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花丸
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1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 01:52:24.44 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「花丸ちゃん、女の子同士で付き合うってどういうことなのかな?」

花丸「うーん…マルも分かんないなー…」

ルビィ「そっかぁ…善子ちゃんと梨子さんが付き合ってるって聞いて気になったんだけど…マルちゃんも分かんないかぁ…」

花丸「…知りたいの?」

ルビィ「…うん、知りたい」

花丸「…じゃあ…マルと付き合ってみる?」

こんなことがきっかけでマルとルビィちゃんは付き合うことになった。
関係が特に変わるわけでもない、その程度にしか思ってなかったけど…。

69: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 23:42:26.60 ID:6/pf5BlZ.net
今気付いた、ID変わってるね、>>1です。
ごめん、やっぱり眠い。
明日出かけるから昼の更新は無し。
22時半からまた更新します。
本当にごめんなさい、明日には完結させるので…、おまけも書くので…。
寝落ちする前に寝た方が打ってたやつが消える絶望がなくて私的に助かるんです、ごめんなさい、寝ます、おやすみずら。

87: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 22:31:43.18 ID:PfElMF7w.net
またID変わってる…>>1です。
遅くなりました、昨日熱暴走やらで更新できますなくてごめんなさい、今から更新していきます。

2: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 01:59:20.08 ID:x0tnZvUU.net
花丸「ルビィちゃん、帰ろう?」

ルビィ「あ、あの、ルビィね…本屋さん行きたい…な…?」

花丸「じゃあ本屋に寄って帰ろう♪」

ルビィ「うんっ…!」

靴を履き替えてマルが行こうとするとルビィちゃんが袖を掴む。

ルビィ「あのね、手、繋ぎたいな……」

顔を真っ赤にしながらそう言ってくるルビィちゃん。
マルは微笑みながら普通に手を繋ぎ

花丸「お安いご用ずら!」

と返す。

しばらくして、ルビィちゃんが繋いで手を離した。マルがきょとんとしているとルビィちゃんは、少し恥ずかしそうに恋人繋ぎでもう一度手を繋いだ。

ルビィ「そ、その…してみたかったんだ…♪」

照れ笑いをするルビィちゃんにオラも少し恥ずかしくなっちゃいながら、目当ての本屋さんへ向かって行く。

3: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 02:06:23.33 ID:x0tnZvUU.net
花丸「さてと…オラは新刊を見るけど…ルビィちゃんは?」

ルビィ「ルビィはスクールアイドルの本見に行くね!」

そう言うと雑誌のコーナーへ行ってしまうルビィちゃん。

オラも宣言通り新刊コーナーへ向かい新刊を物色する。
少しでも面白そうな本は台車に乗せて、ルビィちゃんの様子を見に行く。

キラキラと輝いた目でスクールアイドル雑誌を読むルビィちゃん。

花丸「ルビィちゃん、買う本決まった?」

そう声をかけると、さっきまで読んでいた本を嬉しそうに見せびらかしながら

ルビィ「うん、これにするっ!」

と微笑むルビィちゃん。
マルもそれに答えるように微笑むと

ルビィ「花丸ちゃんは?」

マルの買う本は…と、台車を引っ張り近くに寄せて

花丸「これ!」

と自慢気にすると、少し戸惑ったようなルビィちゃんが

ルビィ「…そんなに?」

と呟いた。

4: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 02:12:20.48 ID:x0tnZvUU.net
そんなこんなでマル達は付き合ってるのかわからないようなまま1ヶ月が過ぎた。

2人でスクールアイドルを始めて、練習ばかりで、放課後遊ぶ余裕は、マル達にはなかった。

そんなある日。

ルビィ「花丸ちゃん」

花丸「どうしたの、ルビィちゃん?」

ルビィ「友達に戻らない?」

花丸「えっ…?」

ルビィ「…だめ?」

戸惑ってしまった。
このままでも何も変わらない、ただルビィちゃんが彼女ってだけでそれっぽいことは何もしてないマル達。

どうして…わざわざ別れる話を?

