ジョジョの奇妙な冒険DU第22話「吉良吉影は静かに暮らしたい その2」感想
前回、遠近法のせいなのか、引きの画面で見ると「首から上は千原ジュニア」みたいな意見を
ブログのコメント欄でいただいたキラークイーンですが、近くで見るとちゃんとコワモテでした。すごい良かった。
- しばッ!
- ウー!ハーッ!四天王の彼のことではありません。
私事ですが、漫画を読んだ当時には、このセリフは殴られたハーヴェストの悲鳴だと思いこんでいました。
- 頸動脈をぶち切るどっ!
- 後半で仗助が評した通り、重ちーのハーヴェストに勝てる奴は考えにくいと実感できる場面。
敵が2~3体のハーヴェスト相手にかまっている間に、その他大勢ハーヴェストが
敵の首筋に取り付いて頸動脈を本当にブチ切れば、「相手は死ぬ」で重ちーの圧倒的勝利です。
しかし、人殺しの経験値とスタンド捌きの経験値では吉良の方が圧倒的に上。
スタンドバトルに限って言えば、重ちーは仗助億泰コンビとの戦闘経験がありますが
それでも重ちーとしては本気で吉良を殺そうだなんて、きっと考えていなかったはずです。
重ちーの殺気が本物でないことを凄みで見抜いていたからこそ、吉良は世余裕ぶった対応をしていたのでしょう。
いくら相手が連続殺人鬼だとは言え、刃牙的な意味で童貞の重ちーに躊躇なく敵を殺害しろと言うのも可哀想です。
- 個人によっていろんなタイプがあるという事か?
- 「スタンドなんて初耳だよ」っぽいリアクションを返す吉良吉影33歳。
吉影と、おそらくは同時期にスタンド使いになったであろう吉廣パパはお互いのスタンドについて議論しなかったのでしょうか。
ただ、「スタンド≒ケツの穴」である事を思うと、父親とケツの穴の使い方議論だなんて憤死ものですので
自分以外のスタンド使いについて吉良吉影33歳が詳しくなくても自然かもしれません。
- キラークイーンの特殊能力は爆弾
- 丁寧に自分の能力を教えてくれる吉良さん。「スタンド≒ケツの穴」理論をハッテンさせるならば
スタンド能力の丁寧な解説は、ケツの穴の皺を数えさせるような変態行為ではないかなと思う今日この頃ですが
吉良は実際、変態なので何も問題はありませんでした。
そして、静かに暮らしたいくせに能力が爆弾というのも、ある意味で皮肉な感じがします。
また、漫画的な説明であったとしても吉良が自分の事や能力について不用意にぺらぺらと喋りすぎな気もしますが
今後も吉良は自分が優位でハイな状況ではやたらとよく喋りますので、これは彼の元からの性格なのでしょう。
こういう場面では、精神衛生上のためにもお喋りは沢山した方がいいと吉良は思っているのかもしれません。
最終的にはバイツァダスト編で早人に逆手にとられて墓穴を掘る要因にもなっちゃいますが、これも吉良のサガか。
- 脳みそが顔面の肉とシェイクされた重ちー
- 物理的に顔面を作画崩壊状態に追い込まれてしまった重ちー。
ですが、この後の行動は「黄金の精神の塊魂」そのものであり、誰もが彼に敬意を払うでしょう。
重ちーをスルーしちゃった高等部の女生徒達があまりに無情な気もしますが
先生を呼んできても重ちー爆殺には間に合わなかったでしょうし、下手すると彼女達まで爆殺されかねなかった事を思えば
巻き込まれなくて良かったのだと思っておいた方が視聴者の精神衛生上、良いかもしれません。
重ちーは瀕死の重傷で目も耳もきかなくなりつつあり、「仗助のところへ行く」の一念で体を動かしていたのかもしれませんが
それでも重ちーが彼女達に助けを求めるようなことをしなかったのは、彼女達を巻きこまないためだったのではないでしょうか。
その後の重ちーの爆殺場面において、爆音は誰にも気づかれていないようでしたが
キラークイーンの爆破音はスタンド使いではない者には聞こえないでしょうし、仗助は億泰と談笑中でした。
人は自分が話している時に最も耳が聞こえにくくなる(自分の声で耳の鼓膜を傷つけないようプロテクトがかかる)という話を
聞いたことがありますので、扉を隔てた先の爆音に仗助達があまり気付かないのも、尤もなことかもしれません。
それでも重ちーの魂の叫びが確かに届いていたのは、彼らの友情パワーや絆を感じさせます。
もしくは、静かに暮らしたい吉良のキラークイーンによる爆破が、実は意外と消音志向である可能性もあります。
- スクランブル交差点
- 杜王町だよ全員集合。ちゃっかりと言いますか、やっぱりと言いますか辻彩もいます。
ただ、「うちに来るとは思えないけど」なんて台詞を彼女に言わせるあたり、アニメスタッフは結構なサディスト。
一方で玉美はアニオリで早期退院とはならず。ぶち切れた仗助にボコられた露伴よりも入院が長いだなんて
やっぱ後頭部を思いっきり殴られたのは、かなりヤバかったという事でしょうか。むしろ、よく再起可能できたもんです。
- いや…別に…
- 一昔前のエリカ様みたいな返しをしてくる承太郎・ザ・無口。ただし承太郎は機嫌が悪いとかではなく平常運転でこれです。
承太郎に笑顔で対応をしてもらえた稀有な方は、彼に痛めつけられて命乞いをした腕だけマッチョなズィーズィーぐらいなのです。
ひょっとして承太郎さんってば結構なサディスト?
とは言え、特にこの時はテンション低めな承太郎さん。聞き込みを続けていてお疲れだったのかもしれません。
- キラークイーンの第2の爆弾
- 辻彩のエピソードが前後したため、1つのエピソード内で第1の爆弾と第2の爆弾が連発するという展開に。
いやー、爆弾はもう十分堪能したよ…。と満身創痍なところに無理やりねじ込まれるシアーハートアタック。すごく濃厚です。
次回は承太郎博士(まだ博士じゃないだろうけど)の康一君への戦闘レクチャーが始まります。
ラット戦以来となる饒舌な承太郎さんの活躍が、今から待ち遠しいかぎり。
バトルになるとよく喋ってくれる承太郎さん…、勝利目前になるとよく喋る吉良さんと、ほんの少しだけ似ているかも、です。
以上、今週の感想です。ありがとうございました。
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