1: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:27:51 ID:SU3
骨髄移植ってなんのためにするの?っていう人のためのスレだよ!
7: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:37:47 ID:SU3
骨髄移植がどんな病気に対して行われるのか?
だいたい知ってると思うけど白血病を初めとした造血器悪性腫瘍ってやつだね!
初めて骨髄移植が行われたのは正確には忘れたけど1960年代の後半。
それまでは白血病は完全に不治の病だった。
白血病はいわゆる血液のがんってやつで、体内で白血病細胞が際限なく増殖して、
正常な造血が行われなくなる病気。
血球細胞は基本的に白血球、赤血球、血小板の三種類だけど、
1.白血球が作れない
感染症に対する免疫が極端に低くなる
2.赤血球が作れない
ものすごい貧血がきちゃう
3.血小板が作れない
勝手に出血する。しかも出血したら止まらない。
このどれかが悪さをして、無治療だと発症から一か月も持たないわけ。
だいたい知ってると思うけど白血病を初めとした造血器悪性腫瘍ってやつだね!
初めて骨髄移植が行われたのは正確には忘れたけど1960年代の後半。
それまでは白血病は完全に不治の病だった。
白血病はいわゆる血液のがんってやつで、体内で白血病細胞が際限なく増殖して、
正常な造血が行われなくなる病気。
血球細胞は基本的に白血球、赤血球、血小板の三種類だけど、
1.白血球が作れない
感染症に対する免疫が極端に低くなる
2.赤血球が作れない
ものすごい貧血がきちゃう
3.血小板が作れない
勝手に出血する。しかも出血したら止まらない。
このどれかが悪さをして、無治療だと発症から一か月も持たないわけ。
6: (#´Д`)ペッ◆9GsWtWBAHo 2016/09/17(土)23:37:33 ID:LJo
あれ!?
説明は??
説明は??
8: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:41:41 ID:SU3
>>6
ごめんノリで建てたから書き溜めとか全くしてない
そんで、そういう悪い細胞を死滅させるために抗癌剤を使うわけ。
白血病に対して、現在は寛解導入療法、地固め療法、そして場合によって維持療法を行います。
しかも最初から複数の抗がん剤を使う。
さらに診断時の病名とか経過によって骨髄移植をしていくかどうか決めるんだけど、
ほんとに最初の最初は、白血病に対しては単剤でしかも抗癌剤の使用量も今ほど多く使ってなかった。
だから一旦治ったように見えても必ず再発してたんだね。
そしてそのうち耐性がついて抗癌剤が効かなくなっちゃうっていう負のスパイラル。
ごめんノリで建てたから書き溜めとか全くしてない
そんで、そういう悪い細胞を死滅させるために抗癌剤を使うわけ。
白血病に対して、現在は寛解導入療法、地固め療法、そして場合によって維持療法を行います。
しかも最初から複数の抗がん剤を使う。
さらに診断時の病名とか経過によって骨髄移植をしていくかどうか決めるんだけど、
ほんとに最初の最初は、白血病に対しては単剤でしかも抗癌剤の使用量も今ほど多く使ってなかった。
だから一旦治ったように見えても必ず再発してたんだね。
そしてそのうち耐性がついて抗癌剤が効かなくなっちゃうっていう負のスパイラル。
9: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:46:47 ID:SU3
んで、治すためにどうしたらいいか?
昔の偉い人たちはとにかく抗癌剤の投与量を増やしました。もうこれでもかってくらい。
投与日数も長くしてみたりなんかして。
でもそうすると、当然副作用も増えちゃう。
抗癌剤は基本的に細胞分裂が盛んな細胞に効く。だから分裂が活発ながん細胞に
より効きやすいからいわゆるtherapeutic windowってのがとれるんだけど、
あんまり大量に投与しすぎちゃうと正常細胞も殺しちゃう。
んで、抗癌剤の副作用が一番出やすいのは生殖細胞、腸管上皮、そして骨髄だったりするわけ。
なんたって骨髄は毎日血液細胞を作り出してるところだからね!
