悪い知らせからというご要望が来たので:
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
●家庭用ゲーム、アーケードゲームタイトルを利用した賞金制大会で特にゲームメーカーが賞金を積み上げる形式のものは、その実施方法次第では景表法の規制対象となります。景表法の規制対象となった場合、賞金上限は10万円を超えてはいけません。
消費者庁判断としては、技術向上の為に繰り返しのプレイが必要であり、有料ユーザー以外の者(=ゲーム購買者/アーケードプレイヤー以外の者)が成績優秀者として賞金を獲得する可能性が低いと考えられる大会の場合は、本体商取引に対する経済的価値の提供とみなされ景表法の規制対象となるとの事です
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
即ちeスポーツとして互いの技術を競い合う形式のゲームタイトルであればあるほど景表法の規制範疇に入りやすくなり、一方、運ゲーであればあるほど、景表法の規制範疇からは除外される(本体商品取引が賞金獲得の要件となり難い為
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
参加者自身の参加料を賞金の原資とするのではなく、第三者がスポンサードする形式の賞金であれば「適法」です。 https://t.co/a4G8yp3dHH
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
さて皆様がショック死しそうになった所で良い話を
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
●基本プレイ無料(一部課金あり)のゲームに関して「課金ユーザーが必ずしも有利になることがない」と言えるゲームに関しては、その実施手法次第では景表法の規制対象とはならないと消費者庁は判断。この場合は景表法上の賞金上限がかかりません
↓この点に関してはもう少し具体的に内容を詰めました。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
いわゆるスタミナ制の採用など、プレイヤーの技術研鑚に必ずしも課金が必要ではなく、「有料ユーザーが有利になることはない」といえる場合は景表法の規制対象外。その他、能力値に影響のないスキン販売等で課金する形式なども問題なさそうです
一方、基本プレイ無料でもゲーム内でのアイテム課金が大会におけるプレイヤーの競争力に反映されてしまうような競技内容の場合は、本体商取引に対する経済的価値の提供とみなされ、景表法の規制範疇となる(=最大賞金10万円)可能性があるようです。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
賞金を第三者が提供する場合はOKです。 https://t.co/nKy8d0UmPU
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
パッケージ販売が前提となったゲーム(家庭用ゲーム)は、ゲーム購入した時点ですでに課金プレイヤーです。そういう人達が有利になるようなゲーム大会での賞金提供は景表法の規制範疇に入る可能性が高いということです。 https://t.co/vhu2AxIAA5
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
はい、それが一番リスクの少ない大会実施方法となります。 https://t.co/smbzkex13U
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
そうですね。MOBA系の基本プレイ無料ゲームはセーフとなる可能性が高いと思われます。 https://t.co/s4K6ifts5b
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
…という解釈は成り立ちうるとは思うのですが、現時点ではアーケードゲームも規制対象だとの回答となっています。 https://t.co/lQ0VnaCnYO
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
今回はあくまで電子ゲーム(PC、スマホ、アーケード、コンソール)に対象を絞って法令適用の確認をしたものですので、リアルスポーツは論議の対象外です。 https://t.co/sriOQVNE9U
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
ちなみに、ここで私がお話した内容は近日中に消費者庁のwebサイトから公式見解として発表が為されます。私の所に最初に回答が来ているのは、私が以下の法令適用確認を行った当事者であるからでしかなく、本判断は広く一般論として適用される法令判断となります。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
あともう一点。賞金制大会に関しては景表法以外にも刑法賭博罪、風営法など別の法律にかかる場合があります。下記はあくまで消費者庁の所管する景表法上の法令判断に限定されているモノであり、景表法上OKでも他の法律でNGという状況は普通にあり得ますので、その点は重ねてご確認ください。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
ハイ、第三者によるスポンサード賞金大会というのは、これまでもOK、これから先もOKです。 https://t.co/YTAEXDZVwI
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
「リアルスポーツでは認められているのに、eスポーツではダメなんて…」という言説が多々見られますが、リアルスポーツとeスポーツの差は競技の対象となる「ゲーム」自体が自社の商品であるのか、もしくは特定商品の購買を必要とない一般的なゲームなのか、の違いがあります。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
これは某eスポーツ関係者と呑んだ時に聞いた話ですが「eスポーツ振興はどう突き詰めて行っても、結局個別のゲームディベロッパーの利益にしか帰着しないのが構造的に難しい」とのこと。この文脈が景表法の法令適用にも繋がってるのだと思います。 https://t.co/Kj22MO6LP3
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
いいとこ突きますね。ネット賭博の場合はプレイヤー側にも賭博罪が適用され違法ですが、景表法はあくまで事業者側にしか適用のない法律なので、なかなか解釈が難しいところです。賭博開帳図利罪の運用では最近警察庁はこれもNGとしていますが https://t.co/VqdvlwFTMg
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
日本の成績優秀者に「出場権」が与えられるって奴でしょうかね。日本のポーカー大会などでは伝統的に見られる褒賞手法ですが、これに関しては僕が知る限り確定した答えはありません。この出場権の「経済的価値」をどう算定するかによると思います https://t.co/ygkumrtAXM
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
ちなみに世の中では賞金が出るポーカー大会とかの実施が始まっていますが、刑法賭博罪だけではなく風営法、景表法あたりに気を配らなければならないのはeスポーツと同じです。僕から見ると「なんや危ない橋を渡っとるな…」という感想しかありません、某AJPC
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月12日
世の中では「eスポーツ」としてザックリ一括りにしているが、その実「eスポーツ」という競技は世の中に存在していなくて、本当は個別ゲームタイトルにおける競技の集積でしかないし、そうなるとそれらの振興がニアリーイコールで「個別企業による自社商品の販促」として目されてしまう場合がある、と
— 木曽崇:「日本版カ
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Author:バルカズ
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