1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 00:51:26.46 ID:CAP_USER9.net
「なかなか、2人の好投手を作るのは、簡単じゃないですよ」
そう語ったのは木更津総合の指揮官・五島卓道監督だった。
この夏の甲子園を振り返って改めて感じたのは、複数投手を育成していく難しさだ。
大会前に「BIG3」と名付けられた寺島成輝(履正社)、藤平尚真(横浜)、高橋昂也(花咲徳栄)の3人は先発を回避した試合で2番手投手が打ち込まれ、大会を去ることになった。
秀岳館や盛岡大付、鳴門など複数投手で大会に臨むチームが増えてきているとはいえ、その戦い方が成熟しているとはいいがたい。結果的に振り返れば、ほぼ1人で投げぬいてきた、作新学院・今井達也と北海・大西健斗が決勝のマウンドに立ったのだ。
勝たないといけない試合はエースに任せざるを得ない。
もっとも、投手1人で戦ってきたチームがすべて盤石な戦いを見せたわけではない。
五島が率いた木更津総合は、エース・早川隆久の安定感のあるピッチングを軸とした堅いディフェンス力で2試合を勝ち上がってベスト8に進出。3回戦の広島新庄との試合では、同じく1人で投げぬいてきたエース堀瑞輝と投げ合い、早川は見事な完封劇を見せた。
しかし、連投となった翌日の準々決勝の作新学院戦で、早川は疲れからいつものピッチングを見せることができなかった。試合後の五島には「連投回避」の質問がぶつけられたが、それが冒頭の言葉に表れている。
五島の考えはおそらく高校野球の少数派ではない。
「勝たないといけない試合が目の前にあるわけですから、どうしてもエースに任せる」とも五島は語っているが、高校野球の現状、そうならざるを得ない事実に目を向けなければいけない。
日本高野連は複数投手で臨むことを推奨しているが、ここで重要なのは実際に、複数の投手が育成される環境を作っているかどうかだ。
年間スケジュールの“過密化”が育成を阻害する。
今の日本の高校野球の解決すべき事案に、2つが挙げられる。
ひとつは年間スケジュールが詰まりすぎている点だ。
夏の大会が終わると、すぐに春のセンバツへの参考となる秋季大会の地区予選が行われる。2002年からは秋の明治神宮大会優勝校の所属地区にセンバツ出場枠が設けられたことも手伝って、同大会に地区大会優勝校を送り出さねばならず、各都道府県大会の期日が早まった地区は多い。府県によっては夏の甲子園期間中に、地域の一次予選が始まっているところさえあるほどだ。
新チームになって、これから失敗を重ねて、チームの問題点を整理していかなければいけない時期に、もう明日なき戦いが始まる。彼らはいつ育成の時間を有するのだろうか。
140キロを超すストレートやキレのある変化球を投げる投手がいれば、その存在に頼ってしまうのは当然だろう。どれほどたくさんの投手を抱えていても、なるべく勝利が近づく投手を選択するしかない。高校野球は教育の一環だというが、失敗する環境下にない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160829-00826379-number-base
2: Egg ★@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 00:51:37.94 ID:CAP_USER9.net
一度の敗戦も許されないトーナメント制の光と影。
さらに、高校球児に「失敗させない」環境を作っているもう一つの要素として、高校野球の大会の多くがトーナメントで行われている点だ。
トーナメントの一発勝負は、勝負根性を養うことができ、様々な戦術が生まれ、野球の質を高める要素の1つになっているのは確かだ。しかし一方、負けることが許されない側面を持つ。作戦はより確実な方を選択していくことになり、投手の起用においては2番手以降の投手の出番はかなり難しい。つまり、エースを使わざるを得ない。
地区によっては大会の序盤(地域予選)にリーグ戦や敗者復活を採用しているところもあるし、夏の甲子園の本大会ほど日程が詰まっているわけではない。しかし、その大会が「負けることが許されない」センバツ出場を懸けた公式戦である限り、複数の投手を育てるのは至難の業といえる。
1年間でもっとも盛り上がる夏の甲子園が一発勝負になることは避けられないとしても、せめて、それまでの過程で選手をじっくりと育成するための時間――オフシーズンをただ長くするのではなく“負けても次がある公式戦”を作っていく――こそ、今の高校野球界が作り出さなければいけない環境ではないだろうか。
「負けても次がある」戦いで、選手に出場機会を。
登板過多、夏の暑さ、熱中症対策など、投手1人が投げ抜いていくという時代が終焉に近づいている今、その環境を作ることが急務だ。
現在の年間スケジュール、大会の方式のまま、夏の大会だけ投球数制限やイニング制限をしても、選手を多く抱えられる私学が公立校よりも優位に立つのは明らかだろう。
しかし、開催形式自体を見直してみれば、大きく変化できるはずだ。その1つの方法論として、リーグ戦方式の長期に渡る公式戦の開催を挙げたい。
秋から春にかけて、一戦必勝のトーナメント制とは違う戦いを続けていくことで、たくさんの投手に出場機会が与えられる。ひいては複数投手育成につながるはずだ。またリーグ戦の「負けても次がある」戦いは、投手だけでなく野手においても選手を多く起用する機会が増えるし、作戦面でも大きな変化を生むだろう。
失敗を恐れない環境づくり。それこそが、高校球児がすくすくと伸びていく要素の一つになる。
1.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 18:47 ID:qGQp7I9D0
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ピッチャー2人以上揃えられん所は雑魚なんだから負ければいいだろ
2.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 18:49 ID:IxgX39.H0
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>>8: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 00:54:47.43 ID:6AD4iXsw0.net
47チームのリーグ戦とか何日やる気や
こういう文字すら読めてないやつは消えてくんないかな?
3.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 19:00 ID:i9Sat.w60
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現行を過密日程と言いながら、長期のリーグ戦を提案というのも矛盾する気がするのだが…
トーナメントの代案としてリーグ戦という意味だろうと思うが、最終的には指導者の考え一つのような気がする。
練習試合でもエースばかり投げさせる監督さんも多い。またエース温存で負けたら、他の選手たちがどう思うか。
秀岳館の継投は見事だった。準決勝は思いのほか打線が機能しなかっただけで、継投で勝ち進める可能性は感じた。
もっとも、87年の野村・橋本・岩崎(PL)くらいの三本柱があれば理想的だが、あれは奇跡枠かな。
4.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 19:12 ID:HQmu2uFQ0
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球数制限すりゃええねん
一人好ピッチャーおったら勝てるとかチームスポーツとして全くおもんねーわ
いい選手が多い方が勝てるのがチームスポーツやろ公立だからとか知ったこっちゃないわ
5.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 21:05 ID:jtNHZn3b0
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生涯引きずる危険ある怪我って野球以外のスポーツにもあるのに野球の肩ばっか言われてるよな
6.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 22:48 ID:XfbKUYdB0
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センバツに出れるチーム少なくして
夏の予選にして夏を本戦にすればいいよ
それか箱根駅伝みたいにもっとシード権作って
参加校減らして試合少なくすれば?
7.-
四番ピッチャー名無しさん
- 2016年09月01日 23:45 ID:n3IgxaPy0
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インターハイの方が遥かに過密だろうよ、なんで野球だけ特別扱いなんだよ。陸上の長距離選手だと県総体→全国総体→国体予選→国体→駅伝予選→駅伝地域→全国駅伝→都道府県駅伝→クロカン→ジュニア国際とかだよ個人は酷使されてもいいのかよって話になるが?