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カレン「なぜ」スザク「誰も」ユフィ「助けに」ルル「来ないッ!」|エレファント速報:SSまとめブログ

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カレン「なぜ」スザク「誰も」ユフィ「助けに」ルル「来ないッ!」

1:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:12:14 ID:enlQbE2Y

■神根島にて ─────

ハドロン砲の一撃でスザクやゼロを消し飛ばしたシュナイゼル!
だが、ユフィまで巻き添えになったことを、後から知った(?)彼は……


 シュナイゼル「……ユフィもいたのかい?」

 ロイド「あー……そうです、殿下……」

 カノン「……」

 セシル(殿下、苦悩されてるみたいだわ……)
     (……やはり、ユーフェミア様の事は殿下にも想定外だっt)



2:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:12:53 ID:enlQbE2Y

 シュナイゼル「そうか、しようがないね……」フゥ

 一同(えっ、それだけ!?)

 シュナイゼル「遺跡は後回しにして、すぐコーネリアに報告に行こう」
       「ユフィはその身を挺して、にっくきゼロを討ち果たした、とね」ニッコリ


というわけで、シュナイゼルの指揮の下、ブリタニア軍は魔神コーネリアの怒りを
鎮めるべく、早々と撤収をしてしまったのであった!



3:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:13:31 ID:enlQbE2Y

騎士団の方はといえば、潜水艦内での会議中にC.C.が「ゼロは生きている」と主張を
したものの、彼女のワガママぶりにちょっとムカついていたメンバーはその言葉を
ガン無視、ゼロに恋い焦がれ暴れるディートハルト共々船室に閉じ込め、潜水艦は
何のためらいもなく、トウキョウ租界へと舵を切ったのだった!

そうとも知らず、神根島で顔を合わせたゼロ&ユフィとスザク&カレンは、互いに
人質(?)をとって付かず離れずいがみあっていたのだが、丸2日が経過したにも
関わらず救援の来ない状況に、これは無駄な対立ではないかという気配が漂って
きたのであった……

一体、いつ救援が来るのだろうか……
めいめいが、そう思いながらの、3日目の朝……



4:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:14:13 ID:enlQbE2Y

 ゼロ「……枢木スザク、提案がある」

 スザク「……なんだ、ゼロ?」

 ゼロ「とりあえず、互いに人質をとっている状況は解消しないか?」

 スザク「……」

 ゼロ「ブリタニアか騎士団か、どちらにしても救援に来る気配がない」
    「この状況で、人質で牽制し合うのは双方ともに得策とは思えなくなった」

 スザク「ああ……僕もそう感じていたところだよ」



5:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:15:04 ID:enlQbE2Y

 ゼロ「場合によっては長期戦になるかもしれない」
    「まずは、救援が来るまで我々全員が生き残ることを優先しないか?」

 スザク「……いいだろう、じゃあ同時に解放だ」

 ゼロ「よかろう」
    (ユフィ、済まなかったな……)ボソボソ

 ユフィ(あら、私は人質のままでも良かったのに……)ボソボソ
     (おいしい果物の木も見つけたし、ルルーシュと一緒だし)ニコッ

 ゼロ(バカッ、俺を怖がっていないとダメだろう!)ボソボソ
    (君は、嫌々ながら俺に捕まっている設定なんだぞ!)



6:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:15:53 ID:enlQbE2Y

 スザク(……カレン、もう一度だけ忠告する)ボソボソ
     (ゼロは信用してはいけない、彼は……)

 カレン(まだそんなこと言ってんの、うっさいわね……)ボソボソ
     (そんなのは帰るメドが立ってから言ってくれる?)

 スザク(ユフィが行方不明なんだ、すぐブリタニアの救援は来る)ボソボソ
     (いいか、その時までに考え直したなら、僕に言っぐふぇ!)


カレンがスザクの横腹に食らわした肘鉄を合図に、双方とも人質を解放した。
ユフィもカレンも、それぞれの味方(?)の男たちに駆け寄る。
スザクは、強烈な打撃のためにうずくまりせき込みながらも、ユフィに微笑みかけた。



7:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:16:46 ID:enlQbE2Y

 ユフィ「スザクー!大丈夫ですか?」トテトテトテ-

 スザク「ごほごほ!……だっ、大丈夫です……」
     「ユーフェミア様こそ、奴に何か危害を加えられたりしませんでしたか?」

 ユフィ「いえ、彼は常に紳士でしたわ」ニコッ
     「何もありませんでした、安心してください」

 スザク「そ、そうですか……」ホッ


スザクから逃れたカレンも、ゼロに向かって走り出す。
忠実な愛犬が尻尾を振りながら駆け寄ってくるような様に、ゼロも思わず喜びの声で
彼女に応えた。



8:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:17:35 ID:enlQbE2Y

 カレン「ゼロ!ゼローっ!」タタタタ!!