花丸「…うん、いいよ」

戸惑いながらもいつも通りを装って微笑みかけた。
安心したような笑みをしたルビィちゃんに疑問を抱きながらも言うこともできず、ただただ、いつも通りを装った。

5: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 02:15:29.26 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「実はね、花丸ちゃん…」

何やら大事なことを言おうとしているかのように真剣な顔のルビィちゃん。

首を傾げて

花丸「どうしたの?」

と声をかける。

ルビィ「…好きな人がいるの」

…何故だかマルは泣きそうで、必死にこらえて微笑みを作って。

花丸「おぉ…!頑張ってね…!」

心にもないことを、口にした。

6: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 02:20:23.10 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「…それでね、ルビィ、花火大会にその人を誘ってみたの」

頭が追いつかないまま、ルビィちゃんの話は続く。
マルは戸惑いしかないのを必死にごまかしながら相槌を打つ。

ルビィ「オッケーだって。だからねルビィ、頑張って告白しようと思うの…!」

…ルビィちゃんが勇気を出そうとしてる、一歩を踏み出そうとしてる。
応援しなきゃ、応援…シナキャ。

花丸「頑張ってね…!」

微笑んだまま、また自分に嘘をついた。

14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 03:51:04.87 ID:x0tnZvUU.net
花丸「あ、ちょっと忘れ物取ってくるずらー!」

とだけ言い残して走ってどこかへ逃げる。…部室からは遠い、人気のない廊下の隅に座り込む。
溢れる涙を必死で拭う。
どうして、友達のままなのに、どうして、どうしてこんなにつらいのかな…。

善子「ずら丸……?」

はっと顔を上げた時には善子ちゃんが心配そうにオラのことを見つめていて。

花丸「あ、善子ちゃん、どうかし…」

善子「何があったのよ…」

もうごまかせないんだなぁ、そう思うとまた涙が溢れてきた。

善子「ちょ、本当にどうしちゃったのよずら丸…!」

花丸「何…でも…ない、ずらっ…」

必死に出した声はうまく言葉にならなくて。
マルはやっと気付いたんだ。

…マルは、ルビィちゃんのことが好きだったんだ、恋愛的に。

15: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 03:56:17.49 ID:x0tnZvUU.net
落ち着いてきて、もう一度顔を上げると。

善子「あ…ちょっとは落ち着いた?」

もしかしてずっといてくれたのかな…?
善子ちゃんは本当に優しいずら♪

花丸「うん、ありがとう、善子ちゃん。それじゃあオラは…」

善子「…待ちなさい」

立ち去ろうとするマルを引き止める善子ちゃん。

善子「何があったのかくらい言いなさいよ…友達でしょ!?心配なのよ!!」

大きな声にびっくりして振り返った善子ちゃんの目には…うっすら涙が滲んでいて。

マルは、今までのことを善子ちゃんに話した。

17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 04:00:33.56 ID:x0tnZvUU.net
善子「そうなの…。それでずら丸はどうするつもりなの…?」

花丸「マルは…ルビィちゃんを応援するずら」

善子「それで…いいの?」

花丸「…いいのっ」

そう言って微笑む。
困ったような表情をした善子ちゃんに手を差し出して

花丸「さ、練習いくずらー!」

と元気よく声をかける。
呆れた顔をした善子ちゃんは

善子「無理だけはするんじゃないわよ」

と言って部室へと走っていった。

マルは無理なんかしてないよ、ルビィちゃんの夢がマルの夢なんだから…

18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 04:09:45.62 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「あ、花丸ちゃんおかえりー」

ストレッチをしていたルビィちゃんは、オラが来たのに気付くと立ち上がって微笑みかけてくれた。

花丸「遅くなって申し訳ないずらー…」

軽く頭を下げながら言うと、焦ったようにルビィちゃんが手をぶんぶんふりながら

ルビィ「全然大丈夫だよ!…あ、あの…もし良かったら今日……」

…あぁ、好きな人の話かな?
恥ずかしそうにもじもじしながら小声で話すなんて、それぐらいしかないだろうし…。

花丸「今日?大丈夫だよ?」

首を傾げながら微笑みかける。
ぱっと表情を明るくしたルビィちゃんが

ルビィ「じゃあ練習の後に、お願いね…!」

と、軽く跳ねながら言う。

何だか、そんなルビィちゃんの姿を見ていたら上手く微笑めてない気がしてきたけど、それはきっと、気のせいずら。

19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 04:17:14.03 ID:x0tnZvUU.net
練習が終わって着替えて。
帰り道。

ルビィ「恋愛相談、してもいい…?」

花丸「オラじゃ力になれるか分からないけど…いいよ?」

ルビィ「告白するなら、花火の途中途切れた時がいいかな…?それとも帰りかな…?」

花丸「うーん……」

オラだったらどうするかな…勇気の無いオラなら、ダメになってもすぐ逃げれる帰りかな…?