そうすると、骨髄で悪さしてる白血病を殺したいのに正常骨髄も殺しちゃうってジレンマに
直面しちゃったわけ。
昔の偉い人たちはとにかく抗癌剤の投与量を増やしました。もうこれでもかってくらい。
投与日数も長くしてみたりなんかして。
でもそうすると、当然副作用も増えちゃう。
抗癌剤は基本的に細胞分裂が盛んな細胞に効く。だから分裂が活発ながん細胞に
より効きやすいからいわゆるtherapeutic windowってのがとれるんだけど、
あんまり大量に投与しすぎちゃうと正常細胞も殺しちゃう。
んで、抗癌剤の副作用が一番出やすいのは生殖細胞、腸管上皮、そして骨髄だったりするわけ。
なんたって骨髄は毎日血液細胞を作り出してるところだからね!
そうすると、骨髄で悪さしてる白血病を殺したいのに正常骨髄も殺しちゃうってジレンマに
直面しちゃったわけ。
10: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:47:36 ID:SU3
って誰もいねえwww
それでもがんばって書くお
それでもがんばって書くお
12: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:49:42 ID:SU3
そして昔の偉い先生、E. Donnall Thomasさんは考えました。
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`)
ノヽノヽ そうだ、減っちゃった骨髄、人からもらえばよくね?
くく
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`)
ノヽノヽ そうだ、減っちゃった骨髄、人からもらえばよくね?
くく
11: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:49:36 ID:kU2
髄液うま~
15: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:54:41 ID:SU3
>>11
髄液と骨髄液は全く違うからな!
そんなこんなで、骨髄移植が初めて行われたのが1960年代。
もう骨髄もらうこと前提で治療するから、正常な骨髄ごと白血病細胞を殲滅しちゃおう、
とにかく大量の抗がん剤を使っちゃおうって考えました。
抗癌剤じゃなくて、全身に放射線あてちゃえばよくね?なんて考えも彼の頭をよぎりました。
それこそ広島長崎で被ばくした人たちは骨髄不全が生じることがわかってたから。
放射線の全身照射は骨髄に特にダメージを与えることが分かってたんだね!
これが現在まで続く「(骨髄破壊的)前処置」の考え方です。今はいろいろ方法が改良されてるけど
基本的なやり方は変わりません。
髄液と骨髄液は全く違うからな!
そんなこんなで、骨髄移植が初めて行われたのが1960年代。
もう骨髄もらうこと前提で治療するから、正常な骨髄ごと白血病細胞を殲滅しちゃおう、
とにかく大量の抗がん剤を使っちゃおうって考えました。
抗癌剤じゃなくて、全身に放射線あてちゃえばよくね?なんて考えも彼の頭をよぎりました。
それこそ広島長崎で被ばくした人たちは骨髄不全が生じることがわかってたから。
放射線の全身照射は骨髄に特にダメージを与えることが分かってたんだね!
これが現在まで続く「(骨髄破壊的)前処置」の考え方です。今はいろいろ方法が改良されてるけど
基本的なやり方は変わりません。
14: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:53:15 ID:j9P
イッチはドクターなの?
17: 名無しさん@おーぷん 2016/09/17(土)23:59:20 ID:SU3
>>14
駆け出しのヘマトロジストだよ!
そうやって、急性骨髄性白血病の人たちに骨髄移植が行われました。
当時行われた前処置の詳細は知らないんだけど、巧い具合に他人の骨髄が
患者さんの骨髄の中で増えて正常造血がなされるようになりました。
それでもやっぱり最初期は拒絶されたり、なんだかんだで再発しちゃったり、
原因は不明だけど皮疹がでたり肝臓が悪くなったり、下痢がものすごいことになって
死んじゃったり、なんて人もいました。これは今はGVHDってことが分かってるけど、
当時はわかってなかったんだね!GVHDが何か、ってのは後で書こうかな。
駆け出しのヘマトロジストだよ!
そうやって、急性骨髄性白血病の人たちに骨髄移植が行われました。
当時行われた前処置の詳細は知らないんだけど、巧い具合に他人の骨髄が
患者さんの骨髄の中で増えて正常造血がなされるようになりました。
それでもやっぱり最初期は拒絶されたり、なんだかんだで再発しちゃったり、
原因は不明だけど皮疹がでたり肝臓が悪くなったり、下痢がものすごいことになって
死んじゃったり、なんて人もいました。これは今はGVHDってことが分かってるけど、
当時はわかってなかったんだね!GVHDが何か、ってのは後で書こうかな。
18: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:03:04 ID:WVZ
(ヘマトロジストってなんだろう…)
20: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:04:49 ID:NBy
>>18
ヘマトロジーが血液学のことだよ!
ヘマトロジーが血液学のことだよ!
