アスカ「バカシンジ~」 シンジ「馬鹿とはいささか失礼ですねぇ」
- 2016年09月10日 22:10
- SS、新世紀エヴァンゲリオン
- 11 コメント
- Tweet
~夏休み~
アスカ「はぁ?」
シンジ「おはようございます、アスカ君」
アスカ「バカシンジ、あんた暑さで頭おかしくなっちゃったわけぇ?」
シンジ「女性がそんな言葉遣いをするものじゃありませんよ」
アスカ「な、なによ..................(私をからかってるわけ?ふんっ、良い度胸してるじゃない)」
シンジ「さて、朝食を作りましょうかねぇ」
アスカ「」
シンジ「今日は夏休み初日ですし、ソーセージを一人三本ずつというのはどうでしょうか?」
アスカ「バカシンジもたまにはいい事するのね」
シンジ「良いことというほどの事ではありませんよ」
アスカ「さっきからその喋り方何なのよ!殴るわよ!?」
シンジ「はて、何をそんなに怒っているのか不思議ですねぇ。それに、暴力での解決は良くありませんよ」
アスカ「................私、何かあんたを怒らせるようなことした?」
シンジ「いいえ、別にいつも通りのアスカ君でしたが」
アスカ「調子狂うわね...........まあいいわ、早く朝食作りなさいよね!」
シンジ「君もそろそろ料理を作れるようになったほうがいいと思いますがねぇ」
アスカ「私は作れなくたっていいの!あんたが全部やればいいのよ!」
シンジ「そんなことではいいお嫁さんになれませんよ」
アスカ「う、うるさい!(私は.......あんたと............って何考えてるの私は、こんな奴なんかとっ........)」
シンジ「アスカ君、箸と飲み物の用意だけしていただけませんかねぇ」
アスカ「わかったわよ」
シンジ「ありがとう」
アスカ「それよりミサトはどうしたの~?」
シンジ「おや、聞いてなかったんですか?葛城さんなら昨日から一週間ほどネルフの仕事があるとおっしゃって出ていきましたよ。」
アスカ「そうだったの!?そんなこと聞いてなかったわよ!!!」
シンジ「アスカ君は昨晩早く寝てしまいましたからねぇ」
アスカ「学校が終わって疲れてたのよ!悪い?」
シンジ「誰も悪いなんて言ってませんがねぇ」
アスカ「ふんっ、何よ!(てことは一週間二人きりなわけ?)」ニヤァ
シンジ「そんなににやけて、何かいいことでもあったのですか?」
アスカ「に、にやけてなんかないわよ!ちょっと口の運動してただけ!何か文句あるわけ?」
シンジ「文句など言うつもりはありませんがねぇ。そんなことより、朝ご飯が出来ましたよ」
アスカ「早く寄越しなさいよね」
シンジ「夏休みはそうせかせかするものではありませんよ」
アスカ「はぁ?お腹減ってんのっ!全く誰のせいだと思ってんのよ」
シンジ「すぐ人のせいにするのは君の良くないところですよ」
アスカ「な、なんなのよこいつ...........」
シンジ「では、いただきましょう。いただきます」
アスカ「い、いただきます......」
シンジ「ハッ!」
アスカ「何よ急に!びっくりするじゃない!!」
シンジ「僕としたことが、大事なものを忘れていました」
アスカ「何よ」
シンジ「紅茶ですよ、紅茶。君も飲みますか?」
アスカ「あんたが入れてくれるんなら飲むわよ」
シンジ「もちろん、僕が入れますよ」
シンジ「朝の紅茶は体にいいんですよ」
アスカ「へぇ、初めて知ったわ。コーヒーとかじゃダメなわけ?」
シンジ「コーヒーはカフェインが多いですからねぇ、寝起きに飲むのは血糖値をあげてしまうんですよ」
アスカ「詳しいわね........(これ、私がおかしくなってるわけ?バカシンジに何があったのよ.....)」
シンジ「どうぞ」コッ
アスカ「ありがとう.......」
シンジ「やはり紅茶はいいですねぇ」
アスカ「そ、そうね(昨日までは牛乳しか飲んでなかったじゃない)」
シンジ「......ふぅ。ごちそうさまでした」
アスカ「こちそうさま~、んじゃ、後はよろしくっ!」
シンジ「皿洗いくらいしたらどうですかねぇ」
アスカ「あんたがいつもやってるんだからおとなしくやりなさいよっ!」
シンジ「君は本当に世話がかかりますねぇ」
アスカ「あぁ~~!!もう分かったわよ、やればいいんでしょやれば!!」
シンジ「助かります」
シンジ「その間に僕はごみを出しに行ってきます」
アスカ「あっそ」
シンジ「では」ガチャ
アスカ「ったくなんで私が洗いものなんてやってるわけぇ」
アスカ「私、あいつに悪いことしちゃったのかなぁ......私の生活態度?言葉遣い?............でも今までこんなこと無かったのに.......」
アスカ「あぁああああああっ!!考えるだけでムカつく!何なのよもうっ」
ガチャ
シンジ「何か叫び声がしましたが、大丈夫ですか?」
アスカ「あんたの耳がおかしいだけよ!」
シンジ「いつも耳は掃除しているつもりなのですがねぇ」
アスカ「どうでもいいわよっそんなの!それより今日あんたは暇なわけ?」
シンジ「午前中は家事と掃除をしますが、午後は暇ですよ」
