「ブラックホールに吸い込まれた人の視点は…こんな風に見える」
強い重力のため光さえ脱出することができないと言われるブラックホール。
もしそれに吸い込まれたなら、一人称視点ではどんな風に見えるのでしょうか?
シミュレーションをご覧ください。
Simulation of what you would see if you fell into a Black Hole.
Simulation of what you would see if you fell into a Black Hole - YouTube
前方の真っ黒な円がブラックホール。
近づくにつれ、歪んでいく周りの景色。
視線が左側に。
半分入った(?)ところ。背景が2次元のようにペッタンコに感じます。
後方(最初と逆方向)を向いたところ。
ブラックホール側から見ると宇宙も丸に見えるようです。
だんだん元にいた宇宙が小さくなって行き……。
点となり……。
ブラックアウト。
現代における仮説であり、必ずしもこの通りになるとは限りませんが、宇宙の深遠や怖さを感じるシミュレーション映像ではないでしょうか。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●そうだよ。これが自分が死ぬ瞬間だと想像していたものだよ。
↑自分がLSD(麻薬)で死にかけたとき、実際に見たものはこれに似たものだった。
●(投稿者)スペースエンジンのブラックホールのアップデート版がある。
これが降着円盤のあるブラックホール。
(Black Hole Accretion disk GIF | Create, Discover and Share on Gfycat)
(降着円盤とは、ブラックホールや中性子星や白色矮星のようなコンパクト星に落ち込むガスや塵が、高密度天体の周りに形成する円盤のこと。 これらの物質は、コンパクト星に落下しながら差動回転運動をしている:Wikipedia)
↑ちょっと確認したいんだけど、もし降着円盤にそんな風に近づいたら、自分もその一部になってしまうんだよね?
それから、なぜこれは縦にも横にも回転しているように見えるかな?
どっちかっていうと完全に水平か球上に動くのではないの?
↑降着円盤は土星のリングのようにブラックホールのまわりを水平に回転していると言われているが、ブラックホールの重力が強すぎて全ての方向から光を吸収するというのが、自分の理解だ。
この重力がなければ円盤のほとんどが見えるが、極端な重力のせいで隠れた光が引っ張られ、まるでもう1つの縦のリングになる。
●いったん人がその事象の地平面(光がブラックホールから逃げられないところ)を通り過ぎれば、そこで時は止まり、その吸引状態の中でまるで凍ったかのようになる。
(事象の地平面 - Wikipedia)
全く動かないように見えるが、すでにもう死亡していて、体は原子の糸のようになる。これをスパゲティ化と呼ぶ。
↑自分は即座に消えるのだと思っていた。なぜ見え続けるんだ。その光子はどこから来るんだろう。
↑自分にもかなり混乱した。凍ってしまうの?
では100万年後にブラックホールから凍ったままで現れる?
それが正しいのかい?
↑そのイメージもブラックにフェイドアウトする。
●このような巨大で真っ暗な虚無は、ひたすら恐ろしい。
↑一定のポイントに来れば、もう自分でさえなくなる。たんなる原子の糸なんだ。
●地球のゴミや毒をブラックホールに捨てるとどうなるんだろう?
↑地球はもっときれいになる。ブラックホールに大差はない。
実際に吸い込まれてみないと仮説の域は出ないですが、自分が吸い込まれる立場にはなりたくないですね。