八雲「播磨さんを家に呼んだ」
前のやつ
播磨「そろそろ新しいアシスタント募集するか」 八雲「えっ!?」
※播磨と八雲は付き合ってる設定
八雲「播磨さん、こんにちは」
播磨「おう、妹さん。邪魔するぜ」
八雲「今日は我が家だと思ってくつろいでくださいね」
播磨「そうか? わりーな、絃子のとこなんかよりここに永住したいくらいだぜ」
八雲「は、播磨さん……まだそういうのは早いというか……」
播磨「じょ、冗談だって! ……俺が漫画の印税で今以上にいい家買うからそれまでは待ってくれよな」
八雲「……あ、あの……はい……」カァァッ
八雲「それが姉さんは先輩たちと旅行に行くから数日は帰ってこないって……」
播磨(すると何だ? ……妹さんと二人きりか? ……やべえ、前は全く気にならなかったのに、付き合い始めて意識すると緊張するな)
八雲(播磨さん……)
播磨(まあ泊まったりする訳じゃねーし大丈夫か)
八雲「あ……えっと、その……デートをしようと思って」
播磨「そ、そうか。だけど俺なんも用意してねーぞ?」
八雲「それは大丈夫です。播磨さんと普段通りの日々を過ごしたいと思ってお招きしたんですから」
播磨「そう? 悪いね」
播磨「おう」
八雲「テレビとか見てて構いませんから」
播磨「おう。じゃあお言葉に甘えて……っと」
テレビ『チャームアップマイマイドリーム! ウワ、アダルトリツタカスギ』
播磨「なんだこのアニメ!? いや、侮るな播磨拳児! なんであれこれはアニメだ、もしかしたら漫画の参考になるかもしれん」
テレビ『マスクカメンサマ! マジカルマイ、キミノオモイハツタワッタ』
播磨「なるほどな、そういうことだったのか」ジーッ
八雲(すごい食い付いてる……好きなのかな、ああいう格好……)
八雲(今度飯田橋店長に相談してみよう……)
八雲「じゃあお昼にしましょう。何か食べたい物はありますか?」
播磨「そーだなー……あ! 妹さん、おにぎり作ってくれよ」
八雲「えっ? おにぎりでいいんですか?」
播磨「ああ、前に妹さんに貰ったおにぎりの味が忘れられなくてよ、また食いてーなーって」
八雲「そんな、ただのおにぎりですから……」
播磨「妹さんが作ってくれるもんなら何だってうまいと思えるぜ」
八雲「え……あ、あの私作ってきますね、おにぎり」
播磨「待て、俺も手伝うぜ」
八雲「えっと……じゃあ、お願いします」
播磨「俺もできたぜ。妹さんのに比べるとちょいと不恰好だけどな」
ヒョイ、パク
八雲「うん、美味しい……料理は心ですから……播磨さんの心、ちゃんと感じます」
播磨「本当か! よかったぜ、妹さんに喜んでもらえて」
八雲「播磨さんも私が作ったおにぎりをどうぞ」
播磨「おう……相変わらずうめえな、妹さんのおにぎりはよ。……妹さんの愛が詰まってるからかな、ははははは」
八雲「そうですね……私は播磨さんの事、好き……ですから」カァァッ
播磨「そうか……」
八雲「はい……」
播磨(なんだこの沈黙)
八雲「そうですね」
播磨「妹さんは休みは普段何してるんだ?」
八雲「家事をしたり、姉さんとお話ししたり、テレビを観たりでしょうか」
播磨「あまり遊んだりはしねーのな」
八雲「そうですね、休みはバイトが入ってることも多いですし……あ、そういえば播磨さんは原稿の締め切り大丈夫なんですか?」
八雲「そんな! やりましょう、すぐに」
播磨「すまねえな、妹さん。残ってんのは数ページで、すぐ終わらせるからよ」
八雲「私も手伝います。ここじゃテレビとかあって落ち着かないでしょうから私の部屋へどうぞ」
播磨「まあこの程度すぐ終わるし、このまま寝かせておこう。風邪引いたらいけねえからベッドに移すか」
播磨「……っと、消しゴムがベッドの下に! 消しゴム、消しゴムーっと……何だこれ、紙か?」
播磨「これは漫画だな。妹さんが描いたのか? ……あれ、この主人公とヒロインって……」
播磨「妹さん!」ガシッ
八雲「は、はい!」
播磨「俺は感激したぜ! まさか妹さんがこんなにも想ってくれてるなんてよ」
八雲「え? あの……あれは私の漫画!? 見ちゃダメ!」バッ
播磨「速っ!?」
八雲「テレビでも観ましょう。今日は五時から三匹の再放送がやりますよ?」
播磨「お、そういえば」
八雲「テレビ見えない……」
八雲(播磨さん、姉さんみたい……)クスッ
播磨「いやあー、やっぱかっこいいよな万石。痺れるぜ!」
八雲「伊織! どこ行ってたの?」
播磨「お、伊織も万石ごっこやるか?」
八雲(!? 止めなきゃ……!)
播磨「あー……それなんだがよ、外に食べに行こうぜ」
八雲「え……?」
播磨「妹さんがねてる間に店は取っておいたからよ」
八雲「じゃあ、準備してきますね」
嵯峨野「あ、播磨君。こっちこっち!」
播磨「お、悪いな」
嵯峨野「いいって。今日は大事なお客様だからね。急に電話がかかってきたのにはびっくりしたけどね」
播磨「前に塚本がお前が割烹料理屋の娘だとか話してたからな。あんたの電話番号聞いたら浮気を疑われて大変だったんだぜ」
嵯峨野「あはははは、天満ちゃんは思い込み激しいからねー。まあ今日はゆっくりしてってよ。クラスメイトのよしみでサービスするから」
播磨「おう、サンキューな」
播磨「俺や塚本のクラスメイトだよ。妹さんも何度か顔合わせてるだろ?」
八雲「はい。でもいいんでしょうか、このお店なんか高そうですけど……」
播磨「心配すんな! 金の事は俺に任せて、妹さんは食事を楽しんでくれ。お、来たぜ料理」
八雲「美味しそう……」
播磨「いや、妹さんのもてなしにゃあ敵わねーよ」
八雲(普段通りにしてただけな気がするけど……)
播磨「じゃ、そろそろ俺は帰るぜ。あんまり帰りが遅いと絃子に何を言われるやら」
八雲「あ、はい……さようなら、お気をつけて」
八雲(もう少し、一緒にいたかったな……)
『葉子と温泉旅行に行って来ます。一週間後に帰ります。 絃子』
播磨「………………」
播磨「あの女あああ! 鍵掛けて行きやがったあああ!!」
八雲「……あの、播磨さん?」
播磨「こんばんは、妹さん。……泊めて?」
八雲(……やったあ)
終わり
ただ播磨と八雲がお家デートするだけ
八雲が一番好きだけどさがのんも可愛いよね
元スレ
八雲「播磨さんを家に呼んだ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1472908183/
八雲「播磨さんを家に呼んだ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1472908183/
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コメント一覧
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- 2016年09月03日 23:52
- これからもスクランssをおなしゃす!
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