 ゼロ「カレン!無事だったか!」

 カレン「はい!……あ、えっと……無事じゃありません!」
     「わたし、水浴びしてたら、あいつに襲われて……///」カアアッ…!!

 ゼロ「なッ、何イッ!?襲われただとオッ!?」



9:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:18:18 ID:enlQbE2Y

家に戻ってきた愛犬の腹が、なぜか大きく膨れていたかのような衝撃の告白!
スザクは、ゼロのただならぬ叫び声に、即座に立ち上がり慌てて反論をする。


 スザク「ばッ、カ、カレン!それは違う!」

 カレン「違わないでしょ!」
     「あんた、裸のわたしを力づくで押し倒したじゃないかっ!」

 ユフィ「えっ?うそ……!」サアーッ

 スザク「いや、それは君を逮捕するための行為だ!」
     「誤解されるようなことを言わないでくれ!」



10:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:19:13 ID:enlQbE2Y

 カレン「ゼロぉ……」ダキッ!!
     「わたし、汚されちゃったんです……」グスングスン

 ゼロ「け……汚された、だとォ……!?」クラクラ

 スザク「待て!カレン、何だその反応は!」
     「僕はただ、君の胸を見ただけじゃないか!」

 ゼロ「胸ッ!?」キッ!!
    「き……貴様ッ、騎士団のエースパイロットの胸を……!」

 ユフィ「えええ……?」ドンビキー



11:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:20:09 ID:enlQbE2Y

 スザク「いや、そういう意味じゃないんだ!不可抗力だ!」
     「見ざるを得ない状況だったというか、見ずに捕まえようと思ったら、」
     「首を180度後方へ捻りながら全速力で彼女に飛びかかるしかなかった!」

 カレン「そうすれば良かったでしょ!」

 スザク「そんなのできるか!」



12:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:21:06 ID:enlQbE2Y

しがみついてくるカレンの頭をなでていたゼロは、スザクの顔を真正面から
見据えながら、低い声でつぶやく。


 ゼロ「枢木スザク……貴様がそんな卑劣な男だったとは……」
    「女性を力づくで従わせようなどと……ッ!」

 スザク「ちっ、違うんだ……!とんでもない誤解だ!」
     「ユ……ユーフェミア様、信じてください!僕はそんな下品な事は……」ス-ッ

 ユフィ「……」ペシッ



13:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:21:57 ID:enlQbE2Y

スザクがユフィへ向けて伸ばした手を、ユフィは反射的に払いのけた。
瞬間、場の空気が凍りつく。


 スザク「え?」

 ゼロ「あ」

 カレン「うわ」

 ユフィ「……あら?」
     「スザク、わたくしはあなたを信じております」ニコッ

 カレン「いや、今のはどう見ても生理的に撥ね付けた感じだったけど?」



14:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 00:23:23 ID:enlQbE2Y

 スザク「ユ……ユフィ……!」ジワー

 ゼロ「己の劣情に負けた男の、当然の報いだ……」
    「ユーフェミア、今のうちにこいつから騎士候の位をはく奪しては?」

 ユフィ「そうですね……考慮すべき問題かもしれませんわね」ンムー


あごに指を当て、考えこむフリをするユフィ。
孤立無援となったスザクは、思わずその場にしゃがみこむのだった……


 スザク「うう……ユフィイイイイィィィィー!」ブワッ!!



19:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:05:24 ID:g4Af6rKY

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

救援が来るまでは、この4名で自助努力をしなければならない。
彼らは、まずは雨風をしのぐことのできる場所を探した。
ほどなく、大きな洞窟の入り口を見つける……


 ゼロ「ふむ……奥はけっこう深そうだな」

 スザク「誰か、明かりを持ってないか?」

 カレン「誰も持ってないんじゃない?」

 ユフィ「私も、あいにくと……」



20:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:06:12 ID:g4Af6rKY

試みに、暗闇の奥へ石を投げてみる。
その反響音から、かなり大きな洞穴らしいことがわかった。


 ユフィ「何か、クマとかいたりしないわよね……?」ブルッ

 スザク「大丈夫、動物の匂いは感じないよ」クンクン

 ゼロ「入口に足跡が見当たらない、それに糞も落ちていない」
    「動物の住処にはなっていないようだ」

 カレン「でも……ちょっと不気味ですね……」



21:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:07:07 ID:g4Af6rKY

 ゼロ「明かりがあればな……」
    「これだけ大きいなら、中でたき火をしても問題なさそうだ」
    「カレン、薪になりそうな枝を集めてくれないか」

 カレン「はい!」

 スザク「僕も手伝うよ、手分けして集めよう」

 カレン「……わたしに近寄らないでくれる?」キッ

 スザク「じゃあ、君とは反対側へ行くよ……」



22:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:07:58 ID:g4Af6rKY

二人とも、再び森の中へと消えていった。
後に残ったゼロとユフィは、顔を見合わせる。


 ユフィ「……また、二人きりになりましたね」ニコッ

 ゼロ「いつ彼らが戻ってくるか知れない、親しげな態度は控えてくれ」コホン

 ユフィ「はい、わかりました」ニコニコ

 ゼロ(……)タメイキ



23:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:08:53 ID:g4Af6rKY

ゼロはおもむろに、背後の暗闇の中に目を向けた。

先ほどは気づいていなかったが、自然にできた洞窟にしては地面が荒れていない。
人の手がかかったような、平らな地面が奥まで続いているようだった。
たき火をすればはっきりするだろうが……


 ゼロ「……かつてはここに、人がいたのかもな」

 ユフィ「えっ?」

 ゼロ「ここは、人工的な場所の気配を感じる」
    「松明が手に入ったら、この奥を確認してみよう」

 ユフィ「……そうですね……」



24:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/09(金) 21:09:38 ID:g4Af6rKY

しばらくの後、スザクとカレンは焚き木を大量に持って帰ってきた。
ゼロの指示で、スザクが火起こしをする。ほどなくして、焚き木に火がともった。

洞窟の入口近辺でたき火をしても、その明かりは奥の闇の中に吸い込まれる。
105:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/14(水) 21:01:34 ID:pROJ/2U2

シャルルは、赤くはれたV.V.のおでこをしばらく見つめていたが、やがて彼と同様、
光のゲートに向かって力強く歩いていった。
シャルルの姿は……光の中に吸い込


 シャルル「ヴァイデ!」ガゴォオン!!

 V.V.「……」

 シャルル「……」
       「…………」…クルリ、ノッシノッシ



104:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/14(水) 20:58:38 ID:pROJ/2U2

V.V.と同様、光の中に吸い込まれる直前で立ち止まったシャルルは、その場で
しばらく硬直していたが、くるりと振り向くとV.V.の方に歩いてゆく。
彼もまた、赤くはれたおでこを痛そうにさすっていた。


 シャルル「……兄さん、通れませんなぁ……」スリスリ

 V.V.「うん、通れないようだね」

 シャルル「……扉が、壊れたのかも、しれませんなぁ……」スリスリ

 V.V.「誰が壊したんだろう」スリスリ

 シャルル「……誰でしょうなぁ……」スリスリ



107:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:37:04 ID:IYLxz3j2

■エリア11政庁 コーネリア寝室 ─────

 コーネリア「……」スウスウ

 ギルフォード「……」ウルウル

 ダールトン「……」フルフル


……夜半に至っても、2名の専任騎士はコーネリアから離れる気になれなかった。
彼女はとりあえず食事はとってくれたのだが、その後気絶するようにベッドに
倒れ込み、そのまま寝息をたて始めた。



108:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:38:06 ID:IYLxz3j2

 ダールトン「……もし、このまま姫様が、魂の抜けたような状態だと……」ボソボソ

 ギルフォード「……それは……」ボソボソ

 ダールトン「そろそろ、対外的にも隠せなくなりつつある……」ボソボソ
        「病のため、一時帰国すると公表するのは……」

 ギルフォード「しかしそれは、姫様にとって恥辱に等しいことでは……」ボソボソ
       「姫様のお許しがなければ、とてもそのような……」

 ダールトン「だが、このままでは……」

 ギルフォード「……」…ウルウル



109:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:39:10 ID:IYLxz3j2

彼女の傍らで、小声で相談をする二人……
コーネリアが公務から姿を消して、3日が過ぎつつあった。
これまでの、どこへゆくにも先陣を切る彼女の振る舞いからは、とても考えられない
事態であった……当然、それはマスメディアにも感づかれていた。


 ダールトン「このような時にこそ、騎士団の連中が騒ぎを起こせば、」
        「姫様の異常もそれに紛れて気にされなくなろうというのに……」

 ギルフォード「奴らも、ゼロの死を隠している様子……」
       「この好機を活かせないのが口惜しい限り……」



110:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:40:35 ID:IYLxz3j2

 ギルフォード「奴らも、ゼロの死を隠している様子……」
       「この好機を活かせないのが口惜しい限り……」

 ダールトン「……ともかく、姫様のことだ……」
        「どうすればよいのか……」フルフル

 ギルフォード「……」ウルウル


……と、その時、二人は気づいた。
眠っていたはずのコーネリアの目が、大きく見開かれていることに……!



111:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:41:10 ID:IYLxz3j2

 コーネリア「……」
        「……………………」

 ダールトン「……殿下、お目覚めですか……?」

 コーネリア「………………感じる……感じるぞ……?」
        「ユフィの心を感じる……」

 ギルフォード「……殿下?」

 コーネリア「……間違いない、感じる……」
        「ユフィは、まだ……生きている……」



112:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:42:00 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

その頃、神根島の滝の傍では……


 スザク「ユフィ!そんな、服のまま水に入ったら、後が大変だよ!」

 ユフィ「いいの!今ここでしかできないことをしたいんですから!」ニコニコ
     「スザク!ほら、こちらに来て!」パシャパシャ

 スザク「やっ、ちょ!ダメです、引っ張らないで!」
     「落ちます、落ち……うわあ!」ザバーン!!



113:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:43:47 ID:IYLxz3j2

 ユフィ「あははっ!スザク、ほら、一緒にきれいになりましょう!」
     「髪を洗ってあげるわ!」ザバザバ

 スザク「ユフィ!……うう、パイロットスーツの中まで、水が……」

 ユフィ「そんなの、脱いじゃいなさい!」
     「誰も見ていないのよ、平気でしょ?」

 スザク「だって、君が見てるじゃないか!」 

 ユフィ「あなたは私の騎士でしょう?」
     「私の言うとおりにしなさい?」ニコッ

 スザク「でっ、でも……///」



114:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:44:46 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 コーネリア「……感じる!ユフィが泣いているぞ……」
       「ユフィが泣きながら、私に助けを求めている……!」

 ダールトン「でっ、殿下!?」

 ギルフォード「し、しかしシュナイゼル殿下は、確かに……」

 コーネリア「私はユフィの姉だぞおッ!」ガバッ!!
        「妹の危機がわからずして、何が肉親かッ!」クワッ!!

 ダールトン「ひい!」ビクッ

 コーネリア「わかる、わかるぞ……!」ウルッ…
        「ユフィ……ああ、私のユフィ……」
        「今、それほどまでに、つらい思いを……!」ウルウル…



115:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:45:37 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 ユフィ「……スザク、あなたって意外と逞しい身体なのですね……」

 スザク「……そんなに見ないで……///」

 ユフィ「ふふ……私も、脱いで乾かそうっと」プチ、プチ…

 スザク「い!?」


服のボタンを外し始めたユフィに、スザクは慌てて背中を向ける。
そんな仕草がおかしいのか、彼女は小さな笑い声を漏らしながら、濡れそぼった服を
脱ぎ去った。



116:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:46:29 ID:IYLxz3j2

 ユフィ「スザク、大丈夫ですよ、下着は着けてますから」

 スザク「は、はい……」

 ユフィ「…………」
     「……ねえ、スザク、私を見て……」

 スザク「それだけは……だめだよ……!」…ゴクッ

 ユフィ「スザク……私……嬉しかった……」

 スザク「な、何がだい……?」

 ユフィ「他の人に、ユフィって呼ばせたくない……そう言いましたよね?」ニコッ



117:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:47:37 ID:IYLxz3j2

 スザク「……あ、あの時は、失礼なことを……///」

 ユフィ「私……あなたに、ユフィって呼んでもらうのが、一番好き……」ギュ…ッ


そう言って、ユフィはそっとスザクの背中に抱きついた。
……背中越しに感じた彼女の胸の膨らみに、スザクは彼女が、いま、一人の女性と
して彼に接しようとしていることを強烈に意識した……

そして、彼もまた、今は一人の男性として……!


 スザク「……!!!!!」
     (ユ……ユフィ…………!)



118:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:48:30 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 コーネリア「ユフィイイイイイイイイイイイイイ!」ガバアッ!!