そんなことを考えてたら何だか胸が苦しくって、痛くって。

上手くいかないのがマルには一番良い結果なの…?

そんなことを考えちゃうマルは最悪だ…なんて思って。

マルは、ルビィちゃんが幸せなら……それでっ……。

自分の感情を押し殺すように、手をぎゅっと握って。

そしていつも通りの微笑みで答える。

花丸「マルなら、帰りかな」

21: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 04:24:06.71 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「そっか、そうだよね…」

また何か悩み始めるルビィちゃん。
…頑張ってる『友達』を応援しないわけにはいかない。
マルが我慢すればルビィちゃんは…。

ルビィ「…あのね、花丸ちゃん」

花丸「…どうしたの、ルビィちゃん?」

ルビィ「ルビィ、大丈夫かな…怖いよ…」

自信をなくしたルビィちゃんを見たら、自然に口が動いてた。

花丸「ルビィちゃん!……オラ、言いたいことがあったの…!」

22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 04:30:19.35 ID:x0tnZvUU.net
見てくれてる人いないと思ってたから、また明日書こうと思ってたのに、見てる人がいらっしゃって嬉しくなって続き少し書いたけど眠いんでまた明日続き書きます。
コメありがとう。全部見てる、嬉しいです。

35: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 16:09:09.19 ID:x0tnZvUU.net
ルビィ「花丸…ちゃん……?」

花丸「マル…ルビィちゃんのことが好きなの!大好きなの!ルビィちゃんといると楽しくて、幸せで…こんな人初めてで…これはきっと恋なの…!」

ルビィ「花丸ちゃん…」

戸惑ったルビィちゃんの顔。
だけどマルは精一杯の微笑みをしてみせた。

花丸「……さ、マルも告白する勇気出せたんだからルビィちゃんも勇気出せるよ…!絶対大丈夫、ね?」

マルがフラれる代わりにルビィちゃんが勇気を出せるのなら。

その思いだけで、結果の分かっていた告白をした。

ルビィ「うん…!ルビィ、がんばルビィ!」

そう言って家の方に走っていくルビィちゃん。

その後ろ姿を見ながら、マルは自分に言い聞かせるように呟いた。

花丸「大丈夫、マルは1人でも」

36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 16:10:12.37 ID:x0tnZvUU.net
意外と応援してくれる方が多かったので1レスのみ投下。
今晩たくさん続き投下します。

44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 22:06:47.61 ID:x0tnZvUU.net
そして花火大会の日。

マルは家のお寺から見ようと、縁側に座って空を見上げた。

まだほんのり明るい空。現在18時。19時半から始まる花火大会。

あぁ、そういえばルビィちゃん、18時に待ち合わせって言ってたなぁ…。

使い慣れることのない携帯を開き、メールの画面を開く。

『18時に待ち合わせなの、どうしよう、胃が痛くなってきたよぅ…』

このメールを見るのはもう何度目だろうか。
今頃ルビィちゃん達は楽しんでるのかな。

会場の方をチラッと見るとお米よりも小さい人がたくさんいるように見えた。
あの中にルビィちゃんもいるんだろうなぁ…。

『自信を持って頑張って』

頑張ってそう打ったメールをルビィちゃんに送る。

もう一度見上げた空には、いくつかの星が瞬いていた。

星さん、ルビィちゃんに力を分けてあげてください…。

そんなことを思いながらもう一度縁側に座った。

46: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 22:14:39.55 ID:x0tnZvUU.net
部屋の灯りを頼りに本を読んでいると。

ひゅー…どーん、と大きな音をたてて花火が上がった。

慌ててしおりをはさみ空を見上げる。

花丸「ほわぁ……綺麗ずら……!」

そう呟いた瞬間、携帯が一瞬光った。
メールが来ている、という通知のランプらしいそれがついてるということは、本に夢中で気付かなかったのだろう。

届いていたメールはルビィちゃんからで。
件名は、悲報?

