モバP「アーニャとナターリアと夏の海」
「はっ、はっ、は...」
ダッ!
ナターリア「海ダー!」
P「こらナターリア!そんなに走るなー!転んじゃうぞー!」
ナターリア「プロデューサー!はやくはやくー!泳ぐゾー!」
P「全然聞いてないな、まったく...」
アーニャ「ふふっ、ナターリアとっても楽しそうです♪」
P「まあな、でもはしゃぎすぎると危ないからちゃんと見ておかないと...」
アーニャ「ダー♪ところでプロデューサー、荷物はどこに置けばいいですか?」
P「そうだな、それじゃあの辺に置こう、今パラソルとシートを広げるから」
アーニャ「わかりました」
P「悪いな、荷物持ってもらって」
アーニャ「大丈夫です、それに私よりプロデューサーの方がいっぱい、荷物持ってます」
P「俺はいいんだよ、でも心配してくれてありがとな、アーニャも荷物置いたら海に入る準備しろ」
ナターリア「プロデューサー!アーニャ!まだー!?」
P「今行くよー!それよりナターリア、海に入る前には準備運動しろよー!」
ナターリア「ハーイ!」
アナスタシア(15)
P「......」カタカタ...
アーニャ「プロデューサー、ちょっといいですか?」
P「んっ、どうした?」
ナターリア「ナターリアたち、相談があるんダ!」
P「相談?なんだよいったい...」
Prrrrrr♪
P「おっと、ちょっと待ってくれ」
P「はい、CGプロですが...なんだ、どうしたの?」
P「ああ、この間連絡したとおりだよ、多分昼過ぎには着くと思う」
P「うん...うん...それでいいよ」
P「じゃあそういうわけだから...うん、頼むよ、それじゃ」ガチャッ
P「ああ、ウチの両親だ」
アーニャ「プロデューサーの...パパとママ?」
P「そうだよ、ちょうどお盆休みを兼ねた夏季休暇だし久々に実家に帰ろうと思ってな」
ナターリア「プロデューサーの実家...」
アーニャ「どんなところですか?」
P「なーんにもないところだ、ものすごい田舎だよ、電車も1時間に1本しか通ってない」
ナターリア「へー、そうなのカ」
P「でも自然がいっぱいだぞ?子供のころは今の季節になると海で遊んだり山で走り回ったり...」
アーニャ「モーリェ、海ですか?」
P「ああ、俺の実家は海の近くなんだ、歩いて5分もかからないところにあるんだよ、昔は朝から晩まで泳いだりしたっけなぁ...」
ナターリア「そうなんダ...」
アーニャ「パニャートナ...なるほど...」
ナターリア「アーニャ、どうせなら...」
アーニャ「ダー、私もそう思います...」
アーニャ「プロデューサー、アー...実家に帰るのは、いつですか?」
P「今週末だよ、それがどうかしたか?」
ナターリア「週末か...それなら...」
アーニャ「準備、できますね♪」
ナターリア「ウン!」
P「どうしたんだよ本当に?あっ、そういえばさっき言ってた相談ってなんだ?」
ナターリア「ナターリアたちのオボンヤスミのことだヨ」
P「ああ、なるほど、心配しなくてもちゃんと二人には帰国できるくらいの連休を...」
アーニャ「そのことなんですけど...」
ナターリア「エヘヘ♪」
P「?」
ナターリア「プロデューサー、ナターリアたちからのオネガイダヨ!」
アーニャ「ダー、オネガイです」
ナターリア・アーニャ「ワタシたちもプロデューサーの実家に連れて行って!」
P(まさか俺の実家に来たいなんて言うとは...)
P(ダメだ!って反対してもどうしてもって食い下がるし...)
P(ついに根負けして連れてきてしまった...)
P(これでよかったのかなぁ...)
アーニャ「プロデューサー...ボーっとして、どうしました?」
P「んっ、なんでもないよ」
アーニャ「よかった...具合悪いのかと思って、心配しました」
P「優しいなぁアーニャは、大丈夫だよ、心配してくれてありがとな」ナデナデ
アーニャ「ふふっ、パジャールスタ♪」
ナターリア「アーニャー!いっしょにジュンビタイソーしよーヨ!」
アーニャ「プロデューサーも、3人で準備体操、しましょう♪」
P「わかったわかった、引っ張るなって...」
ナターリア「ジュンビタイソーは元気に大きく、だゾ♪イチ、ニー、サン、シー...」
P(にしても、母さんもよくオッケーしてくれたもんだなぁ...)
ブロロロロロロ...