 ギルフォード「ひあああ!」

 ダールトン「で、ででで殿下!?」

 コーネリア「わ……私のユフィに……」
        「私のユフィに、生涯最大の危機が訪れているッ!」カッ!!
        「いかん、邪悪なる魔の手が及びつつあるぞッ!」

 ギルフォード「ひ……姫様が、覚醒なされた……!?」ブルブル



119:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:49:32 ID:IYLxz3j2

 ダールトン「いかがなさいましたか、殿下ッ!?」

 コーネリア「貴様ら、わからんのかッ!いまユフィが、暗闇の中で、孤独と恐怖に」
        「耐えていることがッ!……いかん……こうしてはいられん!」
        「今ゆくぞユフィ、このブリタニアの魔女が、光をも超える速さで」
        「お前を救いに往くぞッ!」ガバアッ!!

 ダールトン「どうか心をお鎮めくださいッ!」
        「ユーフェミア様は我々が捜索隊を派遣いたしますので……」

 ギルフォード「か、覚醒というか……これは、錯乱、なのか……!?」ガクガク



120:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:50:24 ID:IYLxz3j2

 コーネリア「……ヌオオオオオオオッ!?」ビクッ!!

 ダールトン「ヒッ!?」ビクン!!

 ギルフォード「はあッ!?」ビクビクッ!!

 コーネリア「……なッ、何だ、いまの感覚は……」
       「何かが……身を、貫いたかのような……!」
       「ま、まさかユフィ……ユフィの身に、恐ろしき何かが……!」ブル…ブル…!!



121:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:51:15 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 ユフィ「……あ……ス、ザク…………」ブル…ッ

 スザク「……」ハァ、ハァ…
     「……ユ……ユフィ…………」

 ユフィ「…………私を……」
     「……ずっと、守り続けてくれる……?」ジワ…

 スザク「!!……約束する、絶対だ……!」

 ユフィ「……うん……約束、よ…………」ウル…
     「お願い、私を……離さないで…………!」ギュウ…ッ

 スザク「ユフィ……!」グッ…



122:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:52:23 ID:IYLxz3j2

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 ギルフォード「……姫様、姫様アアアアアッ!」
       「どうか、どうかお気をお鎮めくださいいい!」

 コーネリア「のんびり報告を待つなどしていられるかああッ!」
       「貴様ら、私の具足を持ってこいッ!」
       「今すぐ往くぞ、あの島へッ!」

 ダールトン「で、殿下、わかりましたから落ち着いてください!」
        「今すぐ手配をいたします、しばしのご辛抱を!」



123:彡 ⌒ ミ ◆Cm9I7n0NmE 2014/05/15(木) 22:53:25 ID:IYLxz3j2

 コーネリア「遅いわ貴様らあッ!もうよい、このまま出るッ!」バアン!!
       「グロースターを仕立てよ!フロートシステムをつけろッ!」

 ギルフォード「あ、あれはまだ開発中のユニットです!」ダダッ!!
   
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      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 18:46
      •            |
                    |  彡⌒ミ
                   \ (´・ω・`) また僕のSSがまとめられてる・・・
                     (|   |)::::
                      (γ /:::::::
                       し \:::
                          \
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 18:54
      •           何しょうもないSS書いてんだハゲ
              彡ミミミ
             (  ´・ω)   彡⌒ ミ
            γ/  γ⌒ヽ (´;ω;`)  ウッ…
            / |   、  イ(⌒    ⌒ヽ
            .l |    l   } )ヽ 、_、_, \ \
            {  |    l、 ´⌒ヽ-'巛(  / /
            .\ |    T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
                |    |   / //  /
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 19:07
      • .               ⊂⊃
        ..            (ヽ、   ノ),
        ..        _ノ⌒ヽ、ミ(  ) 彡 ,ノ⌒ヽ、  <<1
               `ー,へく,'  )彡⌒ミ゙ ( 、,` ヘ ー'
               ノノ, , ヽ ( (´・ω・`)ノノ    \ ボクの時代が来たな・・・
                  'ノノノノ(|   |)八ヽ)八)) )
                      (γ /
                       し/
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 19:54
      • 全体的に見ればイイハナシダナーなのに、部分的に見るとナンゾコレェってなるw
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 21:22
      • 終始ドタバタギャグなのにエピローグと最後の会話が絶対な…
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 21:23
      • ギャグオチすき
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 21:43
      • 駄作
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 22:10
      • つまんね
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 22:10
      • 5 とってもよかったです(粉ミカン)
      • 10. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 22:11
      • ユフィが一番好き
      • 11. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 22:20
      • 良作
      • 12. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年08月26日 23:07
      • ギアス愛を感じた
        また見直すかな

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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