web漫画『ファミ通コミッククリア』連載、「ススメ！栃木部」の1巻です。
書店で発見し「お前はまだグンマを知らない」の栃木版だろ！　と思いながら購入。読んでみてやはりそうでした。けれどアチラはハイテンションで突き進むのに対して、コチラは地道に活動していくといった感じ。何しろ女の子だし。どちらがいいとか判断できませんが栃木県民なら迷わず買いでしょう。

栃木の日光市は全国で3番目に大きな市！　そこの私立高校に転校してきたのは今まで東京・京都・沖縄・北海道と転校を繰り返してきた宮本 真都です。(この際どーでもいいことですが全国一大きな市は岐阜の高山市で、その面積は東京都とほぼ同じですよ)
転校の経歴に興味を持ったのが宇都宮餃子の店の看板娘・堤 咲喜と、日光ゆば屋の娘・中禅寺 晃でした。

これは晃による日光と京都との ゆばの違いの解説。京都の ゆばは膜の端に串を入れて引き上げるので一枚なのに対し、日光のは膜の中央から引き上げるので二枚になる。ゆえに京都のよりはボリュームがあっておいしいと力説してくれました。まぁいくら解説してくれたところで私は全く食べたことが無いのでよくわかりませんが(笑)

その後、二人は真都を拉致。栃木魅力向上部　通称「栃木部」への入部を迫るのでした。
都道府県魅力度ランキング
なぜかは↑のランキングを見て欲しい。栃木の魅力度は35位と低迷しており何とかしてもっと魅力を伝えたい。真都は魅力度上位4つの都道府県全てに行っているから魅力向上の策を得られるのではないかとの理由でスカウトされた次第です。
とはいえ急に言われたって迷惑というもの。以後、入部させるため栃木名物を色々と伝えることに。

これは栃木県民のソウルフードと言われているらしいチタケ(チチタケとも)を取りに行く話。栃木ではそこまで馴染みのある食材なんですか？　全くわからないですね。また"しもつかれ"なる郷土料理を食べさせる話では「見た目がどうしてもアレ」という理由で拒絶。そこまで破壊力のある料理っていったい…

また二人に降りかかる困難はこれだけではなかった。群馬育ちの桐生まお を「グンマー帝国のスパイ」と勝手に一方的に敵視したり、茨城出身の生徒会副会長の龍ヶ崎 夏海から目を付けられたりと、北関東勢で足の引っ張り合いをやり始めます。
あのー、栃木・群馬・茨城って仲が悪いのですか？　「お前はまだグンマを知らない」では栃木は完全な敵というスタンスですけど、東海地区在住の私からすれば…いややめておこう。

群馬県民のみならずその近郊の人なら"あるある"で理解できると思いますよ。

ススメ! 栃木部 1 (ファミ通クリアコミックス)