マルはドキドキしながらそのメールを開いた。

花丸「え……?」

動揺したマルの顔を花火が照らす。
そんなことも気にならないほどに、それはマルにとっては予測外だった。

『ドタキャンされちゃった。でも関係悪化しなくて良かったってどこかほっとしてる自分がいるよ…』

47: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 22:21:14.13 ID:x0tnZvUU.net
良かったの?ルビィちゃんはそれで良かったの?

必死で考えるマルのことなんてお構いなしにあがる花火。

…ねぇ、ルビィちゃん。今どんな思いでこの花火を見ているの……?

そう思うだけで胸が苦しくなって涙がこぼれ落ちた。

良かった、とか、ほっとしてる、とか、それは本心なの?
ルビィちゃんの本当の思いなの?

本当は、一緒に見たかったんじゃないの?
もっと自分に正直になっていいんだよ…?

さっきまで綺麗にはっきりと夜空に花を咲かせていた花火が、何だかぼんやりして、夜空に滲んでいるような花火に見えた。

48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/07(日) 22:35:43.19 ID:x0tnZvUU.net
花火が一旦の区切りに入ると頑張ってメールを打つ。

『ルビィちゃんが良いならマルはとやかく言わないよ…、花火楽しんでね』

こういう時、何て言えばいいのか全く分からない。
普通の子なら思ったままを言えば良いけど、マルは思ったままを言ったら最低な人になってしまうから。

再開された花火を見上げて。

何だか無理って分かってるのに、何でも知ってそうな夜空に、助けを求めたくなってしまった。

何でも知ってそうな夜空、色とりどりの花を咲かす花火…。

いつも見ている夜空とは違って見えすぎて、ほんの少し戸惑ってしまう。

…夢で夜空を照らしたい。
千歌さんが言っていた新曲のタイトル。

真っ暗な夜空でも夢という名の花火があがれば明るく見えるよね…。

きっと落ち込んでいるルビィちゃんを、マルは励ませるかな、真っ暗な心を照らしてあげられるかな

57: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 21:12:47.10 ID:6/pf5BlZ.net
ごめん、昨日晩、寝落ちってた。
今日22:30頃から再開します。
そして今回の更新で完結させる予定です。

59: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 22:29:53.88 ID:6/pf5BlZ.net
花火が終わると縁側に座り本をもう一度開く。

今、自分が置かれている状況すらも忘れて本の世界に入れるのも本の良いところ。
悲しいことも忘れて本の世界に入れるから…。

そんな時。
マルとルビィちゃんで歌った歌が流れる。

夢を語る言葉より、夢を語る歌にしよう、それならば今を伝えられる気がするから♪

画面には、着信:ルビィちゃんの文字。

少し怖くなりながらも震える手で受話器のマークを押した。

60: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 22:39:29.33 ID:6/pf5BlZ.net
『…もしもし?』

花丸「もしもし、どうしたの?」

『花丸ちゃん、その…ルビィ、どうしたらいいのかな……』

どうしたら…。多分、ドタキャンされたことだろう。
どうしたらいいのかな、どんな言葉をかければいいのかな

花丸「……それ…は………」

『……あのね!』

戸惑っていよオラを見透かして気遣うように声をかけるルビィちゃん。
その言葉の続きを静かに待つことにし、電話をぎゅっと耳にくっつける。

『明日、暇だったりするかな…?』

花丸「ほえ?どうしたの?」

『励ましてほしいの……』

これが電話で良かった、と心から思う。
自分でも分かるほどに困り目になっている。

励ます、なんて……マルにはやっぱり無理、だよ。

花丸「で、でも…マルには励ませるかどうか…」

困るマルお構いなしにルビィちゃんは

『それでもいいの!お願い…!』

と必死に訴えてくる。
考えて、少し間が開いてしまったけれど、結局オラは

花丸「分かった、いいよ」

って答えてた。

62: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 22:50:20.26 ID:6/pf5BlZ.net
花丸母「花丸ー、そろそろお風呂入りなさーい?」

花丸「あ、今行くずらー!…ごめんね、明日の予定はメールで送ってほしいずら、それじゃあ!」

と、電話を切った。

携帯を部屋に置いて焦ってお風呂に向かう。
マルがはやく入らないと修行僧さん達がお風呂に入るのが遅くなっちゃうからはやくしないと…。

そんなことを思いながら廊下を軽く走る。

やっとのことでたどり着いたお風呂場。
夏場でも湯船にお湯を入れるウチ。

湯船に入ると思わずやすらぎの声が出てしまう。

花丸「ずらぁ~……」

お風呂に入ると何だか癒やされる気がするずら。
心身ともに。

…そういえば今日は花火大会があったから時間が遅いんだ。

今更そんなことを思い出してまったりする暇がないことに気付き、慌てながらもどこかマルは励ます言葉を考え続けてた。

63: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 23:00:39.20 ID:6/pf5BlZ.net
花丸「本当に喧嘩しただけだよ!……うーん…」

