「強かん致傷」の疑いで逮捕され、昨日釈放された俳優の高畑裕太(22才)容疑者
ですが、弁護士などが”無罪”を主張しています。
画像:【高畑裕太容疑者】
NNN
先月23日、ドラマ撮影のために宿泊していたビジネスホテルで、40代女性従業員を部屋に呼び出し、
強かんするなどした疑いで逮捕された高畑容疑者。
9日、勾留されていた前橋署から釈放され、白いシャツにグレーのズボン姿で姿を現した高畑容疑者
は報道陣の前で
「このたびは皆さまに多大なるご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありませんでした!」
と、まるで舞台で演技をしているかのような大声で謝罪。
しかし、報道陣の問いかけには一切答えず、女性弁護士とともに車に乗り込み、そのまま姿を消しま
した。
ANN
FNN
同日、高畑容疑者の弁護士は各マスコミに次の書面をFAXで送信。
「無罪」を主張しました。
今回、高畑裕太さんが不起訴・釈放となりました。
これには、被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。
しかし、ご存じの通り、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情がない限り、起訴は免れません。
お金を払ば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません。
一般論として、当初は、合意のもとに性行為が始まっても、強姦になる場合があります。
すなわち、途中で、女性の方が拒否した場合に、その後の態様によっては強姦罪になる場合もあります。
このような場合には男性の方に女性の拒否の意思が伝わったかどうかという問題があります。
伝わっていなければ敵意がないので犯罪にはなりません。
もっともこのようなタイプではなく当初から脅迫や暴力を用いて女性が抵抗できない状態にして無理やり性行為を行うタイプの事件がありこれは明らかに強姦罪が成立します。
違法性の顕著な悪質な強姦罪と言えます。
私どもは高畑裕太さんの話は繰り返し聞いていますが、他の関係者の話を聞くことはできませんでしたので、事実関係を解明することはできておりません。
しかしながら知りえた事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、 少なくとも逮捕時報道にあるような電話で「部屋に歯ブラシを持ってきて」と呼びつけていきなり引きずり込んだなどという事実はなかったと考えております。
つまり、先ほど述べたような、違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります。
以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております。
検察が不起訴を決定した以上、法律上は容疑者とはなりませんが、芸能界への復帰は相当厳しい
でしょうね。
また「無罪」を主張するのであれば、高畑容疑者の一方的な話だけでなく、諸事情について、より
具体的な内容をできる範囲で公開すべきですし、検察の不起訴決定を援用しても不十分の感が
否めません。