BragiとIBMが、完全ワイヤレスイヤホンBragi Dashと自然言語質疑応答システムWatsonを連携させる技術の開発について発表しました。Bragi Dashが内蔵する27のセンサーが得た情報をWatsonに処理させることで、たとえばリアルタイムに会話を通訳するといった使い方が可能になるとしています。
2014年にKickstarterを使ったクラウドファンディングで大成功を収めて以来、Bragi Dashは順調に一般消費者への販売を拡大し、すでにスポーツやワークアウトに最適なイヤホンとして認識されています。水泳中でも使える防水性能に加えて、心拍をはじめ最大酸素摂取量(VO2max)、消費カロリー、体温といったパラメーターを取得でき、スマートフォンのGPSと連携させればさらに多彩な情報収集が可能となるこのイヤホンは、すでに一種のウェアラブル(ヒアラブル?)コンピューターとも言えるかもしれません。
そして現在、IBMとBragiはWatsonの言語処理能力をDashとコラボさせ、たとえば多国籍企業の職場や現場でリアルタイムに会話を通訳し、業務伝達・コミュニケーションをスムーズにする、全く新しい使い方を実現すべく技術開発を進めています。
特に、危険な作業を伴う現場業務では言語の壁やコミュニケーション不足で業務指示が正確に伝わらなければ、場合によっては大きな労働災害が発生する事態にも発展しかねません。DashとWatsonの組み合わせを使えば、たとえば自分の声が相手に聞こえないような環境でも、頭部のジェスチャーをWatsonに送り、その意思を通訳させたり、タブレットに表示した資料のページを首の動きだけでめくるといったことも可能になるかもしれません。
IBMとBragiは両者の提携で開発される技術をどのようにして市場へと持ってくるかについては語っていないものの、「それほど長い時間はかからずに実用レベルのものが生まれてくるだろう」とコメントしています。もしかすると、1~2年後ぐらいには"Watson入り"のワイヤレスイヤホンをつけて仕事に従事する風景も(一部の業種では)当たり前になっているかもしれません。
ちなみに、Bragiは9月5日(日本時間9月6日午前2時)にミュンヘンと、なぜかアップル本社のあるクパチーノで「ビッグニュース」を発表すると告知ずみ。おそらくこの記事とは別内容のビッグニュース発表の模様はFacebookライブで伝えるとのこと。今夜遅くに起きていられる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、下のFacebookへの投稿がビッグニュースとなにか関係あるのかはわかりません。
そして現在、IBMとBragiはWatsonの言語処理能力をDashとコラボさせ、たとえば多国籍企業の職場や現場でリアルタイムに会話を通訳し、業務伝達・コミュニケーションをスムーズにする、全く新しい使い方を実現すべく技術開発を進めています。
特に、危険な作業を伴う現場業務では言語の壁やコミュニケーション不足で業務指示が正確に伝わらなければ、場合によっては大きな労働災害が発生する事態にも発展しかねません。DashとWatsonの組み合わせを使えば、たとえば自分の声が相手に聞こえないような環境でも、頭部のジェスチャーをWatsonに送り、その意思を通訳させたり、タブレットに表示した資料のページを首の動きだけでめくるといったことも可能になるかもしれません。
IBMとBragiは両者の提携で開発される技術をどのようにして市場へと持ってくるかについては語っていないものの、「それほど長い時間はかからずに実用レベルのものが生まれてくるだろう」とコメントしています。もしかすると、1~2年後ぐらいには"Watson入り"のワイヤレスイヤホンをつけて仕事に従事する風景も(一部の業種では)当たり前になっているかもしれません。
ちなみに、Bragiは9月5日(日本時間9月6日午前2時)にミュンヘンと、なぜかアップル本社のあるクパチーノで「ビッグニュース」を発表すると告知ずみ。おそらくこの記事とは別内容のビッグニュース発表の模様はFacebookライブで伝えるとのこと。今夜遅くに起きていられる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、下のFacebookへの投稿がビッグニュースとなにか関係あるのかはわかりません。