大学進学希望者などへの無利子奨学金の対象が拡大されます。
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31日に報じられたもの。
文部科学省による大学進学希望者などへの無利子奨学金の貸与は、その条件として、世帯収入
が基準値を下回ることや高校の成績が5段階評価で3.5以上あることとなっています。
しかし、低所得の世帯で育つ子供は経済的に苦しく、塾へ行けなかったり、 家計を助けるために
アルバイトをしなければならないなど、勉強に時間を割く余裕がなく、成績が上がらない可能性が
あるため、低所得世帯の学生は高校の成績が3.5を下回っても無利子で奨学金を申請できるよ
うに2017年度から改めるとのこと。
今後、細かな方針や基準を検討していくとしています。
政策として奨学金が無利子になるのは喜ばしいことかもしれませんが、大学・短大含めて5割以上
もの高卒進学者がいるようになった現状の中、果たして、学力の足りない者が高い学費を払ってま
であまり知名度のないようないわゆる”Fラン”と呼ばれる大学へ行く意義が本当にあるのか、再考
する必要もあると想われます。