Lornというアメリカのミュージシャンの「Vessel」というアルバムに収録されているエレクトロ「ANVIL(アンヴィル)」のMVが素晴らしいです。
2100年、死後に「アンヴィル」というSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が義務化された世界を描いてます。大友克洋監督の「AKIRA」や押井守監督の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」、「闇の国々」で知られるベルギー・ブリュッセル出身の漫画家、バンド・デシネ作家であるFrançois Schuiten(フランソワ・スクイテン)さんの影響を色濃く受けています。
近未来の都市風景、座席にもたれかかり、プラグを差し込まれ体が持ち上がるシーンなどからイメージの源泉を見ることができます。確かに、多大なインスピレーションを受けているのがわかりますが、決して真似というわけはなく、オリジナリティあるリスペクト溢れるアニメーションに仕上がっています。
MVもいいのですが、MVのアニメーションに全然負けていないLornのエレクトロにも注目です。Lorn自体はアメリカのエレクトロデュオOmega Clash(オメガクラッシュ)のメンバーで、Lorn名義では2010年に「Nothing Else」でBrainfeederからデビューし、現在はインディペンデントレーベルNinja Tuneに所属しています。
このMV「ANVIL(アンヴィル)」はHélène Jeudy & Antoine Caëcke (aka Geriko)がデザイン、アニメーション、ディレクションを務めています。
モノクロで描かれる都市風景
女性が向かう先とは・・・
幕開ける精神世界
アニメーションの世界に引き込まれること、間違いなし!!ではご覧ください。