タバコのポイ捨てを減らす「スコットランドの吸殻入れ」のアイデアがすばらしい
喫煙者がタバコの吸殻を始末するのは当然のことですが、公共の場でマナーを徹底させるのは難しいものです。
スコットランドの首都エディンバラの街中にあるタバコの吸い殻入れは、「あるアイデア」によって、喫煙者が積極的に捨てたくなる仕組みになっているそうです。
どんな吸殻入れなのか、写真をご覧ください。
This bin that lets you vote for things with cigarette butts in Edinburgh.
こちらがその吸殻入れ。
タバコを入れる穴がとても小さいのに、中はぎっしりと捨てられており、まわりに落ちてるようには見えません。
この吸殻入れをよく見ると、
「あなたなら、どちらのジャスティン(を選ぶ)?」と書かれています。
そう、吸殻の数による投票箱になっているのですね。
ジャスティンは2人の有名歌手のことで、ひとりはカナダ出身の「ジャスティン・ビーバー」。
(ジャスティン・ビーバー - Wikipedia)
17歳のときに最年少でセレブ100人番付入りを果たし、22歳にしてTwitterのフォロワーは6500万人超え。何かとお騒がせの人気のポップスターです。
そしてもうひとりは、アメリカ出身の「ジャスティン・ティンバーレイク」。
(ジャスティン・ティンバーレイク - Wikipedia)
こちらもグラミー賞やエミー賞を受賞した世界的なシンガーソングライター&俳優で、次々とヒット作を生み出しています。
ジャスティン・ビーバーが好きなら左へ、ジャスティン・ティンバーレイクが好きなら右へ入れるようになっています。
そして現在のところ、ティンバーレイクに軍配が上がっています。
この吸い殻投票箱についての、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これは賢いな。男子トイレの小便器にフェイクのハエの絵を描いて、男性に狙わせるのと似ているね。
↑小学校のトイレには、尿を当てると色が変わるステッカーが貼ってあった。
↑何だって? うちの学校にはそんなものは何もなかったぞ。すごく損した気分だ。
↑うちにもなかった。なんてことだ!
●小さな目標ってやつが好きだ。
●これは学生が提案してきたアイデアを思い出させる。
ニューヨークのゴミ箱に、バスケットボールのリングを付けて、ストリートのゴミが減るかを確認するものだった。
↑多分減らない。自分ならゴミ箱の周りにさらにゴミ箱で囲うことになる。思っているより一般人にはシュートのスキルがない。入らなくても戻って拾おうとはしない。
↑長期的には変わっていく。みんなが常に狙い続けていたらスキルは上がっていく。
↑リングを小さくしてゴミ箱の真ん中に来るようにする。そうすれば外れてもゴミ箱に入るよ。
↑仮説:黒人社会ではゴミが減り、白人社会ではゴミが増える。
●わが町のレストランでは、チップでこれをやっている。毎日アンケートを取って、チップで投票にするようになっている。
●両方嫌いな場合はどうするんだ? ポイ捨て?
↑2本吸って1本ずつ入れておけ。
↑タバコ会社の陰謀だな。
●このせいでタバコを吸いたくなる。
↑タバコを買って、吸わずに投げ入れれば、金額は同じでガンにもならない。
↑あるいは吸い殻を拾って来て入れる。
●じゃあ、ティンバーレイクはビーバーよりガンの原因になってるってことか。
↑ビーバーのはすでに2回空にされた後なんじゃないか。
●エディンバラの人々は、ひと口だけ吸ってから捨ててるのかい?
さまざまな意見がありましたが、とりあえずスコットランド人の喫煙者にはティンバーレイクのほうが人気のようです。