善子 花丸
1: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:07:37.70 ID:exxDNWe5.net
善子「な、なんで?」
花丸「むしろなんで善子ちゃんみたいなのがオラと付き合えると思ったズラ?」
善子「……えっ」
花丸「善子ちゃん、鏡見たことある? その魑魅魍魎のような醜い容貌で、マルに告白とか……正直迷惑ずら」
善子「ず、ずらまる、なんで」
花丸「しかも、善子ちゃんは顔だけじゃなく、心まで醜いでしょ。
この間、ルビィちゃんに暴力を働いてたし、オラそういうことするひと嫌いズラ」
善子「……」
花丸「むしろなんで善子ちゃんみたいなのがオラと付き合えると思ったズラ?」
善子「……えっ」
花丸「善子ちゃん、鏡見たことある? その魑魅魍魎のような醜い容貌で、マルに告白とか……正直迷惑ずら」
善子「ず、ずらまる、なんで」
花丸「しかも、善子ちゃんは顔だけじゃなく、心まで醜いでしょ。
この間、ルビィちゃんに暴力を働いてたし、オラそういうことするひと嫌いズラ」
善子「……」
2: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:12:44.30 ID:exxDNWe5.net
善子「な、治すから! ズラ丸の嫌いなところ全部!ぜんぶ直すから!」
花丸「……じゃあまずは整形するズラ。その醜い顔を変えて、ルビィちゃんのように愛らしい顔になって」
善子「……わ、わかった」
花丸「じゃあ、それまではお付き合いとかなしだからね」
善子「う、うん」
善子(整形、か。いくらくらいお金かかるんだろ……)
花丸「……」
花丸「……じゃあまずは整形するズラ。その醜い顔を変えて、ルビィちゃんのように愛らしい顔になって」
善子「……わ、わかった」
花丸「じゃあ、それまではお付き合いとかなしだからね」
善子「う、うん」
善子(整形、か。いくらくらいお金かかるんだろ……)
花丸「……」
3: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:17:11.77 ID:exxDNWe5.net
花丸「善子ちゃん、やっぱり整形まではしなくてもいいズラ」
善子「……え?」
花丸「その醜い顔を変えるのに、整形技術を使うのは勿体ない! お化粧するズラ」
善子「……ズラ丸、でも私お化粧とかしたことないし」
花丸「そういうのはシャイニー金髪ビッチが得意ズラ」
善子「! わ、わかった! 私、ズラ丸に好かれるように頑張るから!」
花丸「さっさといくズラ」
善子「……え?」
花丸「その醜い顔を変えるのに、整形技術を使うのは勿体ない! お化粧するズラ」
善子「……ズラ丸、でも私お化粧とかしたことないし」
花丸「そういうのはシャイニー金髪ビッチが得意ズラ」
善子「! わ、わかった! 私、ズラ丸に好かれるように頑張るから!」
花丸「さっさといくズラ」
6: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:22:17.68 ID:exxDNWe5.net
鞠莉「シャイニー!善子ちゃん、お化粧おわったよー」
善子「これが私……」
鞠莉「それで意中の相手をノックダウン! 善子ちゃん、Lady Go!!」
善子「あ、ありがと、マリー! この借りはいずれ辺獄で返すから!」
鞠莉「oh……」
善子「これが私……」
鞠莉「それで意中の相手をノックダウン! 善子ちゃん、Lady Go!!」
善子「あ、ありがと、マリー! この借りはいずれ辺獄で返すから!」
鞠莉「oh……」
7: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:27:29.45 ID:exxDNWe5.net
善子「ズラ丸ー!」たったっ
花丸「早いズラ。もうおわったんだ」
善子「ふふーん、元々の素材がいいから」
花丸「は?」
善子「っ!」びくっ
花丸「ただの社交辞令をそのまま鵜呑みにするとか、おめでたい頭ずら」
善子「……ごめん」
花丸「少しは見れるようなレベルの顔になっただけで、まだまだ醜いことには変わりないずら。弁えるずら」
花丸「早いズラ。もうおわったんだ」
善子「ふふーん、元々の素材がいいから」
花丸「は?」
善子「っ!」びくっ
花丸「ただの社交辞令をそのまま鵜呑みにするとか、おめでたい頭ずら」
善子「……ごめん」
花丸「少しは見れるようなレベルの顔になっただけで、まだまだ醜いことには変わりないずら。弁えるずら」
9: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:33:06.62 ID:exxDNWe5.net
善子「それで、次は」
花丸「次はその暗澹たる暗い性格を何とかするズラ。見ていて鬱陶しい」
善子「別に暗くなんて」
花丸「口答えするの? そもそも善子ちゃんみたいな少し勉強できるだけで、他に取り柄のないような無能が、このオラとお付き合いしたいということそのものがおこがましい」
善子「……ごめん」
花丸「分かればいいズラ」
花丸「次はその暗澹たる暗い性格を何とかするズラ。見ていて鬱陶しい」
善子「別に暗くなんて」
