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善子
yoshiko2

1: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 19:14:56.00 ID:OqUGRh3i.net
梨子「うん。そうだけど? それがどうかしたの?」

善子「ええ。どれくらいの腕前だったのかな~って」

梨子「う~ん。別に良くも悪くもって感じだと思うけど…」

善子「今はスクールアイドルやってて作曲とかダンスの練習で描く暇とかないでしょ?」

梨子「まぁ。そうね」

善子「また描きたいな~とか思わないの?」

梨子「思わなくもないけど… 美術部っていってもピアノと両立してやってたからそんなに力を入れてやってた訳じゃないから」

善子「ヘェー。ソーナンダー」

善子(何かあんまり描きたそうじゃないわね…。でも、ここで引くわけにはいかないわ!何としてでも私の超カッコいい堕天使姿の絵を描いてもらって飾るんだからっ!そのためにはリリーを家に招く事になって2人きりになれる!まさに一石二鳥よ)

梨子「よっちゃん…? おーい!」

善子「ヒェッ!な、なによ!」

7: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 19:25:02.82 ID:OqUGRh3i.net
梨子「いや、急に自分の世界に入って独り言言いだしたから大丈夫かな~って」

善子「問題ないわ…」

千歌「お待たせ~」

曜「あれ、2人とも早いね」

梨子「今日は委員会早く終わったから~」

千歌「いいな~。私たちのとこは色々決めるのに時間かかっちゃったよ~。ねぇー曜ちゃん!」

曜「うん。委員長まとめるの大変そうだったしね。誰かさんが変なアイデアを積極的に出したせいでね~」ニヤニヤ

千歌「言いたかったんだから良いじゃん!」プク-

曜「ハイハイ。そうゆう怖いものしらずなとこ好きだよ~」クスクス

千歌「バカにしてるでしょ~!もう!」

善子「はぁ~。まったく…リーダーなんだからしっかりしなさいよね~」ヤレヤレ

千歌「入学式の次の日から不登校になって委員会決めの時には欠席のためフリーになって暇している人に言われたくないんですが…」ジト-

善子「うるさいわよ!」

梨子「まぁまぁ。他のメンバーはまだ来てないけど先に屋上行ってようか」

曜「うん。そうだね~」

千歌「よーし。行こー!」

善子(うぅ…。また素直に描いて欲しいって言えなかったぁ~。この堕天使ヨハネがこんな事に苦しんで地に這いつくばるなんて…」バタン

花丸「あれ?誰もいないずら。ってうわぁぁ!」ドテン

ルビィ「!?」

10: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 19:33:29.82 ID:OqUGRh3i.net
ルビィ「どーしたの花丸ちゃん!!」

花丸「はぁぁ。びっくりしたー…あれずら」

ルビィ「人が倒れてるびぃ!」ピギィィ

善子「みんななら、もう屋上に行ったわ」

花丸「善子ちゃんは行かないの?」

善子「行くわ…」

花丸「何か元気ないね… 善子ちゃんらしくないずら!堕天使がそんなんで情けないずらねぇ」

善子「ゔぅっ」

花丸「ルビィちゃん!煽ってあげて」コソコソ

ルビィ「分かったよ!花丸ちゃん!」コクッ

ルビィ「だ、堕天使善子ちゃんがそんな調子じゃリトルデーモン4号が堕天使の称号奪っちゃうぞぉ~///」

善子「私は魔界からの使者!堕天使ヨハネ!フッフッフッ…!リトルデーモンにはまだ堕天使は早すぎるわ!そして何億も生きてきたこのヨハネに出来ないことなんでないわ!」ハ-ハッハッハッハッ

花丸「それでこそ善子ちゃんずら」ニコッ

花丸(ところで堕天使って称号だったずらか…?何か違うのにツッコんでなかったずら…まぁ今はいいか~)

11: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 19:46:34.12 ID:OqUGRh3i.net
~帰り道~

