UJ2016年09月号 ジョジョリオン&ローゼンメイデン0感想
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夏だ!水着の女の子だ!というわけでウルジャンのスペシャルピンナップにて水着の女の子が居並ぶ中、
我らが真紅ちゃんはと言いますと、体にトイレットペーパーみたいなものをぐるぐる巻きつけて沈んでました。
流石は新連載開始以来、ずっと寝ているというテンションの低さに定評のある第5ドールなだけはあります。
水没乙女、溺真紅。
それでは今月号のジョジョリオンとローゼンメイデンの感想です。よろしくお願い申し上げます。 - ジョジョリオン#057 ミラグロマンその2
- このわざとらしいメロンジュースの包み紙に合体させたミラグロマンの紙幣!
というような感じの、頭脳プレーなのか力技なのか判断に少し悩む方法ではありましたが
「苦竹財平にミラグロマンの紙幣を自らの手で破壊させて」呪いをおっ被せ返すことに成功した常秀。
最後には何だかちょっとした賢者モードにもなっていて、アオリで「少し大人に…」なんて評価(?)まで受けてます。
確かに、スタンド使いとしても人間として成長した感のある常秀ではありますが
個人的に「凄いね常秀」と素直に賞賛する気になれないのは、今まで積み重ねてきたダメ人間のイメージが
まだまだ大きすぎるせいかもしれません。俺のゲロだとか、康穂ちゃん圧迫祭り未遂とか。
実際、マイナスからかなりゼロに近づいた気がしますが、まだ限りなくゼロに近いマイナスな印象です。
一方、ミラグロマンの仔細は、結局のところスタンド能力として発現した現象だったと結論付けられそうですが
スタンドと言うよりも「呪い」であるというイメージが押し出されていた気がします。
とは言え、苦竹がスタンドという概念を知らないので、呪いという風にしか表現できなかっただけかもしれません。
ただ、この「呪い」が誕生した経緯は、ジョニィ伝説のオータム・リーブスを思い起こさせます。
今回のミラグロマンについて、杜王町の人達は大体みんな知っていて対応可能になっているというシチュも
カツアゲロードの時の展開を彷彿とさせます。と言いますか、杜王町って初心者殺しの要素が多くないですかね。
また、ここで初心に立ち返ってみて、ジョジョリオンは呪いを解く物語であるという事を踏まえますと
ミラグロマンの呪いを解かずとも攻略したと言える常秀の今回の成長の一歩は
小さな一歩かもしれませんが、ジョジョリオンという物語的には大きな一歩であると言えるでしょう。多分、きっと。
そう考えると、今回の常秀は何気ないようで結構な偉業を成し遂げていたのかもしれません。常秀スゴイ。 - ローゼンメイデン0 第6階
- 今、明かされる真紅さん爆睡の秘密。第0ドールの夢に囚われているために、ずっと寝てしまっていたのです。
となると、真紅が目覚めるのって、それこそ本当に第0ドールの悪夢が解決する直前ぐらいになりかねないのでは。
さらに明かされる第0ドール誕生の秘密。姉を欲しがった水銀燈がジャンクから積み上げたことにより
第0ドールは息吹を与えられたのか、息を吹き返したのかは分かりませんが、悪夢を見始めた模様。
と言いますか、箱庭のガラクタ園に失敗作の残骸を放置とか、水銀燈の情操教育への影響が極悪でしょうが、お父様。
ともあれ、最も成功に近づいた失敗作が第0ドールであるような、回想場面の描写でしたが、見ようによっては
それまでの失敗作全ての集合体のような感じで、第0ドールを水銀燈が積み上げたようにも思えてきます。
また別の観点から見てみると、暇を持てあました水銀燈がグロい福笑いで遊んでいただけのようにも考えられます。
そして、今月号のラストでついに「怪奇歌フ人形」として第0ドールらしき和風チックな人形。もしかして元祖ファービー?
経緯が経緯ですので、お父様が当初に目指したデザインからは変遷しているものと思われますが基本的に美少女です。
ですが、見世物小屋と言うグロテスクな舞台のせいか、美感だけでなく得体の知れない生理的嫌悪感すら纏っています。
パッと見、座敷童に見えちゃうのも、妙に怖い原因だと思います。ローゼンメイデンはやはり基本的には呪い人形。
さて、第0ドールにもちゃんと名前があり、その名付け親は水銀燈でありますが、まだそのお名前は秘密です。
しかし、彼女が生み損ないであること、水銀燈の反逆的センスを考えるに「ヒルコ(水蛭子)」とか名付けてそうで怖いです。
蛭子じゃあなくて水蛭子なのは、水銀燈と頭一文字を揃えた方が姉妹らしさがあって良いとかそんな理屈です。
蛭子だとタレント漫画家の蛭子能収さんのインパクトにイメージ引き摺られるとかそういうのじゃあないはず。
もし本当に第0ドールの名前が水蛭子だったら来月号の「絶対にまいてはいけないローゼンメイデン」100回音読します。
以上、今月号の感想です。ありがとうございました。
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