19: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:03:56 ID:NBy
と、ここまでで骨髄移植が行われるようになった経緯は終わり。
質問あればどうぞ。
なければ現状の骨髄移植について書いてく
質問あればどうぞ。
なければ現状の骨髄移植について書いてく
21: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:05:12 ID:Ih0
皮疹ならフェキソフェナジンで我慢してもらっちゃダメなの?
22: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:07:04 ID:NBy
>>21
まさに骨髄移植で生じる皮疹はアレルギーだね。
でもアレルギーにも実は種類があって、フェキソフェナジンが効くアレルギーはII型。
骨髄移植で生じる皮疹はIV型アレルギーだからフェキソフェナジンは効かないんだね!
まさに骨髄移植で生じる皮疹はアレルギーだね。
でもアレルギーにも実は種類があって、フェキソフェナジンが効くアレルギーはII型。
骨髄移植で生じる皮疹はIV型アレルギーだからフェキソフェナジンは効かないんだね!
23: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:08:05 ID:Ih0
遅発型ということならデカドロンでどうだろうか
27: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:10:52 ID:NBy
>>23
まあもっと正確にはIV型でもないんだが、リンパ球が悪さしてるって意味でIVて書いたよ!
実際にGVHDが生じた場合はデカドロンじゃなくてメチルプレドニゾロンを使います。
まあもっと正確にはIV型でもないんだが、リンパ球が悪さしてるって意味でIVて書いたよ!
実際にGVHDが生じた場合はデカドロンじゃなくてメチルプレドニゾロンを使います。
24: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:09:00 ID:VIv
骨髄吸い取るのって凄い痛いって聞いたけどどうなん?
28: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:11:49 ID:NBy
>>24
そう、これがめっちゃ痛い。しかも麻酔が効かない種類の痛み。
定期的に骨髄を抜かれる患者さんは骨髄穿刺の日はブルーです。
そう、これがめっちゃ痛い。しかも麻酔が効かない種類の痛み。
定期的に骨髄を抜かれる患者さんは骨髄穿刺の日はブルーです。
25: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:09:35 ID:NBy
さて、骨髄移植が実際にどういう風に行われるのか?
現在は実は「造血幹細胞移植」って概念になってて、移植に使うグラフトってやつは
骨髄、臍帯血、そして末梢血幹細胞があります。
これらがどう違うか、ってのはスレが続けば書きます。
ここからは白血病の診断から移植に至るまでの流れを書こうかな。
現在は実は「造血幹細胞移植」って概念になってて、移植に使うグラフトってやつは
骨髄、臍帯血、そして末梢血幹細胞があります。
これらがどう違うか、ってのはスレが続けば書きます。
ここからは白血病の診断から移植に至るまでの流れを書こうかな。
30: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:14:16 ID:94N
骨髄ってどうやって取り出すのよ
33: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:19:55 ID:NBy
>>30
うつ伏せになってもらって、腸骨っていう腰の骨に大体直径2~3mmくらいの太い針を
突き刺してそこから注射器で直接吸い取るよ。
3.治療効果確認
寛解導入療法が終わって、正常骨髄ごと殲滅するんだけど、完全に殲滅するわけじゃないので
時間を置くと造血が回復してくるよ!その時にもう一回骨髄穿刺をして、
正常造血が回復してるかを確認します。
この時は染色体検査とか遺伝子検査の結果が出てる。
正常造血が回復してて、白血病細胞が見つからない状態を寛解と言います。
この状態が維持されていてかつ、上記の検査で予後良好と判断されていたら
すぐには移植には向かわず、地固め療法(および維持療法)を繰り返します。
だけど寛解に入ってなかったり、予後不良の検査結果が返ってきてたら移植を考慮します。
うつ伏せになってもらって、腸骨っていう腰の骨に大体直径2~3mmくらいの太い針を
突き刺してそこから注射器で直接吸い取るよ。
3.治療効果確認
寛解導入療法が終わって、正常骨髄ごと殲滅するんだけど、完全に殲滅するわけじゃないので