アスカ「じゃあお昼から私と買い物に付き合いなさいよ」
シンジ「ふむ、僕が行く必要はあるんですか?」
アスカ「私が誘ってあげてるのに来ないわけ?暇そうなあんたをせっかくこのアスカ様が一緒に遊んであげるっていうのに拒否するつもりなの!?」
シンジ「はい~?僕には誘っているようには聞こえませんよ?それに自分で美少女というのはいささか自意識過剰だとおもいますがねぇ」
アスカ「私と来いって言ってんの!分かった?決まりだからね!」
シンジ「では、私からも一つ頼みがあるのですが」
アスカ「何よ?」
シンジ「午前中の家事を君にも手伝って欲しいんですよ」
アスカ「そんくらい自分でやんなさいよ」
シンジ「それでは午後に行くのは無しですかねぇ」
アスカ「ちょっと待ちなさいよ!交換条件ってわけぇ?バカシンジのくせに生意気ね!」
シンジ「君はもう少し家事をした方がいいと思いますよ」
アスカ「........わ、分かったわよ........やればいいんでしょやれば!!」
シンジ「今日だけではありませんよ、これからもずっとです」
アスカ「はぁ~!?なによそれ!あんまり調子のんじゃないわよ、バカシンジィ!!」
シンジ「いい加減にしなさぁいっ!!」プルプル
アスカ「ひっ!?」ビクッ
シンジ「調子に乗ってるのはどちらの方ですかぁっ!!!」プルプル
アスカ「な、なによ......」
シンジ「答えなさぁいっ!!」
アスカ「わ、悪かったわよ.......(びっくりした......)」
シンジ「僕は君のためを思って言ってるんですよっ!!」
アスカ「そ、それは.......うぅ~.........」ヒック
シンジ「夏休みにそのだらだらが余計酷くなったら今後君はどうやって生きていくつもりなんですかぁっ!!」
アスカ「........ぅう~~~」グスン
シンジ「やるべきことをやれば君も素敵な女性になれると思うんですがねぇ」
アスカ「...........ぅ........バカシンジィ.....................」
シンジ「きちんと家事を分担しましょう」
アスカ「ハィ..............」
シンジ「ではアスカ君には洗濯と風呂掃除をしてもらいましょうかねぇ」
アスカ「ハィ........洗濯機の使い方、教えなさいよ.......」
シンジ「もちろんですよ」
説明中
アスカ「意外に簡単じゃない、これなら余裕ね!」
シンジ「ボタン押すだけで全部やってくれますからねぇ」
アスカ「この時代に生きてて良かったわ~」
シンジ「では洗濯機を回している間に風呂掃除でもやりましょう」
アスカ「そうね」
シンジ「お風呂は体を清める所ですからねぇ、雑な掃除はしないようにしてくださいね」
アスカ「わ、分かったわよ」
シンジ「特にこの季節は湿気が凄いですからねぇ、放っておくとカビがどんどん増えるんですよ」
アスカ「オェ~、最悪」
シンジ「ですから隅々まで丁寧にやってくださいよ」
アスカ「はいはい」
シンジ「はいは一回で十分ですよ」
アスカ「そんなことはいいから早く説明しなさいよ」
シンジ「おっと、これは失礼、ではまず~.........」
シンジ「では、早速やってみてください」
アスカ「まかせなさいっ」
シンジ「これは頼もしいですねぇ」
アスカ「煽るんじゃないわよ!うるさいわねぇ」ゴシゴシ
キュッ、キュッ
ゴシゴシ
.............
......
...
アスカ「ふぅ、終わったわ~」
シンジ「お疲れ様です。なかなか綺麗になりましたねぇ」
アスカ「このアスカ様に掛かれば余裕よ!」
シンジ「ですが、まだここに少しカビが残っていますねぇ」
アスカ「はぁ?そんくらいいいじゃないっ!!」
シンジ「細かい事が気になる僕の悪い癖」
アス
コメント一覧
-
- 2016年09月10日 22:15
- 右京さんみたいだなと思ったら右京さんだった
-
- 2016年09月10日 22:25
- おやおや、これはこれは。
-
- 2016年09月10日 22:26
- コレいいな
-
- 2016年09月10日 22:27
- 米1 仲間だな
-
- 2016年09月10日 22:34
- スレタイだけで右京ってわかった俺にはかなうまい
( =з=)ドヤァ
-
- 2016年09月10日 22:35
- 誰でもスレタイでわかるやろ
-
- 2016年09月10日 22:37
- パラガス並みに一瞬でわかる
-
- 2016年09月10日 22:42
- この世界線の亀はアスカだったのか
-
- 2016年09月10日 23:06
- 一応14歳で飛び級大卒の天才少女なんだけどなアスカ。
基本馬鹿みたいな扱いされて可哀想。
-
- 2016年09月10日 23:51
- ※9
ロボットものだと天才少年少女も飛び級も珍しくないからじゃなかろか
色んな意味で14才の少女らしい性格だし
-
- 2016年09月10日 23:57
-
LASは俺得やわ
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
LINE読者登録QRコード
スポンサードリンク