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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます！

[投稿日時] 2016年09月08日 07:40
■体験談

自分の母親が異質だった。それに気づいたのもつい2年くらい前。きっかけは母が自分の実家から絶縁された時。

母は昔からケチな部分が強かった。
父は稼ぎも悪くない、むしろ何不自由しないだけの稼ぎもあって生活費も十二分渡してもらっていたハズなのに、母はいつもお金がなかった(多分ブランド物や宝石を買い漁りすぎて借金返済に生活費をあててた為)
母と外食をしても＋120円でつくドリンクを付けたいとお願いしても「お水でいいじゃない」と拒否された。
新しい服がほしくても「子供服はすぐ大きくなって着れなくなるし、高いから」と何故か叔母のお下がりをよこされた。
食事はいつもご飯と汁物と大皿に盛られたインスタントおかず1品。
お金がないからまともに食材も買えないと常々言っていた。







なのに母は一人で出掛けたときは「⚫⚫(高級店)で5000円のランチしてきたの～♪」と自慢したり、「自分へのご褒美♪」と言って高い珍味を買ってきたりする。
父はほとんど家にいなかったからともかく、母は子供である私や妹に我慢を強い、あたかも自分が頑張っている！と本気で思っている節があった。 

そんな母が母実家に絶縁されたきっかけとなったのが、母実家で行われる母兄の50回忌での事。
兄と言っても生後一週間ほどで亡くなったらしいのだが、祖父は死んだ兄をずっとずっと思っていたらしく、節目節目にお坊さんを呼んでお経を読んで貰っている。
その50回忌を行うとき、私は既に結婚して家を出ていたが、祖父母に来るよう言われていた。事前に母に「そういうのって何を持っていくもの？お金？とか包んだ方がいいよね。お供え物要るかな？」と聞いた。 
母は「いらないいらない(笑)身内の！50回忌(笑)だよ？なーんにもいらないって～」と言われた。そんな馬鹿な。と思いながらネットで調べて、少額だけどお金を包んだ物と小さなお供えと数珠を持っていった。
 
結果、それが正解だった。
親戚は勿論みんなお金を持ってきて、お供えを仏さんに供えて手を当てていた。
母は数珠すら持ってきていなかった。
でもそれを変だとも思っていなかった。叔母(母妹)がそれらを持ってきているのを見て「えーｗｗ真面目じゃんｗｗ」とpgrしていたくらい自分が異様だと気づいていない。
お昼のお弁当は勿論お店に注文した法事料理？だった。でもあれって量も多いしあまり食べきれない。残す人も結構いたんだけど、母は人が残したあまりをタッパーに詰め込んだ。「もったいないから家に持って帰って酒のつまみにする」と。 
これには流石にドン引きして、「それはやめようよ、やらしいよ」とこっそり母に注意。だけど「食べ物を粗末にする方がやらしい。ほら、この海老なんて全然手をつけられてない。これを捨てるの？そんな風に食べ物を粗末にするようにしつけたつもりじゃないんだけどねぇ」と返されて何も言えなかった自分も情けない。

後日、時間差で祖父に落雷。
「お前のような非常識とは絶縁だ！！」と電話で怒鳴られたらしく、父は嫌がる母を引きずり母実家へ頭を下げに行った。 
だけど祖父の怒りは相当なもので、長男を蔑ろにされたとそれを許さなかった(祖父の長男への気持ちも少々異常だとは思うが)
父は項垂れながらも母をつれて帰る。その帰りの車の中で母は「いいじゃない、あんな人たちほっといて」と言ったらしい。
終始頭を下げて謝っていたのは父だけで、母は一言も話さず後ろでムッスリしていただけらしいのだが、この言葉に父も「こいつ駄目だわ」と流石に思ったそう。

その後、ふとした機会で叔母二人(母妹)と食事をした時に「お姉(私母)とまた仲良くしたいけれど、お姉からは連絡一つ来ない」と聞いた。確かに実家は絶縁されたにしても、姉妹仲が悪かったわけではない。
実家を絶縁されたからって姉妹の縁を切ることも本当はない。だから連絡がつかなくなって何故？と叔母が言っていた。
その日、その事を母に聞いたら「あの人たちとは切れた縁。妹達が実家の味方(←！？)をするなら妹達も敵。一度絶縁したのにまた仲良くなんて虫のいい話はないんだよ！」と自信満々にそう言った。まるで自分は悪くない、向こうが言いがかりをつけて絶縁してきたからこっちだってしてやる。非常識はお前らだ！とでも言いたいように。
「私の前で実家の話は今後しないでね。あんな人たちと親子兄弟だったなんて恥だわ。妹達はまぁ、実家と絶縁して私の味方に付くなら復縁も考えないこともないけれど、どうせじーちゃん(祖父)の言いなりだから無理でしょ」と続けた。

私は「こいつ駄目だわ」と思って何も言わずに電話を切った。
父は今、母と離婚する事を考えているらしい。
私は私で、非常識な母のもと育ったこともあって自分も非常識な事をしてきたのではないかと気が気でない。
義母に色々教えてもらい、だいぶ毒気は抜けてきたとは思っているけれど、あの女の血が流れてると思うと自分の振る舞いを気にして気が休まらない。


 



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