時間を置くと造血が回復してくるよ!その時にもう一回骨髄穿刺をして、
正常造血が回復してるかを確認します。
この時は染色体検査とか遺伝子検査の結果が出てる。
正常造血が回復してて、白血病細胞が見つからない状態を寛解と言います。
この状態が維持されていてかつ、上記の検査で予後良好と判断されていたら
すぐには移植には向かわず、地固め療法(および維持療法)を繰り返します。
だけど寛解に入ってなかったり、予後不良の検査結果が返ってきてたら移植を考慮します。
31: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:15:18 ID:NBy
1.診断
白血病の診断は、たいていは原因不明の発熱が続く、とか
どこもぶつけてないのにあざができてる、とかで血液検査されてわかることが多いよ。
末梢血検査で白血病が疑われたら骨髄穿刺で精査。
顕微鏡でのぞくと芽球って呼ばれる白血病細胞で骨髄が占められてるのが診断時。
2.治療
診断がついたら、寛解導入療法ってのをします。予後とか今後の治療方針を見極めるために
最初の骨髄穿刺の段階で遺伝子検査とか染色体検査とかいろいろ出すんだけど、
結果がわかるのは長いと一週間とかかかったりするから、それを待ってたら死んじゃうので
とにかくまず寛解導入療法を行って白血病細胞を減らします。
白血病の診断は、たいていは原因不明の発熱が続く、とか
どこもぶつけてないのにあざができてる、とかで血液検査されてわかることが多いよ。
末梢血検査で白血病が疑われたら骨髄穿刺で精査。
顕微鏡でのぞくと芽球って呼ばれる白血病細胞で骨髄が占められてるのが診断時。
2.治療
診断がついたら、寛解導入療法ってのをします。予後とか今後の治療方針を見極めるために
最初の骨髄穿刺の段階で遺伝子検査とか染色体検査とかいろいろ出すんだけど、
結果がわかるのは長いと一週間とかかかったりするから、それを待ってたら死んじゃうので
とにかくまず寛解導入療法を行って白血病細胞を減らします。
32: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:19:54 ID:uMZ
骨髄バンクのドナーは相当の苦痛を強いられるのか
35: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:21:06 ID:NBy
>>32
ドナーさんから骨髄採取をするときは、何回も刺さないといけないから
全身麻酔でするよ!ただ何回もさすから採取後は骨がぐずぐずだし痛いよね!
ドナーさんから骨髄採取をするときは、何回も刺さないといけないから
全身麻酔でするよ!ただ何回もさすから採取後は骨がぐずぐずだし痛いよね!
34: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:20:50 ID:les
ドナーに何かしらメリットあるの?
36: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:24:31 ID:NBy
>>34
はっきりいってないよ!完全なボランティアだね!
4.移植へ向けて
移植が必要になった患者さんがいたら、まず家族のHLAを調べます。
HLAってのは白血球における血液型、って考えてくれるといいよ!
これが合ってないと移植をしたときに患者さんの体内に残ってるリンパ球が移植した
造血幹細胞を攻撃して拒絶されちゃったり、逆にドナーさんの骨髄とかに含まれる
リンパ球が患者さんの体を攻撃しちゃったりして大変なことになるよ!
はっきりいってないよ!完全なボランティアだね!
4.移植へ向けて
移植が必要になった患者さんがいたら、まず家族のHLAを調べます。
HLAってのは白血球における血液型、って考えてくれるといいよ!
これが合ってないと移植をしたときに患者さんの体内に残ってるリンパ球が移植した
造血幹細胞を攻撃して拒絶されちゃったり、逆にドナーさんの骨髄とかに含まれる
リンパ球が患者さんの体を攻撃しちゃったりして大変なことになるよ!
38: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:55:26 ID:RPU
>>1
造血細胞ってのは骨の中にあるんだよな?
で,白血病ってのは造血細胞のエラーだよな。
この2点だけで考えると,ある骨で起きたエラーがほかの骨の中にまで
広がる理屈がわからないんだが。
正常な骨髄細胞のほうがいっぱいあるのなら,一つくらいエラーが起きてもそちらが淘汰されないのか?
造血細胞ってのは骨の中にあるんだよな?
で,白血病ってのは造血細胞のエラーだよな。
この2点だけで考えると,ある骨で起きたエラーがほかの骨の中にまで
広がる理屈がわからないんだが。
正常な骨髄細胞のほうがいっぱいあるのなら,一つくらいエラーが起きてもそちらが淘汰されないのか?
