Nikkei Asian Reviewは22日(現地時間)、2020年の東京オリンピックにて使用されるメダルは、国内の電気電子機器廃棄物(E-waste)を再利用する形で制作される見通しと報じています。
Nikkei Asian Reviewによると、2020年に東京にて開催される夏季五輪において選手に授与される金メダル、銀メダルおよび銅メダルは、国内の電気電子機器廃棄物から回収した金、銀および銅を材料として作成される予定とのことです。
また、2012年のロンドンオリンピックにおいては、9.6kgの金と1.21トンの銀、700kgの銅をメダル制作に要したとされていますが、少なくとも日本は2014年において、廃棄物から143kgの金、1.566トンの銀および1112トンの銅を再生することに成功しており、東京オリンピックのメダル作成に必要とされる量は優に賄うことは可能であると目されています。
なお、日本では毎年およそ65万トンものスマートフォンおよび小型家電製品が廃棄されているものの、業者などによって収集される廃棄物の量はわずか10万トンにも満たない模様。
一方で、国内の電気電子機器廃棄物の中に “埋蔵” されている金および銀の総量は、それぞれ全世界の埋蔵量の16%と22%に相当するとも報告されており、その意味において、日本は資源大国であると言えるのかもしれません。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
俗に言う「都市鉱山」ですな
咥えにくいw
これはこれで面白い取り組みかもしれないね。