ぶつぶつ色んな案を呟きながら廊下を歩く。

花丸「マルじゃ、ダメかな…?」

思わず潤んだ瞳で呟く。
これはダメだって、と自分にツッコミを入れふと前を見ると。

顔を真っ赤にした修行僧さんが。

花丸「あっ、邪魔になってたずらね、ごめんなさい」

と頭を下げて通り抜ける。
それにしてもあの人…熱でもあるのかな、しっかり休んでほしいずら…。

布団に入っても思いつかない、ずっとそのことが頭から離れないのに、良い励ましの言葉は思いつかなくて。

どれもこれも嘘っぽくて、どうすればいいか、分からなくなってきた。

65: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 23:14:14.42 ID:6/pf5BlZ.net
悩み続けてたら何だかお腹がすいてきてしまって。
こっそり台所に行ってみる。

…みかんがあるずらね。
たくさん山積みにしてあるから1つ取ってもバレないかな…?

そう思ってみかんに手を伸ばして…。
1番上につまれたみかんを取ると。

花丸「ずらっ!?」

ごろごろごろー、と勢いよく崩れ落ちていくみかん。
慌てて拾い集めていると、人の気配を感じて。
後ろを振り返ると…。

花丸「…誰も、いない……?」

たしかに人の気配を感じたんだけどなぁ、と首を傾げていると、声がした。

『あなたには、迷いがあります』

綺麗な声。
きっと清い心の持ち主の声ずらね、なんて思ったり。

『自分の思うように動きなさい、さすれば道は開けます』

花丸「そうずらね…。って誰ずら!?」

今更かもしれないけれど声の正体は誰なんだろう。
マルのこと知ってるのは善子ちゃんくらいで…、でも善子ちゃんの声ではなくて…。

『秘密です、あなたの言葉を聞いて事情を察した、それだけなので。では』

ぎっ、と小さな足音をたてて声の主はどこかへと帰って行く。

自分の思うように…か。
最後のみかんを拾って、積み直して…。

マルがどうするのか、それを必死で考えて。
そして答えを出して。

明日を後悔しないように、と考えて、答えを出した。

67: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 23:21:54.18 ID:6/pf5BlZ.net
花丸「んんー…」

朝になり、軽く伸びをする。
今日はルビィちゃんを励ます日。
そしてマルの運命の日。

お気に入りのワンピースを着て、朝ご飯を食べて。

本を読んで過ごして。
待ち合わせ時間が近くなってきたらでかけて。

待ち合わせの場所で空を見上げてルビィちゃんを待つ。

太陽に手をかざして。
…頑張ろう。

お日様から力をもらうように、手をかざしたまま、ぎゅっと手を握った。

68: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 23:34:39.38 ID:6/pf5BlZ.net
ルビィ「おまたせー…!待った……?」

走ってきたのか、少し息のあがったルビィちゃんがマルに声をかける。

花丸「全然待ってないよ?さて…どこに行こうかー…」

ここで立ち話もなんだなぁ、とどこか行けるところを考えてみる。

ルビィ「あの、それなんだけど…ここ、どうかな?」

ルビィちゃんがスマホ?というものの画面を見せる。
そこにはカフェらしきものが存在していて。

花丸「これ…は…?」

ルビィ「近くで見ていいよ?」

と、ルビィちゃんがスマホを渡してくれる。
落とさないようぎゅっと握りしめると…。

画面が突然真っ暗になった。

花丸「ずらぁっ!?」

ルビィ「ピギィッ!?どうして電源切っちゃったの!?」

花丸「いや、あの、マルは持ってただけで…」

困惑しながらそう説明すると、焦ったルビィちゃんがスマホの側面についているボタンを長押しした。

ルビィ「再起動、時間かかるのに……」

何だか悪いことしちゃったのかなぁ…?
よく分からないオラは、ただひたすらに見守ることしか出来なかった。

86: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 22:29:51.77 ID:PfElMF7w.net
ルビィちゃんが大慌てで再起動?をして。

