ジョジョの奇妙な冒険DU第21話「吉良吉影は静かに暮らしたい その1」感想
婦女子スレイヤー吉良吉影33歳。何故か年齢確認に力が入っていた吉良吉影33歳。
三十路の社会人ラスボスというのが当時としては珍しめな存在だったからかもしれません。
「真崎杏子16歳!」とまでは言いませんが、この吉良サンの年齢が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
そんな吉良サンは「静かに暮らしたい」との今回のサブタイトル通り平穏な人生を目指していますので
女性のタイプも騒々しい女性よりも物静かな女性が好きなのでしょう。だとすれば女性の好み自体は承太郎とほぼ同じです。
ただ、いくら騒がしい女性でも、吉良サンと付き合うと物理的に静かな彼女にさせられてしまいます。
- いけない子だ
- 美味しそうなカツサンド描写での飯テロ場面かと思いきや、とんでもない爆風消火めいた吉良サンの指フェラ。
誰にも見られていないだろうとタカをくくっているのか、吉良サンはかなりやりたい放題です。
細やかな気配りと大胆な行動力が身上の吉良ですが、大胆すぎるにもほどがあります。
仮に監視カメラにでも写っていたならば人生完全終了だと思われますが、1999年代はそこまで監視社会ではないか。
- ちょっと臭ってきたか
- 食事中に彼女から死臭が漂ってきたら確かに嫌ですね。これが本当の腐女子ってか。
そもそも、臭い云々以前の問題が山積みですが。吉良サンは全く気にしていません。
彼女の断面がずっと黒塗りなのでアニメでは断面がどういう状況なのかは分かりませんが
漫画の方と同じだとすると、切り口は切ったまんまで防腐処理的な事は何もやってないか、やっていたとしても最小限。
むしろ彼女が腐ってきたのを契機に、新たな女の子探しを考え始めているあたり
彼女の腐敗の進行状況も、吉良の殺人衝動サイクルに折り込み済みなのかもしれません。
彼女が腐ってきたんだから、新しい彼女を探さなくちゃという使命感。実際狂人です。
- 15年前から手掛かり一つ残したことが無いが
- 今回の重ちー勘違い事件が「スタンド使い同士は引かれ合う」原理によって起きたとも言えるならば
彼女をやたらと持ち歩く吉良の危機管理意識があまり高くなかったように思われます。歩きスマホならぬ歩き彼女。
億泰のンまい棒みたいに、吉良の彼女型スマートフォンとかコラボでどこか作ったりしませんか。絶対に売れないと思います。
話を戻しますと、チリペッパーの音石明は同じ町にスタンド使いがいる限り、いくら隠れても自分の正体はいずればれると
考えていましたので、リスク管理に限れば音石の方が意識は高かったと言ってもいいかもしれません。
しかし、15年間もばれずに上手くやってこれたせいで、吉良がどんどん大胆になっていったとも考えられます。
- 何で幸せそうな奴らをオカズに飯を食わなきゃなんねーんだよ
- 前回のシンデレラの回での億泰のリアクションからして、ご飯がもれなく涙の味になりそうです。
ただ、康一君は逆の立場だったとしても「他人の幸せで飯が美味い」と普通に言ってのけそうです。聖人か。
- 学校侵入時にノー手袋な吉良吉影
- 漫画の方でも少しだけ分かりづらいのですが、体育準備室に忍び込む際に吉良はどこから調達したのか
ゴム手袋のようなものをしていました。しかし、アニメでは素手です。漫画の方の手袋の件については
彼女の腐敗対策や緊急場面でのカモフラージュのためにか何かで普段から実は持っていたという理由が有り得そうです。
その辺で拾ったと言われたら、それきりですが。
とは言え、この手袋には吉良のリアル犯罪者っぽさと指紋対策としての場当たり的な安っぽさが同居していて
個人的には好きな表現だっただけに、素手になってしまったのは残念です。吉良の変態性が減った気がします。
- 一人程度なら始末できるが三人は厄介だ
- 「三人相手でも俺は勝つぞ」とか慢心しない吉良サンは本当に奥ゆかしい人です。
彼女の取り扱いに関しては、やや慢心野郎な吉良でしたが、戦闘に関しては慎重です。
キラークイーンなら三人相手でも不意を突けば楽勝では?とも思えますが
近距離パワー型である以上、三人の内の一人でも取り逃がしてしまったら、正体がばれてアウトとなってしまいます。
この正体バレの可能性を最大限考慮しての慎重な判断が「三人は厄介だ」との台詞に繋がったのでしょう。
これだけ慎重だからこそ15年間をノー証拠で切り抜けて来れたという実績にも説得力が生まれます、多少。
これが、何でも爆破で解決という性根だったら普段の行動からして、もっと雑になっていたかもしれません。
サンジェルマンでの指フェラとか結構、雑な行動に思えますが、吉良本人としてはまだ自重した行為だったはず、多分。
跳び箱に閉じ込められた時にもスタンドではなくハンガーに頼った事からして、キラークイーンは奥の手の中の奥の手です。
完全にバレてしまうまではスタンドに頼らず、自分の知恵と勇気で乗り切ろうとする気概は素晴らしいと思います。
やむを得ぬ身体的支障があったからとは言え、タンスの隙間の落とし物をスタンドで拾うポルナレフとは一味違います。
- キラークイーンと私はこいつを名付けて呼んでいる
- 登場シーケンスは流石の貫録。どす黒いオーラが、いやがうえにも迫真さを演出です。
一方の登場後において、遠目では小顔化して痩せたように見えるキラークイーンさん。もっとマッシブじゃなかったかしら。
以上、来週以降のキラークイーンのアクションにも期待せずにはいられない今週の感想です。ありがとうございました。
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- :-:2016/08/22(月) 21:51:11
- キラークイーン出る直前くらいから急に作画が力尽きた感があったな。
修正あるといいんだけど。
- :-:2016/08/22(月) 21:51:28
- 折角どす黒いオーラまとって格好良く登場したのに
引きの場面のキラークイーンの上半身がしょっぱかったですね
- :-:2016/08/22(月) 22:16:40
- 頑張れ田淵!
- :-:2016/08/22(月) 22:44:44
- 身上→信条かしら?
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- キラークイーンはアニメの作画気にしない自分でも何だか微妙に感じたので円盤で修正されるかしら
- :-:2016/08/22(月) 23:29:12
- キラークイーン登場シーンで澤井の描いたオシリスを思い出した
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- 影のキラークイーンは良い感じだっただけに、直後の作画がなぁ
さすがに円盤では修正されると思う
- :-:2016/08/22(月) 23:59:21
- エロペンギンとポルナレフディスに草不可避