2016年08月25日

シン・ゴジラに学ぶ緊急事態対処　「実在の日本政府の安全保障・危機管理組織の解説」

サークルドラゴニア（dragoner氏）の夏コミ新刊『シン・ゴジラに学ぶ緊急事態対処』が、とら秋葉原店A＆C、ZIN秋葉原店に24日に入荷し、サークルさんのコメントでは『映画シン・ゴジラに登場する実在の日本政府の安全保障・危機管理組織の解説本(20ページ)』とのこと。　

サークルドラゴニア（dragoner氏）の同人誌　「シン・ゴジラに学ぶ緊急事態対処」

内閣情報集約センター　初動対処の流れ
「"東京湾アクアラインでの浸水発生後、集約センターからの第一報が矢口内閣官房副長官と志村内閣官房副長官秘書官に届く"　ここに出てくる集約センターとは
内閣情報調査室内の内閣情報集約センターのこと」

総理官邸危機管理センター
「上の画像は、内閣府政策統括官（防災担当）付企画官が2014年の東大のイベントで発表した資料にあった政府災害対策本部体制の図です。官邸危機管理センター内
オペレーションルームと推測されます」

とらのあな秋葉原店C

COMIC ZIN秋葉原店

とらのあな秋葉原店A

サークルドラゴニア（dragoner氏）の夏コミ新刊『シン・ゴジラに学ぶ緊急事態対処』が、とら秋葉原店A＆C、ZIN秋葉原店に24日に入荷した。

サークルさんのコメントは『映画シン・ゴジラに登場する実在の日本政府の安全保障・危機管理組織の解説本(20ページ)』で、Twitterでの夏コミ告知が『シンゴジで登場した多数の日本の危機管理について、災害緊急事態の布告といった制度や立川広域防災基地といった施設を解説致します！』だったもの。

収録している内容は、ゴジラ第一次上陸時の初動対処の流れや、用語解説、"総理官邸危機管理センター""東京湾臨海部基幹的広域防災拠点"などの施設解説、立川への退避について、総理臨時代理の序列について、有害鳥獣駆除を名目にした自衛隊の治安出動についてなどを、紹介・解説・考察されてる。

ちなみに、サークルドラゴニアのdragoner氏は、前書きでは『8月25日に星海社から出る「安全保障入門」が校了したのが8月5日。その日にシン・ゴジラを観に行き、評判通りのクソ面白さに大興奮。急遽、自分ですぐ書けるシン・ゴジラ本として本書を企画しました』、『この本では、シン・ゴジラに出てきたものを中心とした、日本の危機管理・安全保障のフロー、組織について解説をしたいと思います』などを書かれている。

「シン・ゴジラ」では実際の防災拠点をそのまま撮影に使っているのは、ファンの間では周知の事実。一種の災害シミュレーションともいえる内容から緊急事態対処を学ぼう、というコンセプトで書かれた1冊。
立川広域防災基地といった施設や、災害緊急事態の布告といった制度など、劇中に登場した要素をじっくりと解説。「シン・ゴジラ」への理解を深めると共に、日本の危機管理の今を知ることができますよ。
とらのあな通販

『シン・ゴジラに学ぶ緊急事態対処』の感想には、やんぴんさん『中身は主に省庁側の「事が起きた」時の初動対処などでしたが、有明公園や立川の予備施設の事も載っていて、中身の濃い１冊でした』、あろかさん『激甚災害発災時の初動対応の流れが分かりやすくまとめられてるのだけど、シン・ゴジラに感じたリアリティの秘訣がわかったような』、奇くらげさん『あの会議シーンやそのメンバーの召集などが現実のシステムに乗っ取ったものだということがよく分かりました。もう1回映画観よう』などがある。

なお、サークルドラゴニアのdragoner氏は、あとがきで『調べるほどシン・ゴジラの設定や考証がよく出来ており、特に首相官邸オペレーションルームの配置は、実際の配置例を見るとほとんど同じなのに驚きました。この本を作っているうちに、細かい考証が、きっちり画作りに反映される映画だったと分かってくると、テンションが上がってきたのが自分でも分かりました』などを書かれている。

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