花丸「口答えするの? そもそも善子ちゃんみたいな少し勉強できるだけで、他に取り柄のないような無能が、このオラとお付き合いしたいということそのものがおこがましい」
善子「……ごめん」
花丸「分かればいいズラ」
13: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:38:01.00 ID:exxDNWe5.net
善子「それで、暗い性格を変えるには、なにをすればいいの?」
花丸「そんなのは決まってるよ。強い心は強い体に宿る。だからしばらくは体力お化けの元に行って、心身ともに鍛えてくるずら」
善子「た、体力おばけ?」
花丸「かなぁん()ちゃんずら」
善子「わ、わかった」
花丸「そんなのは決まってるよ。強い心は強い体に宿る。だからしばらくは体力お化けの元に行って、心身ともに鍛えてくるずら」
善子「た、体力おばけ?」
花丸「かなぁん()ちゃんずら」
善子「わ、わかった」
14: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:45:07.16 ID:exxDNWe5.net
果南「なるほどね。それで私の元に来たってわけね」
善子「う、うん」
鞠莉「かなぁん」モミモミ
果南「……」ゴスッ
鞠莉「い、いたあい」
果南「訴えられないだけマシに思いなさい」
善子「おおー」
善子(こ、これが強い人ね。なるほど)
果南「それで、体を鍛えたいんだっけ? 別に良いけど、善子ちゃんの細い体で私に付いてこられる? 結構きついよ?」
善子「が、がんばる!」
そうして善子の体を鍛える日々が始まった。
善子「う、うん」
鞠莉「かなぁん」モミモミ
果南「……」ゴスッ
鞠莉「い、いたあい」
果南「訴えられないだけマシに思いなさい」
善子「おおー」
善子(こ、これが強い人ね。なるほど)
果南「それで、体を鍛えたいんだっけ? 別に良いけど、善子ちゃんの細い体で私に付いてこられる? 結構きついよ?」
善子「が、がんばる!」
そうして善子の体を鍛える日々が始まった。
15: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:50:23.70 ID:exxDNWe5.net
花丸「………」
花丸(最近、善子ちゃん見かけないずら。なにしてるんだろ)
ルビィ「ふゅう……、花丸ちゃん、どーしたの? 元気ないね」
花丸「オラはいつでも元気ズラ! ルビィちゃんは相変わらず可愛いね」
ルビィ「えへへ、花丸ちゃんも可愛いよ」
花丸「……」
花丸(……善子ちゃん。今頃どうしてるんだろ。あ、このフランスパンおいしい)モキュモキュ
花丸(最近、善子ちゃん見かけないずら。なにしてるんだろ)
ルビィ「ふゅう……、花丸ちゃん、どーしたの? 元気ないね」
花丸「オラはいつでも元気ズラ! ルビィちゃんは相変わらず可愛いね」
ルビィ「えへへ、花丸ちゃんも可愛いよ」
花丸「……」
花丸(……善子ちゃん。今頃どうしてるんだろ。あ、このフランスパンおいしい)モキュモキュ
17: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 03:56:18.27 ID:exxDNWe5.net
善子「フンフンフンフン!! フシュウウウウウウーー! やはり筋トレ後のこの一杯は、極上のものね」
果南「そ、そうだね」
善子「フシュウウウウウウ……、さてと、そろそろズラ丸のところへと参りましょうか」
果南「う、うん、いってらっしゃい」
善子「ふすぅ……、ええ、行ってくるわ。今までありがとう、果南」
果南「うん、ど、どういたしまして」
ドスドスドスドスドス
果南「……鍛えすぎ」
果南「そ、そうだね」
善子「フシュウウウウウウ……、さてと、そろそろズラ丸のところへと参りましょうか」
果南「う、うん、いってらっしゃい」
善子「ふすぅ……、ええ、行ってくるわ。今までありがとう、果南」
果南「うん、ど、どういたしまして」
ドスドスドスドスドス
果南「……鍛えすぎ」
18: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/24(土) 04:00:46.73 ID:exxDNWe5.net
善子「……ズラ丸。久しぶりね。会いたかったわ」
花丸「……え?誰?」
善子「私よ。ヨハネよ」
花丸「ヨハ、ああ、善子ちゃんね。少し見ない間に、結構変わったみたいだね。ちょっと驚いたずら」
善子「かなあんからも言われたわ。それより、ここまで頑張ったんだからそろそろ私と付き合ってくれてもいいんじゃない?」
花丸「いや、無理ズラ」
善子「!? な、なんで!?」
花丸「ちょっと筋肉付きすぎて逆に気持ち悪いズラ」
善子「!?」
おしまい
花丸「……え?誰?」
善子「私よ。ヨハネよ」
花丸「ヨハ、ああ、善子ちゃんね。少し見ない間に、結構変わったみたいだね。ちょっと驚いたずら」
善子「かなあんからも言われたわ。それより、ここまで頑張ったんだからそろそろ私と付き合ってくれてもいいんじゃない?」
花丸「いや、無理ズラ」
善子「!? な、なんで!?」
花丸「ちょっと筋肉付きすぎて逆に気持ち悪いズラ」
善子「!?」
おしまい