それからマル達はカフェに行くことになり、カフェでまったり飲み物を飲んで過ごした。

その間のルビィちゃんはいつも通りで、落ち込んでなどいなさそうだった。

マルからその話題を出していいのか分からずにずっと黙っていたら…ついにルビィちゃんが口を開いた。

ルビィ「あのね、花丸ちゃん」

花丸「どうしたずら…?」

ルビィ「あの、昨日ドタキャンした人、なんだけどね…」

とうとうその話題が来たか、と何だかマルは寂しくなってしまう。
でもルビィちゃんを励まさなきゃ。
だから、だからー…。

今だけは、オラだけどオラじゃない状態にならせて…?

89: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 22:36:11.14 ID:PfElMF7w.net
ルビィ「よくよく考えたらやっぱり違うの」

…え?
やっぱり違う?何が??

戸惑いながらもルビィちゃんの話を聞く。

ルビィ「もっと話しやすい人がいいの、そう考えたら最初に浮かんだのは花丸ちゃんでー…」

マル?
マルがルビィちゃんが一番付き合うなら、って人なの??
どうすればいいの?
でも、でもー…。



…すごく、嬉しいずら。

91: 名無しで叶える物語(緒ホ)@無断転麹レは禁止 2016/08/10(水) 22:44:11.27 ID:PfElMF7w.net
ルビィ「花丸ちゃん、どうして…、どうして、泣いてるの?」

ルビィちゃんに指摘されて初めて気付いた。
マルは泣いていた。自分でもよくわからないけど。

きっとどこか悲しかったんだ、マルは好きなのにルビィちゃんは別な人が好きってこと。
だけど我慢してたつらさと、ルビィちゃんがマルのこと好きだと思ってくれてたことが嬉しくて嬉しくて、泣いてしまったのかもしれない。

花丸「ルビィ…ちゃん、マルの話、聞いてくれますかっ…?」

もう一度、マルの思いを伝えるよ。
今度はあなたに届くように、背中を押すための言葉じゃない、マルの思いを。

92: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 22:53:15.28 ID:PfElMF7w.net
ルビィ「…うん」

少し真剣な表情になったルビィちゃんが頷く。

マルは少し深呼吸して…、思いを言葉にする。

花丸「マルは、ルビィちゃんのことが好きだよ。前にも言ったけど…大好きずら。ルビィちゃんが好きな人がいるって言ってた時、諦めよう、とは思ったんだけどね…?」

花丸「それでもどこか諦められなかった、ずっと好きだった。もしもルビィちゃんがマルのことを好きでいてくれてるのであれば…」



花丸「偽恋じゃなくて、本気で付き合いませんか?」

93: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 23:04:51.14 ID:PfElMF7w.net
恐る恐る、ルビィちゃんを見ると…。

その表情はかつてないほど嬉しそうで。
立ち上がったな、と思うと抱きしめてくれた。

ルビィ「花丸ちゃん、ごめんなさい、ルビィ全然気付かなくて……」

その声は少し震えていて。
なんだかオラ、また涙が溢れそうになってきた。

ルビィ「ルビィも、遠回りしすぎたけど、だけど……花丸ちゃんが好き…!大好き…!!」

その言葉を聞いた瞬間、マルは涙が溢れて。

幸せだった。

94: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 23:11:27.80 ID:PfElMF7w.net
ルビィ「本当にいいの…?ルビィで…」

花丸「ルビィちゃんがいいの…!」

ルビィ「なら……」

そう言って離れるルビィちゃん。
そして勢いよく頭を下げて

ルビィ「これからルビィのこと、よろしくお願いします!」

なんて。
…これでマルの話はおしまい。
もう、夢は…オラの夢も、ルビィちゃんの夢も…叶ったから。

95: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/10(水) 23:21:12.52 ID:PfElMF7w.net
一応ここで終了です、おまけで後日談とよしりこをすこしずつ書く予定。
おまけはちまちましていくのでペースに期待はしないでくださいませ…。

101: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 11:37:23.40 ID:h4Nm0pfQ.net
梨子「よっちゃーん!」

善子「あっ、リリー」

…ずら丸の話を聞いた数分後。
私の一番大切なリトルデーモンが声をかけてくれる。

桜内梨子、通称リリー。
ヨハネにとって一番大切なリトルデーモン。

学年も違うのに、何か仲良くなっちゃったのよね。
シャッフルユニットでも一緒だし。

梨子「ねえねえよっちゃん、今日暇?」

善子「何、どうしたの?」

梨子「久しぶりに一緒に出かけない?……デート!」

なっ、いきなり何を言いだすのよこの子は!!
このヨハネとデ、デデ、デートォ!?