P「ふぃ~、やっとここまで来たか...疲れたろアーニャ?」
アーニャ「ニェット、大丈夫です」
P「タフだなぁ、俺は毎回この移動でクタクタになるよ...」
「次は○○~、○○~です、お降りの方はボタンを押してください」
P「おっと次だな、アーニャ、ボタン押してくれ」
アーニャ「ダー、わかりました♪」ピンポーン
P「ナターリア、次で降りるから用意...」
ナターリア「くぅ...くぅ...」
P「ナターリア、ほら降りるぞ、おーいナターリアってば」
ナターリア「んにゅっ...」
P「ほら起きろ、置いてくぞ?」プニプニ
ナターリア「むぅ~...」
P「ダメだ、全然起きない...」
アーニャ「ナターリア、昨日は楽しみであんまり眠れなかったって言ってました」
P「しょうがないやつめ...仕方ない、おぶっていくか」
ブロロロロロロ...
P「ふぅ...新幹線で2時間、電車で2時間、バスで30分...相変わらず遠いなぁ...」
アーニャ「ここ、緑がいっぱいです、いいところですね♪」
P「逆に言えばそれしかないって感じだけどな」
アーニャ「それにモーリエ...海の匂いがします...」
P「だな、この匂いを嗅ぐと実家に戻ってきたって気分になるよ」
アーニャ「プロデューサーの実家は、ここから近いですか?」
P「ああ、だけど少し歩くからもうちょっとだけガマンしてくれ」
アーニャ「ダー、わかりました」
ナターリア「ふにゅっ...プロデューサー...」
P「はいはい、プロデューサーはここだよ」
アーニャ「ふふっ、ナターリアの寝顔、カワイイです♪」
P「まったく...」
ナターリア「ん~...」パチッ
P「おっ、起きたか?」
ナターリア「......」ボケー
パクッ
P「うひゃあっ!な、ナターリア!?」
ナターリア「はむっ...このトロかたいヨ~...」
P「こ、こら!寝ぼけるんじゃない!く、首筋はやめろー!」
アーニャ「ナターリア!プロデューサーは食べちゃ、ダメです!」
ナターリア「はむはむ...」
P「ただいまー」
母「あーらおかえり、ちょっと遅かったのね」
P「ちょっとね、それでさ...お願いがあるんだけど...」
母「なによ改まって?」
ヒョコッ
ナターリア「はじめましテッ!ナターリアデス!」
アーニャ「オーチン・プリヤートゥナ、アナスタシア、です」
母「...えっ?」
P「急で悪いんだけどさ、この子たちも泊めてもらえないかな?」
母「......」
P「か、母さん?」
母「P...アンタって人は!」グイッ
P「ぐええっ!!」
母「どこで誘拐してきたの!?しかも外国人を!だから母さんは芸能界で働くのなんて反対して...」
P「ま、待った...し、死ぬ...死ぬぅ...」
アーニャ「ニェット!プロデューサーに乱暴するの、ダメです!」
ナターリア「プロデューサー悪くないヨ!話聞いてあげてヨー!」
P「説明しようとしたら母さんがいきなり首絞めたんだよ...」
母「だからゴメンって言ってるじゃないの、でもなにもこんな何もないところに来なくたって...それに実家に帰らせなくてよかったの?」
P「俺もそう言ったんだけど、どうしてもって聞かなくてさ...」
ナターリア「ナターリアたち、プロデューサーといっしょがいいんダ、だからオネガイシマス!」
アーニャ「ダー、迷惑はかけません、家の中のこと、お手伝いします」
母「あらあら、いいのよそんな...頭あげてちょうだい」
ナターリア「じゃあ、いいノ?」
母「なにもしてあげられないけど、こんな家でよければゆっくりしていって♪」
アーニャ「スパシーバ♪プロデューサーのママ、いい人です」
ナターリア「ウンウン!ありがとナ!お世話になりマス!」
母「はいはい、さあ疲れたでしょうから楽にしてちょうだい」
アーニャ・ナターリア「ハーイ♪」
P「ありがとう母さん」
母「いいのよ、それよりあんたも事前に連絡しなさいよね、急に女の子二人もつれて来たらビックリするじゃないの」
P「うーん、なんか言い出しにくくてさ...それより父さんは?」
母「今日は泊りがけの用事で出かけてるわよ、だから今夜二人には父さんの部屋で寝てもらいましょ」
ナターリア「プロデューサー、ナターリア海に行きたいナ!」
アーニャ「私もです、泳いでみたいです」
P「まあまあちょっと待て、今日は移動で疲れただろうから明日にしよう」
母「そうよ、今日はゆっくりして明日は朝から行ってらっしゃい」
ナターリア「むぅぅ...残念だゾ、せっかく新しい水着買ってきたのに...」
アーニャ「私もです...」
P「明日見せてもらうよ、だから今日はゆっくり休め」
P(細かい事を気にしない人で助かった...)
P(母さんも娘ができたみたいって喜んでたみたいだし...)
ナターリア・アーニャ「プロデューサー♪」
P「んっ?」
アーニャ「えっと...まだ、感想を聞いて
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