『ミラクルジャンプ』連載、「ＧＡＮＴＺ：Ｇ」の1巻です。
原作(ネーム含む)を奥 浩哉が担当、漫画をイイヅカ ケイタに任せてガンツが久しぶりに帰ってきました。本人が描かないのは別作品を連載してるし、一歩引くことで視野を広くする狙いがあるのかもしれません。

高校の修学旅行のバスの中、生徒たちはカラオケで盛り上がっていた。

はい、左が当漫画の主人公である玄野 計ならぬ黒名 蛍(くろな けい)。右が幼馴染みの内木です。告白はしてないらしいものの、その素振りから互いに意識する仲なのは間違いないね。
楽しい ひと時も束の間、一瞬にして惨劇の事態に！　運転手が心不全？によって倒れてしまい、バスは高架から真っ逆さま。あえなく全員が死亡…したらしいけれど全員が黒い球のある部屋に転送されていた。ガンツのゲームプレイヤーになったわけです。

ここでレクチャーしてくれたのが先輩プレイヤーである大学生の安孫子と藤本。…この調子だとそのうち手塚とか石ノ森とか永井とかも出てくるかもしれないぞ。まぁレクチャーしてくれただけでも有難いですよ。必ずしもそうする必要はないのですから。
でも言う事を聞かないのが人の性というもの。教師なんて聞く耳を持っておらず、逆に食って掛かる勢いですから。

そんなことしてる間に「けだもの星人」をやっつける指令が出て全員が動物園に転送。まだ何が起こっているのか理解してない(しようともしない)教師などは安孫子と藤本の叫びも聞かずエリアの外へ。脳内爆弾によって瞬時にして うむ、死亡確認…
おぉ教師よ、何の役にも立たずに死んでしまうとは情けない！

ここからはいよいよ「けだもの星人」との戦いに。戦いといってもスーツを持ち出したのは たったの6人なので ほとんど役に立ちません。つーか、着替えてる間にクラスの人気者であるイケメンの桜井くんと松本くんに付いてどこかに行ってしまうのはどーよ？　こんな状況でもイケメンがいいと言うのかー！(血の雄叫び)

その桜井くんと松本くん。スーツはないけど武器は持っていたから女の子の声援を背に果敢に立ち向かうも、健闘及ばす死亡してしまいます。…大変失礼なことを今から言うぞー。
　　　リア充が○○してスッキリしたわ！
こう思う男性諸君はきっと多いと思う。いや、多いハズだ！　ちなみにこの女の子たち全員未帰還になります。そりゃそうだろ。

先輩プレイヤーの安孫子と藤本の活躍でラスボス以外は倒します。けれどラスボスの強いこと！　二人とも負傷して戦闘困難に。スーツを着た6人も次々と負傷して内木が死亡。これに取り乱す蛍ですけど、死の間際に掛けてくれた言葉で諦めることはしませんでした。

攻撃をことごとく躱し続ける蛍に希望を見い出した藤本は、気付かれぬように銃を撃つ…

漫画家が変わったことから多少の違和感はあるものの私は充分に許容範囲。何しろ生き残ったスーツ組全員が女性であり、モデル？やアイドルまで入ってるので期待せずにいられません。むしろ主人公を変えて良かったとまで言わせていただきますか！