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http://japanese.engadget.com/2016/08/15/wqhd-165hz-6-24-g-sync/


WQHDと165Hz対応で6万円な24型ゲーム用モニタをデルが発売。G-SYNCと高さ調整、ピボットにも対応 - Engadget Japanese


大手PCメーカーデルから、24インチWQHD(2560×1440)液晶パネルを搭載するゲーム用ディスプレイ『S2417DG』が発売されました。同社直販での価格は5万9800円で、既に注文を受け付け中。日本のAmazonでも5万5550円で販売中です。

特徴は、リフレッシュレートと解像度、画面サイズのバランスに優れている点。事情を知っている方向けに紹介すると「165HzでG-SYNC対応、24インチWQHD(2560×1440)、TN駆動で応答速度1ms、ノングレアで6万円割れ。さらにスタンドは縦回転と高さ調整付き」という仕様。一般のディスプレイと比べると安価ではないですが、この仕様にピンと来た人はかなり安いと思う(そして欲しくなる)はずです。

デル ゲーム用ディスプレイ S2417DG

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5 枚




冒頭で述べた注目点の中でも人気となりそうなのが、NVIDIAのG-SYNC技術に対応しながら、リフレッシュレート(1秒間に書き換え可能なコマ数)が最高165Hzと高速な点。

G-SYNCとは、リフレッシュレートを可変にすることで、画面描画のカクつきやチラつき(スタッタリングやティアリング)をなくす技術。使用するためにはNVIDIAのGeForceシリーズを搭載したビデオカードが必要になりますが、視認性における効果は高く、ゲーマーからの支持を(ディスプレイの価格的面ではツッコミがありながらも)受ける技術。
詳細は下記の動画と記事を参照ください。



エイサー、NVIDIA G-SYNC対応 27型ゲーミングモニタXB270HAbprz発表。リフレッシュレート144Hz


後半のリフレッシュレート165Hzとは、ディスプレイ表示側の滑らかさに影響する数値。一般的なPCディスプレイでは60Hz、ゲーム用ディスプレイでは144Hzまでが一般的ですが、本モデルは並みのゲーム用製品に比べても、さらに滑らかな描画が可能になります。

ただし、ゲームでこれを実現するためには、非常に強力なビデオカードが必要となります。さらにNVIDIA側でも「G-SYNC有効でリフレッシュレート165Hzを満たすためには、GeForce GTX 960以上が必要となる」ことをアナウンスしています(性能面のみならず機能的な仕様です)。

また、NVIDIA 3D Vision(液晶シャッターメガネ式立体視システム)にも対応。メガネはオプションのメガネとの併用で、対応ゲームでの立体視プレイが可能です。

加えて液晶パネル側も、反応速度に優れるTN駆動タイプを採用。視野角などは昨今人気のIPSタイプに譲りますが、1msという高速性を実現します。
パネル側の仕様は、視野角が垂直160度、水平170度。標準コントラスト比:1000対1、標準輝度は350nit(cd/m2)、表示色域は82%(CIE1976)、72%(CIE1931)。



デザイン上の注目点は、昨今のデル製ディスプレイが得意とするナローベゼル(狭額縁)設計。仕様上では、おそらく天面と左右と思われますが、「モニタの縁から画面の表示可能領域の縁までが7.35mm」というデータも提示されています。マルチディスプレイ使用時にもベゼルが目立たないのがメリットです。


映像入力端子は、DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4×1と、PCとゲーム機に特化したような構成。さらにUSB 3.0ハブ機能も搭載し、側面に2基、底面に2基の端子(すべて3.0に対応)を備えます。合わせて底面には、音声出力ジャックも搭載。




スタンドは前後と左右の角度調整に加え、ピボット(縦長画面)と高さ調整にも対応するタイプ。実際の調整範囲は、高さは0~130mmまで、角度調整は前後がマイナス5~プラス21度、左右がマイナス45~プラス45度。
また、VESAマウントアーム 100mmタイプ用のネジ留め穴も搭載するため、市販のディスプレイアームの多くにも取り付け可能です。

画質設定の面では、昨今のゲーム用ディスプレイらしく、FPS、RPG、RTSといったゲームジャンル別のプリセットを用意。「クリック1つでカスタマイズできます」との触れ込みもあるため、Windows用ユーティリティとも連携するようです。

スタンド込みの寸法は540.4×180.0×369.9~493.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は梱包状態が8.23 kgで、スタンドなし状態が3.78 kg。なぜかスタンドあり状態は表記がありません。




このように本モデルは、昨今のゲーム用ディスプレイのトレンドを進めた仕様ながら、WQHD解像度と144Hz以上のリフレッシュレートに対応したディスプレイとしては手頃な価格なのがポイント。
他社のフルHD/144Hzのモデルと、ともすればあまり変わらないぐらいの価格で、WQHD/165Hzモデルが入手できる、という位置づけです。

とくに165Hzにフォーカスすると、現在日本で販売されている代表的な製品はASUS(エイスース)の27インチWQHD液晶モデル『ROG Swift PG279Q』ですが、こちらの実売価格は9万円台。本機より画面は大きく、IPS駆動のため視野角などでは有利ですが、本モデルは3分の2程度の価格で購入できる算段となります。

本格的な(リフレッシュレート144Hz以上に対応した)ゲーム用ディスプレイに興味のあるユーザーにとっては、間違いなく注目の製品となりそうです。

WQHDと165Hz対応で6万円な24型ゲーム用モニタをデルが発売。G-SYNCと高さ調整、ピボットにも対応
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