591 名前:小学校四年の時の運動会。[] 投稿日:2000/05/19(金) 17:46
当時僕(現在33歳)の父は
北海道の片田舎でガソリンスタンドを経営してたのだが、
経営状態は火の車だった(結局2年後倒産)。
3年程前から資金繰りが悪化し、父はいつも金策に走り回っていた。
当時の僕にはそんなことは知る由も無かったが、とにかく父は忙しいので、
遊んでもらった記憶がほとんど無い。
そんな中母親が腎臓を煩い札幌の病院に入院。
僕はカギッ子になった。
その年の6月(だったと思う)小学校の運動会があった。
父は一度も来てくれたことはなかったので、一応運動会がある事は伝えたが、
期待はしていなかった。
お昼は近所に住んでいた友達の家族と一緒に食べることになっていた。
そして運動会の昼休み。
父が現れた。父の後ろには父が昔なじみにしていた、
寿司屋のおやじが大きな風呂敷をかかえていた。
(たぶんそこに出前を頼んだのだと思う)
校庭の片隅で僕と父はとても二人では食いきれないほどの料理を広げて食べた。
僕は泣きながらそのごちそうを食べた。
父はそんな僕をただニコニコしながらみていた。
僕はそんな父を誇りに思った。
当時僕(現在33歳)の父は
北海道の片田舎でガソリンスタンドを経営してたのだが、
経営状態は火の車だった(結局2年後倒産)。
3年程前から資金繰りが悪化し、父はいつも金策に走り回っていた。
当時の僕にはそんなことは知る由も無かったが、とにかく父は忙しいので、
遊んでもらった記憶がほとんど無い。
そんな中母親が腎臓を煩い札幌の病院に入院。
僕はカギッ子になった。
その年の6月(だったと思う)小学校の運動会があった。
父は一度も来てくれたことはなかったので、一応運動会がある事は伝えたが、
期待はしていなかった。
お昼は近所に住んでいた友達の家族と一緒に食べることになっていた。
そして運動会の昼休み。
父が現れた。父の後ろには父が昔なじみにしていた、
寿司屋のおやじが大きな風呂敷をかかえていた。
(たぶんそこに出前を頼んだのだと思う)
校庭の片隅で僕と父はとても二人では食いきれないほどの料理を広げて食べた。
僕は泣きながらそのごちそうを食べた。
父はそんな僕をただニコニコしながらみていた。
僕はそんな父を誇りに思った。
ガソリンスタンド関係無いし、それほど珍しい話でも無いし…