9333585リオ五輪の卓球男子団体決勝。第3試合では丹羽・吉村真晴組が健闘。1-1の第3ゲームで一時9-7とリードしたが、そこから4連続得点を許す。4ゲーム目も取られ逆転負け。第4試合の吉村も馬龍に完敗した。後がない第4試合で、なぜエースの水谷を使わなかったのか?



■複雑な「ABC」「XYZ」方式

団体戦のオーダーは監督がコイントスで「ABC」か「XYZ」を選ぶ。選択権を取った監督はほとんどが「ABC」を選ぶ。ここで両チームの1、2、3番手が決まる。

「XYZ」の日本は、X=丹羽、Y=水谷、Z=吉村(ダブルス)という順番(相手はA=馬龍、B=許昕、C=張継科)。この時点では、ダブルスの相方と第4試合以降に誰が出るか相手はわからない。


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ただし、「XYZ」の日本は第4試合にはZ=吉村しか使えず、「ABC」の中国は第4試合には、ダブルスに出ないエースのA=馬龍を起用できる。ダブルスに出ないY=水谷は第5試合にしか使えない。これは全選手が2試合に出られて、シングルスで同じ選手が対戦しないためのシステム。

倉嶋監督は水谷を温存したのではなく、使いたくても使えなかったのだ。

(source: 日刊ゲンダイ - 男子卓球 後がない第4試合で水谷を“使わなかった”なぜ?

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