善子「デ、デート!?あー、えっとー、そのー…」

梨子「もー、よっちゃんったら肝心なところで臆病なんだからっ」

そう言いながらリリーが私のお団子に黒い羽をさす。
私の堕天使スイッチが入る。

善子「ふっ、いいわよ、リトルデーモン?この堕天使ヨハネと一緒にデートに行けるなんて感謝なさい!………ハッ!?」

梨子「やったー♪」

…なんだろう、このしてやられた感は……。

103: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 16:32:58.48 ID:h4Nm0pfQ.net
善子「…と言っても、どこに行くわけ?」

梨子「そうだなぁ…、まだここらへん詳しくないし、よっちゃんに案内してもらいたいかな?」

それってつまり丸投げじゃない!?
内心そんな突っ込みを入れながら行き先を考える。

善子「そうねぇ、それなら沼津の方に行く?」

梨子「あ、それならよっちゃんのお家行きたい!」

善子「だっ、だめだめだめ!家には来るなぁっ!!」

でも沼津は都会、とか皆言うけど、そんなに行きたいところ、なんてないのよね。

まぁそこに住んでるから、なのかもしれないけど…。
リリーは、どんなところに連れていったら喜ぶかな、そんなことを考えて空を見上げた。

そういえば花火大会が来週あるんだっけ。
まぁ人が多いの、嫌いなんだけど。

108: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:06:24.68 ID:h4Nm0pfQ.net
大型ショッピングモールに行くことになり、うろうろしていると。

梨子「あ、浴衣だ…!そういえば来週花火大会があるんだよね、一緒に行きましょ?」

とリリーが微笑んだ。
まぁ覚悟はしてたけど…。

善子「仕方ないわねー…いいよ?」

梨子「やったぁ♪じゃあ浴衣買おーっと」

善子「ちょちょ、今買うの!?」

梨子「うん、どうせならよっちゃんの意見も聞きたいし?」

私の意見も聞いてって…、一緒に浴衣選ぶとか、そんなの初めてだから何言えばいいか分かんないし…!

善子「じゃあ…リリーはこんなのとか?」

落ち着きのある薄めの赤の浴衣を指さしてみると、リリーは目を輝かせてその浴衣へ近づいていった。

梨子「これにする!」

善子「即決!?もっと悩んだりしないの!?」

梨子「だってよっちゃんが選んでくれたんだもん!」

くっ…嬉しいじゃない。

梨子「じゃあよっちゃんのは私が選んであげるねー?」

えっ、えええーっ!?
お互いの浴衣選ぶとか、何よそれ!!
すっごく…すっごく…嬉しそう?

善子「で、でも、ヨハネは和服は似合わない、というか…」

梨子「こんなのどう?」

お構いなしに選んできた浴衣は黒を基調としていた浴衣。
ヨハネに似合いそうで、文句なしの選択だった。

善子「さすがね、リトルデーモン…ヨハネにピッタリだわ」

梨子「喜んでもらえたなら嬉しいよー」

今頃、ずら丸とルビィは何してるのかしら。
ずら丸は相変わらずなのかな、夏祭りも、一緒に行かないのかな?

…ふと頭にそんなことがよぎった。

109: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:19:16.20 ID:h4Nm0pfQ.net
そして花火大会の日。

19時に待ち合わせをしてたのだけど、先に屋台を見ておこうと18時半についた。

その時、可愛らしい浴衣を着た、赤毛の見覚えのある後ろ姿…ルビィがそこにいた。

人ごみを掻き分けてルビィに近付き肩を叩きながら声をかける。

善子「ルビィ…!」

ルビィ「ピキャァッ!?善子ちゃん…!?」

善子「どうしたのよ、1人…?」

そう言った瞬間、ルビィの表情が切なげに変わった。

ルビィ「…嘘、ついちゃったの」

善子「…え?」

ルビィから聞いた話は、信じられなくて信じますたくない話だった。

110: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:25:28.74 ID:h4Nm0pfQ.net
>>109
誤字訂正