42: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)01:10:50 ID:NBy
>>38
ごめん呼ばれてた。
まず、造血幹細胞にはホーミング能ってのがある。
実際の造血幹細胞移植は点滴で末梢血管内に投与するんだが、勝手に
骨髄の中に入って増えるんだ。移植のときは造血幹細胞を大量に投与するから
全身の骨髄に勝手に入ってそこで正常造血をするようになる。
んで、白血病細胞にもホーミング能がある。そして勝手に増える。だからある骨で生じた
白血病細胞は勝手に増えて勝手に他の骨の骨髄にもたどり着いてそこでも増えるんだな。
まあ、固形がんが転移するのと同じ仕組みだ。
つまり白血病診断時、ってのは全身に転移をきたした状態って考えてもらっていいよ。
そして>>38の言う通り、造血幹細胞の遺伝子エラーは日々生じているけど、
エラーそのものによって細胞が腫瘍化することなく死んでしまったり、
白血病になり得ても免疫によって排除されてる。
ところが免疫が低下してたり、遺伝子異常が決定的なものだったりすると
完全な白血病細胞になって上記の仕組みで全骨髄で増殖するわけだな。
ごめん呼ばれてた。
まず、造血幹細胞にはホーミング能ってのがある。
実際の造血幹細胞移植は点滴で末梢血管内に投与するんだが、勝手に
骨髄の中に入って増えるんだ。移植のときは造血幹細胞を大量に投与するから
全身の骨髄に勝手に入ってそこで正常造血をするようになる。
んで、白血病細胞にもホーミング能がある。そして勝手に増える。だからある骨で生じた
白血病細胞は勝手に増えて勝手に他の骨の骨髄にもたどり着いてそこでも増えるんだな。
まあ、固形がんが転移するのと同じ仕組みだ。
つまり白血病診断時、ってのは全身に転移をきたした状態って考えてもらっていいよ。
そして>>38の言う通り、造血幹細胞の遺伝子エラーは日々生じているけど、
エラーそのものによって細胞が腫瘍化することなく死んでしまったり、
白血病になり得ても免疫によって排除されてる。
ところが免疫が低下してたり、遺伝子異常が決定的なものだったりすると
完全な白血病細胞になって上記の仕組みで全骨髄で増殖するわけだな。
39: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)00:57:40 ID:RPU
全身のコードが一斉に書き換わるのなら理解できるんだが。
あと逆に,骨髄移植で一か所に注入した正常細胞?によって全身が書き換わるというのも同じくわからん
あと逆に,骨髄移植で一か所に注入した正常細胞?によって全身が書き換わるというのも同じくわからん
43: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)01:15:26 ID:Ih0
いつも思うんだけどがん細胞やっつけるために免疫機能は正常でなくてはいけないのに
免疫抑制のステロイドを投与するのって副作用防止目的なの?
それともステロイドの細胞増殖抑制作用に期待してんの?
免疫抑制のステロイドを投与するのって副作用防止目的なの?
それともステロイドの細胞増殖抑制作用に期待してんの?
44: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)01:19:36 ID:NBy
>>43
ステロイドじゃなくてシクロスポリンとかタクロリムスみたいな免疫抑制剤を投与するよ。
これはGVHDを予防するためだね。GVHDが度を過ぎるとそれで死んじゃうからね。
でも>>43の言う通り免疫的排除が続くことが再発を抑えるためには必要で、
あんまりがっつり免疫抑制をかけすぎるのもよくない。感染症のリスクも上がるしね。
ここらへんのさじ加減が腕の見せ所。
ステロイドじゃなくてシクロスポリンとかタクロリムスみたいな免疫抑制剤を投与するよ。
これはGVHDを予防するためだね。GVHDが度を過ぎるとそれで死んじゃうからね。
でも>>43の言う通り免疫的排除が続くことが再発を抑えるためには必要で、
あんまりがっつり免疫抑制をかけすぎるのもよくない。感染症のリスクも上がるしね。
ここらへんのさじ加減が腕の見せ所。
48: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)05:45:47 ID:idf
骨髄移植って痛いって聞いたけどどうなの?
49: (#´Д`)ペッ◆9GsWtWBAHo 2016/09/18(日)05:46:54 ID:KEY
>>48
痛いらしいね
入院とかで一週間は動けないんだっけ??
痛いらしいね
入院とかで一週間は動けないんだっけ??
50: 名無しさん@おーぷん 2016/09/18(日)05:47:54 ID:uMZ
ホーミング能か、知らなかった
有能だな、遺伝子異常由来の様々な病気にもそういうのがあれば救われるのに
有能だな、遺伝子異常由来の様々な病気にもそういうのがあれば救われるのに
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引用元: ・骨髄移植の歴史を書いてく