iPhoneのハードに関するトラブルで最も多いのが、うっかり落下させてしまったことによる画面の破損ではないでしょうか。街中や電車内などでも画面にひびが入った状態のまま操作している人をよく見かけます。もしiPhoneの画面を割ってしまったら、どれぐらいの修理代がかかるのでしょうか。

AppleCare＋に加入していれば割安に

iPhoneの破損や不具合が起きてしまった場合は、アップルが提供する修理サービスを利用しましょう。その際に重要なのが、アップル独自の保証プログラム「AppleCare＋ for iPhone」に加入しているかどうかです。iPhoneには通常1年間の保証がついていますが、購入時にのみ加入できるこのサービスを利用すると保証期間を2年に延長できます。また、過失や事故によってiPhoneを損傷してしまった場合の修理サービスを通常よりも割安な料金で最大2回まで受けられます。

AppleCare＋に加入していると、画面修理の代金は、iPhone 6/6 Plusで7800円（1回）、iPhone 6s/6s Plusは1万1800円（1回）となっています。非加入の場合は、加入時と比べて3000〜1万400円割高になります。


▲アップルの公式サイトに掲載された、「iPhoneの画面の修理料金」

購入時にAppleCare＋に加入したかどうかを忘れてしまった場合は、アップルが用意した専用サイトでシリアル番号を入力することで簡単に確認できます。iPhoneのシリアル番号は、「設定」の「一般」 「情報」で調べることができます。


▲「AppleCare＋」の保証状況はアップルの専用サイトで確認できる

修理はアップルストアか正規店で行うのが安心で確実

iPhoneの修理は、全国にあるアップルストアか、アップルの正規サービスプロバイダに持ち込むのが最も確実な方法といえます。アップルストアには、専任スタッフがさまざまな問題を解決してくれる「Genius Bar」が設置されているので、事前に予約をしてから修理の相談をしてみましょう。近所にアップルストアがない場合は、正規サービスプロバイダに指定されている大手の家電量販店などを利用しましょう。


▲アップルストアや正規サービスプロバイダの場所は、アップルのサイト（https://locate.apple.com/jp/ja/）で検索できる

キャリア独自の補償サービスもある

大手キャリアもiPhoneの購入時に加入できる独自の保証プログラムを提供しています。こうしたサービスに加入していれば、修理代が安くなるケースがあるので、キャリアショップでiPhoneを購入した場合は、加入していないかどうかを修理前に確認しておきましょう。

NTTドコモが提供する「ケータイ補償サービス for iPhone」は、水濡れや破損、紛失などのトラブルを保証。月額料金は、iPhone 6s/6s Plusで月額810円、iPhone SE/6/6 Plus/5sで648円、iPhone 5cで540円となっています。iPhone 6s/6s Plusなら1回につき1万1180円、iPhone SE/6/6 Plus以前のモデルなら1回につき8100円で水濡れ、全損、紛失などのトラブルに対する補償サービスを受けられます（1年に2回まで）。


▲NTTドコモ「ケータイ補償サービス for iPhone」

auは、アプリの取り放題や各種特典などを利用できる「auスマートパス」（月額401円）の利用者向けに「修理代金サポート」を提供。水濡れや事故による破損に対して、最大で1万円まで修理代金をサポートしてくれます（購入から2年間で2回まで）。


▲「auスマートパス」加入者が利用できる「修理代金サポート」

ソフトバンクは月額702円の「あんしん保証パック(i)プラス」を提供。このサービスを利用すると、故障や破損、水濡れが発生した場合、修理代金の80%以上が月々の利用料金から割り引かれます。全損や盗難、紛失の場合は、会員価格で同一機種か指定機種に機種変更することができます。


▲ソフトバンク「あんしん保証パック(i)プラス」