善子「リリー!ちょっといいかしら?」

梨子「どうしたの?よっちゃん!」

善子「じ、じつは… 私を描いて欲しいの///」

梨子「え!私に?」

善子「いや、まぁ、作曲の息抜きとか!して欲しいし!元美術部として少しは描きたい気持ちとかあるかもしれないと思って!」アセアセ

梨子「よっちゃん私のこと気使ってくれるの?」

善子「そうよ!って言うかあまり大声出さないで」

梨子「あ、うん。でも何で私?裏女の美術部の人に頼んだ方が多分上手くできると思うし…」

善子「リリーが良いのよぉ…///」モジモジ

梨子「分かったわ… ただし上手く描ける保証は出来ないわよ!」ニッコリ

善子「本当に!?やったわ!!」

梨子「そんなに喜ばなくっても!何だか照れるよ///」

善子「じゃあ今日うちに来ない?」

梨子「え!私は大丈夫だけど…そんな急に行ったら親の人に迷惑なんじゃない…?」

善子「大丈夫よ!今日は遅いらしいから!」

梨子「じゃあ、練習早めに終わってまだ明るいから行こうかな!」

~バス停~

千歌「あれ?梨子ちゃん家こっちだよ?」

梨子「あ、うん。今日は沼津に買い物しに行くからバスに乗るわ」

千歌「そっか~じゃあまた明日!」

梨子「うん。バイバイ千歌ちゃん!」

~善子宅~

善子「ついにこの時が来たわ!何かドキドキするわ…」

梨子「お邪魔しまーす。あれ…よっちゃんの部屋って思ったより痛々しく無いのね」

善子「当たり前でしょ!お母さんに怒られるし部屋の掃除が何かと大変なのよ!」

梨子「結構まともな意見だった…」

12: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 20:10:54.30 ID:OqUGRh3i.net
善子「それにここが堕天使の住処と知られたらヨハネのファンが毎日押しかけてきちゃうじゃない!」

梨子「ドヤ顔してるけどまだそんなにファンいないでしょ」クスクス 

善子(なんだかドキドキするわね…友達とか家に帰って招いたこと無かったから緊張するわ…しかも相手がリリーだから余計に///)

善子「ま、まぁ座ってなさいよ!お茶用意してくるから」カクカク 

梨子(何か動きがぎこちないわね…緊張してるのかしら?よっちゃんのこういうところかわいいな♡)

善子「はい。持ってきたわよ。って何でジロジロ見てんのよ!」

梨子「何でもないないよ~」ニッコリ

善子(くつろいでくれてるみたいだからとりあえず良かったわ)

梨子「ところで絵を描く道具持ってきてないけど…」

善子「それなら心配いらないわっ!」ジャジャ-ン

梨子「なら良かった…ってコレ結構いいやつじゃない?」

善子「ええ。そうよ!なんせこの時のために揃えたんだからあったりまえでしょ!

梨子「え?ほんとに…?」

善子(あ…ヤバイ!こんなこと言ったら何かおこがましいし、自分からめっちゃ描いて欲しいみたいになっちゃうじゃない!堕」

梨子「いや、急に自分の世界に入って独り言言いだしたから大丈夫かな~って」

善子「問題ないわ…」

千歌「お待たせ~」

曜「あれ、2人とも早いね」

梨子「今日は委員会早く終わったから~」

千歌「いいな~。私たちのとこは色々決めるのに時間かかっちゃったよ~。ねぇー曜ちゃん!」

曜「うん。委員長まとめるの大変そうだったしね。誰かさんが変なアイデアを積極的に出したせいでね~」ニヤニヤ

14: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 20:36:31.00 ID:OqUGRh3i.net
>>12
ここミスった

15: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 20:37:47.54 ID:OqUGRh3i.net
善子「それにここが堕天使の住処と知られたらヨハネのファンが毎日押しかけてきちゃうじゃない!」

梨子「ドヤ顔してるけどまだそんなにファンいないでしょ」クスクス 

善子(なんだかドキドキするわね…友達とか家に帰って招いたこと無かったから緊張するわ…しかも相手がリリーだから余計に///)

善子「ま、まぁ座ってなさいよ!お茶用意してくるから」カクカク 

梨子(何か動きがぎこちないわね…緊張してるのかしら?よっちゃんのこういうところかわいいな♡)

善子「はい。持ってきたわよ。って何でジロジロ見てんのよ!」

梨子「何でもないないよ~」ニッコリ

善子(くつろいでくれてるみたいだからとりあえず良かったわ)

梨子「ところで絵を描く道具持ってきてないけど…」

善子「それなら心配いらないわっ!」ジャジャ-ン

梨子「なら良かった…ってコレ結構いいやつじゃない?」

善子「ええ。そうよ!なんせこの時のために揃えたんだからあったりまえでしょ!

梨子「え?ほんとに…?」

善子(あ…ヤバイ!こんなこと言ったら何かおこがましいし、自分からめっちゃ描いて欲しいみたいになっちゃうじゃない!堕天使にあってはならぬ大失態よ)

16: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2016/08/17(水) 20:46:43.92 ID:OqUGRh3i.net
善子「え、えーと」

梨子「も~う!よっちゃんたら、こんな事までしなくても…

善子「…だってせっかくリリーに描いてもらうんだから良いもの用意したいじゃない///」

梨子「よっちゃん…」

梨子「じゃ、始めよ!」

善子「うん!」

END