中途教育の担当指名された
相手は入社2年目の女の子。メンタルの悩みで年が近いという理由で私が指名された
私はその日から毎日その子の話を聞いた
業務内容を教えるという名目で彼女が不安に思ってる事、この会社に思ってる事、時には内面に関わることを聞き出したりもした
その結果彼女は若くして子供を育ててる事が分かった。未成年で出産、結婚はせずお母さんとまだ幼い子供と3人で暮らしており家計を彼女が支えてるのだと話してくれた
子供がいる事は直属の上司と中のいい社員以外には言ってないそうだ
だからどうしてもこの会社に残って働かないといけないんだと泣きながら笑ってた。他にもいろいろ悩みや苦しみがあったけど彼女の個人的な事なので割愛
多分もうメンタル的に私が話を聞くだけではどうしようもない位ボロボロだったと思う
中途教育は本来の業務に戻るまでにある一定の条件をクリアしないといけないのだが彼女はとてもじゃないけどクリアできそうになかった。
でも私は彼女に会社に残って欲しいが為に不正をして彼女を本来の業務に戻そうとした。もちろんすぐにばれて再査定、結局彼女は本来の業務に戻る事はなかった。
最後の挨拶で「私さんに話を聞いてもらって楽になりました。別の会社でもう少し頑張ります。ありがとうございました」と笑顔で挨拶して退社していった
メンタル担当のBさんは「あの子をこれ以上追いつめてはいけない。ここでの業務は彼女に取って大きな負担になるので退社してよかったんだ」と言ってたが私はどうしてもあの不正のせいで彼女を追いつめてしまったように感じられそれ以上中途教育の担当を持つ事が出来なくなった
暫くは技術指導という形で教育課に在籍してたが中途教育ができない私は教育課としての業務を半分しかできないのに給料をもらってる事が情けなくなり会社を辞めた
今も寝る前や茶碗を洗ってる時、子供を寝かしつけてる時、ふとした瞬間に彼女の顔を思い出す事がある
あの時こうすれば、とかいう後悔を繰り返してる
業務用にと連絡先は交換したものの私からは勇気がなくて連絡できておらず彼女からの連絡もない。
彼女がどうのと言いながら私は課長や課の人たちの期待に傲ってた私自身の無能さに腹が立てる事で彼女への罪悪感をごまかしてるだけなんだろうけど
今どこで何をしてるのかわからないけどただただ心穏やかでいて欲しいと思う
当サイトで皆様の体験談、相談、愚痴、吐き出し。何でもお待ちしております
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