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岩田聡によるファミコン最初期のプログラムコードが発見される!?
 

岩田聡によるファミコン最初期のプログラムコードが発見される!?


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 それは、ゲームのプロトタイプ研究家であるFrank Cifaldiさんのツイート「私はゲーム史に残る物を所有しています」から始まりました。



 これらファミコン用のプロトタイプです。書き換え可能な古いEPROMです。中身は『ハイパーオリンピック』『サッカー』『スターゲイト』『ジャウスト』です。



 Frank Cifaldiさんはこれらのお宝をヤフオクで手に入れたんだとか。



 以下、このようにつづけました。

 『ジャウスト』には興味深い歴史があります。元々このソフトは任天堂とATARIの提携作品として生まれました。プログラムをしたのが任天堂の前社長である。故・岩田聡さんだったのです。(当時はHAL所属)
 しかし、なんらかの事情により、その夢のコラボレーションは実現しませんでした。


  結局、任天堂はそれをお蔵入りさせてたのですが、1987年にHAL名義で発売されることになりました。したがって、このプロトタイプ『ジャウスト』は任天堂のために岩田聡さんが書いたもっとも最初期のコードに間違いありません。



 このオークションを発見したFrank Cifaldiさんはシリアルコードに注目。これらは1984年に作られたと考えました。つまり彼は、このプロトタイプ『ジャウスト』が製品版とは大幅に違う可能性が高いことを見抜いたのです。


 実際に、彼が入手したプロトタイプ『ジャウスト』には製品版と明らかに違う点がいくつかあったという。

ゲーム界のトップに立った天才プログラマー 岩田聡の原点: 高校同期生26人の証言

 このお蔵入りした『ジャウスト』がその後、名作『バルーンファイト』につながったという話はマニアの間では有名ですね。しかも岩田さんはのちに任天堂の社長になっている。そう考えると、これは歴史的にも非常に意義のあるプロトタイプだということがわかります。


 さらにこんな物も……


 私は同じ売り手から『スーパーマリオブラザーズ』のプロトタイプも入手しました。得点表示などのテキストがスクロールします。これは製品版にはない演出です。(バグかもしれませんが)



 この出品者は他にも同じようなプロトタイプをいくつか出品していたんだとか。ぜんぜんスルーしてたなあ。いつだろう。


 製品版とは異なるプロトタイプゲームは、ゲーム開発についての様々な発見や洞察を提供してくれます。しかしこれらのROMは上書きされ最終的に廃棄される運命であり、本来は市場に出回らないものです。Frank Cifaldiさんのようなマニアがいなければ、それらの貴重な資料は、永遠に闇へ葬り去られていくのでしょう。


 情報元:Sketchy Auction Turns Out to Be a Rare Nintendo Prototype (WIRED)



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[ 2016/08/25 10:17 ] ファミコンニュース | コメント(0)
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