ジョジョの奇妙な冒険DU第23話「シアーハートアタック その1」感想
- コッチヲ見ロ (テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください)
という具合にTV放映時には、お馴染みの注意喚起テロップと妙な親和性を見せてくれたシアーハートアタック。
下手すると「提供目つぶし」も披露してくれそうな勢いでしたが、流石にそうはイカのキラークイーン。
それでも、今後のCMでは「オイ、DVDヲ見ロッテ言ッテルンダゼ」みたいな宣伝をしてくれそうな予感バリバリです。
それでは今週のジョジョアニメ感想です。よろしくお願い申し上げます。
- 見るんじゃあなく、(よく)観ることだ。聞くんじゃあなく、(しっかり)聴くことだ。
- 読者や視聴者は漢字が分かるからいいようなものの
聞いてるだけの康一君にとっては意味不明にもほどがあったかもしれない、承太郎先輩の金言。
アニメでは(よく)とか(しっかり)の補足も入ったので、康一君にもきっとニュアンスは伝わったことでしょう。
仗助とのラット戦に引き続き、ちょっとしたOJTみたいなノリでスタンドバトルを康一君にレクチャーする承太郎さん。
むしろ「On-the-JOJO Training」です。見取り稽古のような状況でもありますが
康一君からしてみれば「見学してろ」と言われたようにも感じられる状況なため
承太郎さんの言いつけを守らずに大チョンボをしてしまいます。康一君らしからぬと言えば、らしからぬ行動に思えますが
そこに到るまでの承太郎さんの台詞がダチョウ倶楽部の「押すなよ」に近い、前フリのような感じだったせいかもしれません。
「追うなよ」「絶対に追うなよ」と言われたら、追いたくなっちゃうのが人のサガ。誰だってそーする、康一君だってそーする。
ただ、そんな大チョンボの康一君を叱りつけるでもなく、自らの身を呈してでも助ける承太郎さんマジ・ダディクール。
康一君にしてみれば、ただ怒られるよりも承太郎さんに大怪我させたという事実が、彼にキツイ反省を促します。
アニメではセリフが省略されてましたが、康一君はここで音石もびっくりなぐらいメチャクチャ反省しています。
だからこそ、シアーの弱点発見やAct.3への成長へと繋がっていったのでしょう。反省をすぐ成長に繋げられる康一君マジ主人公。
- 懐かしのテーマと共にオラオラするスター・プラチナ
- どっかで聞いたことあるなと思いきや、3部でよくスタプラがオラオラする時に流れていたBGM…のはず。
このBGMはほぼ処刑用BGMに近かった気がしますが、シアーハートアタック相手にはオラオラも効果は今一つでした。
ただ、承太郎さんが時を止めてオラオラを拳だけでなく蹴りや、その辺の物を使って繰り返していれば
効果は今一つなりに、いずれはシアーハートアタックを壊せたかもしれません。実際、少しずつ壊れてましたし。
とは言え、康一君のチョンボで、承太郎さんがオラオラ続行する前に一時再起不能になってしまったので、真実は闇の中です。
- 逆に俺の自信ってやつがぶっ壊れそうだぜ
- 不利な状況でもタフな台詞を吐く、流石の貫録な承太郎先輩です。
しかし、康一君はこのセリフをユーモアではなくピンチだと受け取ってしまったのか、彼なりに承太郎さんへ精一杯の助言をします。
康一君が承太郎さんを心配すること自体は間違いでも何でもないですし
さらに承太郎さん側も康一君を案じて「自分の身を守る事だけを考えろ」と言うのも間違いではないのですが
この両者の思いやりは最悪の形ですれ違います。お互いが大事に思っているのに分かりあえないって悲しいですね。
康一君の意見に対して承太郎さんが全否定しているような感じなのも、すれ違いに拍車をかけているように見えますが
戦闘中でOJTという非常事態なので、仕方ない面もあります。ゆっくり解説とかの話をしている場合じゃあありません。
そして普段から承太郎さんは味方や身内に対する言葉のキャッチボールでは遊び玉を使いません。
全球ストライクです。でも戦闘中の敵相手にはユーモアを交えた台詞で返したりします。
- 空っぽだあああああああああーーー
- 鬼気迫る状況なのですが、康一君がノリツッコミやモノボケを繰り返すイロモネア状態に見えて、ちょっと面白い。
果てには、電気コンロに対して「何この不便なモノ、こんなんで美味しい料理ができるのか」との全力でディスをかまします。
こんなに康一君が何かを罵倒したのは、由花子さんとのファーストバトル以来ではないでしょうか。
しかし、電気コンロに罪はありませんし、ここまでディスられる謂れは無い、はずです。きっと、多分。
- シアーハートアタックに弱点は無い
- 吉良吉影33歳はこう言ってますが、康一君が見つけたように弱点はいろいろあります。
クレイジー・Dには左手に戻されますし、ザ・ハンドに削られたりしたら目も当てられません。
単調な動きしかできないシアーは、ザ・ハンドのスローな弧を描く軌跡でも簡単に捕らえられてしまう可能性が高いです。
吉良さんは来週あたりで康一君に「お前はバカ丸出しだ」と全力でプギャーされるぐらいな御人なのですが
その馬鹿丸出しの片鱗は、この辺りからもう始まっていたのかもしれません。
非スタンド使い相手なら、実際、無敵で便利なシアーハートアタックですが
非スタンド使い相手ならば大概のスタンド使いは無敵ですので、何とも比較のしようがありません。
スタープラチナ相手にシアーハートアタックが優勢だったのは、初登場補正とか作劇場の都合等の嫌らしい理由を抜きにすれば
相性が良かったといったところでしょうか。ポケモンで言えば、ノーマルタイプのフルアタ構成ポケに対する鋼タイプみたいな。
- 「守ってください…お願いします」 「分カリマシタ」
- 本体からの命令に対して、ちょっと一呼吸、微妙な間を置いてから従うAct.3=サン。ちょびっとだけ感じ悪いです。
自分を覚醒させたばかりの本体に対して何か思うところでもあったのか、値踏みでもしているのか。
それともただ単に、これがAct3の独特のリアクションであるだけなのかは分かりません。
思い返してみるに、6部のホワイトスネイクもヤドクガエルの降る中庭でDISCを回収しろとプッチに命令されてから
応答するまでに一呼吸置いていたことから、自我を持つスタンドは本体に対する反骨心みたいなものを
大なり小なり抱えている場合があるのかもしれません。でも、スパイスガールは従順でした、戦闘時の口調以外は。
- 必殺!エコーズ3フリーズ!
- 組んだ手の親指が下側に来るまで、限界ギリギリに捻ったような構えに原作ではなっているはずなのですが
アニメでは何故か途中で手を捻る回転方向が元に戻って、ウルトラ水流の構えになってしまっています。
この構え自体は、Act3の重くする能力に必須な構えというわけではないのかもしれませんが
折角の最初ぐらいはキッチリ再現してほしかっただけに残念です。光ってないリボルケインぐらい残念です。
一方で、カフェのウェイターのクロスアウッは無駄に再現度が高かったです。
ウェイターの半裸の方が3フリーズより需要が高かったとでも言うのでしょうか。因果な事です。
以上、Act3の横顔ってよく観るとフナ虫がいっぱい並んでいるようでちょっと気持ち悪いと思ってしまった今週の感想です。
ありがとうございました。
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- :-:2016/09/05(月) 22:48:02
- >ウェイターの半裸の方が3フリーズより需要が高かったとでも言うのでしょうかa
張本人が何を言っとる
- :-:2016/09/05(月) 23:33:13
- 綺麗な乳首してたよね>ウエイター