そして花火大会の日。
19時に待ち合わせしてたのだけど先に屋台を見ておこうと18時半についた。

その時、可愛らしい浴衣を着た、赤毛の見覚えのある後ろ姿…ルビィがそこにいた。

人ごみを掻き分けてルビィに近付き肩を叩きながら声をかける。

善子「ルビィ…!」

ルビィ「ピキャァッ!?善子ちゃん…!?」

善子「どうしたのよ、1人…?」

そう言った瞬間、ルビィの表情が切なげに変わった。

ルビィ「…嘘、ついちゃったの」

善子「…え?」

ルビィから聞いた話は、信じられなくて信じたくない話だった。

111: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:33:46.42 ID:h4Nm0pfQ.net
ルビィ「ルビィね…花丸ちゃんと付き合っててね…。ルビィは花丸ちゃんのこと、好きだったんだ」

…待って、どういうこと?
ルビィはずら丸じゃない人が好きなんじゃ…?

ルビィ「でも付き合ってても特に何もなくて…それが嫌で、振り向いてほしくて、他に好きな人がいるって言って別れたの…」

ルビィ「花丸ちゃん、何も言わず応援してくれて…花丸ちゃんから告白もしてくれたんだけど、どうもルビィを応援するためにしてくれたみたいで…」

ルビィ「本当は今日、花火大会に花丸ちゃんを誘おうと思ったんだけど言い訳が思いつかなくて…。告白出来たか、花丸ちゃんは気にするだろうから、今ドタキャンされたことにしてメール送ったの…」

話を聞き終わったのか分からないほどのタイミングで。

ルビィが言い終わるのとどっちがはやかっただろうか、というぐらいのタイミングで。

私はルビィをひっぱたいてた。

善子「あんた……それでもずら丸の親友なの!?」

113: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:44:42.67 ID:h4Nm0pfQ.net
ルビィが潤んだ瞳でこちらを見つめる。
泣きたいのは…泣きたいのは、ずら丸の方なんだから!

善子「ずら丸が心から応援してくれてると思ってるの!?ずら丸はね、ずっと耐えてたのよ!?あんたが好きだから、好きだからこそ応援しなくちゃいけないって必死に頑張ってたのよ!?そんなことにも気付けなかったの!?」

ハッとしたようなルビィの表情。
遅いよ…遅すぎるよ…。

善子「振り向いてほしいって、もっとやり方があったんじゃないの!?ずら丸がどれだけ辛い思いしてたと思ってんのよ…!!」

ルビィの返事を聞かずにその場から急いで立ち去った。
言い訳は聞きたくなかったし、待ち合わせ時間もあるから…。

119: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/12(金) 15:58:37.99 ID:VzAVvYf+.net
梨子「よっちゃん…」

木陰から出てきたリリーはどこか心配そうな表情で。

善子「あっ、リリー。おまたせ」

梨子「さっきの…見てたの」

見られちゃってたかー…。
リリーに心配性はかけたくないし、そもそもあんなん見たら楽しめるか…やっちゃったなぁ。

梨子「やっぱりよっちゃんは良い子なんだね」

そう言ってリリーが私に抱きつく。
私が…良い子?

善子「ちょっ、リリー!良い子って何よ、ってか離れろーっ!」

素直に離れたリリーは微笑んでこちらに手を差し出した。

梨子「じゃあ、花火が始まるまで屋台まわろう?」

善子「……うん!」

私はその手を握って屋台へ足を進めた。
はぐれないように、という名目でリリーの手を強く握りながら。

126: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/14(日) 14:27:23.79 ID:5ObhYB/E.net
人ごみに飲まれそうになりながら歩いていると。

ひゅー…どーん、と大きな音をたてて花火が上がった。
その瞬間その場にいる人達の目線が空に集まる。
私だけは、何となくリリーの方を向いて…。

目を輝かせたリリーが私を見て微笑んだ。

梨子「ね、よっちゃん、綺麗だね…!」

善子「本当にね…!」

梨子「…ねぇ、よっちゃん」

花火の音で聞こえなかったけど、何かを言うと恥ずかしそうにして…。

首を傾げると、リリーは頬を膨らませて…


私と影を重ねた。

127: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/08/14(日) 14:28:35.84 ID:5ObhYB/E.net
以上、よしりこ編おまけでした、次からはルビマル後日談になります。