9352649『DVシェルターの女たち』を開けば、いきなりきつい描写が書かれている。ガリガリにやせて小さくなった老婆。毛布をかぶってベッドの上から動かないイモムシ女。サンダルをはいた女たちが、ゾンビのようにヒタヒタと歩いている……



本書は、夫からDV被害を受けた春日野氏が、DVという犯罪の怖さとそこから立ち直ることの難しさを訴えたノンフィクションドキュメンタリーだ。

本書のタイトルでもある「DVシェルター」とは、DV被害を受けた女性が保護される施設のことだ。行政施設と民間施設の2種類があり、どちらも暴力夫が追いかけてこないよう、その情報は公になっていない。


問題の著書 『DVシェルターの女たち』


海外のDV防止CM



入浴のときの描写はかなり辛い。みんな裸になるので、DVで受けた傷があらわになる。アイロン型の火傷の跡がある女性。殴られすぎて、友禅模様のように、黄色から紫、黒、青など、まだらな肌色をした女性。春日野氏は、この地獄絵図を「ケガの博覧会」と称している。

女性たちは、みんな男から逃げてきている。したがって、身支度の用意をまともにしていないままやってきた女性が多い。特に経済面に関しては、大半の女性が困窮しているようで、シェルター内での窃盗は多々あったようだ。

また、精神を壊されるまで暴力を受けているので、耳をすませば、すすり泣く女性の声が聞こえてくる。読み進めて、言葉がなかった。彼女たちは地獄を経験してきたようだが、DVシェルターが地獄の休憩所に思えてならなかった・・

詳細は(source: livedoor ニュース - すすり泣く女性の声…「DVシェルター」の悲惨な実態

DVしておきながらまったく反省しない金髪男