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大炎上 | そしてボクは外道マンになる 漫画のヒーローみたいな人と会えて感激す
 

そしてボクは外道マンになる 漫画のヒーローみたいな人と会えて感激す

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『グランドジャンプPREMIUM』連載、「そしてボクは外道マンになる」の第3話
初の連載「ドーベルマン刑事」の1話を完成させて平松伸二は意気揚々…と思いきや、実際はそうでもなかったみたい。夢を見て「ボクがハイジャック犯を撃ち殺した!?」と嫌な気持ちで目を覚ます。これというのも担当の権藤から「悪を描く時は悪に、加納を描く時は加納になりきって描かなきゃキャラに魂が入らねぇ」との言葉の影響で、加納に成りきって そういう夢を見たからです。やり過ぎずに ほどほどがいいってことですな。

第1話は自分で全て描いたもののやはりキツイということで、2話からアシスタントを雇うことになりました。自分のアパートでは狭すぎることからジャンプ編集部近くにあった錦友館というホテルでカンヅメで描くことに。このホテルを調べたところ実在してたようですね。以下の漫画家から発言がされてます。
 江口寿史・ゆでたまご ジャンプ時代の思い出
江口寿史、愛田真夕美、ゆでたまごらが使ったことがあるそうだ
 錦友館は、小学館、集英社系だっけ
いしかわじゅんも使っていた。小学館・集英社・白泉社など一ツ橋グループご用達だったみたい

この錦友館の窓にはなぜか鉄格子があった。漫画家の脱走や自殺をさせないために…かは不明だが。権藤が連れて来たアシスタントは二人。早速 仕事に取り掛かる中、権藤はたくさんのファンレターを持参してきました。(2話を描く前に1話のファンレターが届くハズがないのだけど、そこのところの時間の前後は笑って許そう)
その多くが加納が使っているニュースーパー・ブラックホークの間違いの指摘だったそうです。今ならネットで簡単に資料を取り寄せられるけれど、そうでない当時は想像で描くしかないよね。そのお詫びが上の画像。実に41年目にしての謝罪となりました。

平松にとって初のアシスタント。しかも二人とも年上なので気を使う。一人は平松の倍の年齢を重ねているほどで、「平松くん」と言ってきた(いくら年上でも先生に対し「くん」はないだろう)。もう一人は5歳ほど年上で見かけはいいのだけど、やはり自分より若いということで陰で悪口を言ってるのを聞いてしまう。
いたたまれなくなった平松はファンレターを読むことにしたものの…
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こっちも容赦ない罵詈雑言の山だったらしい!
今ならネットで直接攻撃してくるからねー。下手すりゃ自宅に凸までしてくるので迷惑この上ないな。

ますます気を落とした平松ですが「アストロ球団」の中島先生の言葉を思い出す。この業界は子供がそのまんま大人になったような人間が多いので邪険な悪いヤツはそういない。けれど嫉妬深いイヤなヤツが多い! だから色々言われるだろうが気にするなと。そんな話をしてるうちに実際にはヒーローなどいないということに。けれど中島先生から一人だけ、漫画のヒーローみたいな人が一人だけ居ると聞かされる。誰かは教えてくれなかったけれどそれは後に知ることに。
この時代に漫画のヒーローみたいな人物といったら…とある人物が思い浮かぶよね!? ジャンプの漫画家のアノ人です!
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このような話を思い出したからか、翌朝からの平松の態度は変わっていた。
 くんというのをさんにしてもらえませんか!?
 加納のペン入れをしてるんですよ! その加納が たとえ年上とはいえ部下の警官に
 加納くんって呼ばれたらおかしいでしょ!?

権藤に言われた「キャラに成りきる」ことも影響してるのでしょう、昨日とはまるで別人! 空気が重くギスギスとした数日間が過ぎて「ドーベルマン刑事」第2話が遂に完成。終えた時、アシスタントの二人は疲労困憊していた。もう二度と平松さんの仕事はしたくないと。でも同時に「ひょっとしたらモノになるかも」と考えを改めていた…

完成した原稿を持って編集部のドアを開けようとしたら、編集部員が吹っ飛んできた! いったい中では何が起きているんだぁーー?
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    本宮ひろ志 登場ーー!
やはり漫画のヒーローみたいな人物と言ったらこの人しか居ません! ガクランにダンビラって「男一匹ガキ大将」の戸川万吉の姿そのままだ。今の担当が気に入らず編集部に殴り込みに来たらしい。さすがの迫力にヤクザな編集長の中剛と副編集長の仁死村も見守るしかありません。

これを見てカッコイイ! と平松。自分が影響を受けた三本の名作漫画──「巨人の星」「あしたのジョー」そして「男一匹ガキ大将」。その一つの作者が目の前に居るのだから感動するのも当然だ。別れ際に声を掛けてもらいこれまた感激してしまいます。
以後、平松は広いアパートに引っ越して新しいアシスタントを3人雇って連載を続けていく。これで順調に連載が続けられると思った…のも束の間、編集部はそうも優しくしてくれませんでした。

一ヶ月後、「ドーベルマン刑事」の連載は好調を維持してるものの「サーキットの狼」には及ばない。もう一勝負 賭けてみたいというヤクザな編集長の中剛の命によりドーベルマンを毎週20ページから31ページへ増大すると打ち出した!
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突発的もいいことにイキナリの1.5倍の増ページ。平松はいったいどうする?
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