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真姫
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にこ
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1: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:35:23.87 ID:i32Umd+Q.net
にこ「……ねえ希」

希「なんやろにこっち……」

にこ「私の真姫ちゃんが、
  私のアイドル研究部の部室で、
  私の名前を呼びながら、私のジャージを嗅ぎつつ、
  私の椅子に座って何かもぞもぞしてるんだけど」

希「うん……」

にこ「何してるのかしら?」

希「ファッ!?」

4: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:37:23.32 ID:i32Umd+Q.net
希「にこっち知らんの!?」

にこ「なによやっぱり知ってるんじゃない。教えなさいよ」

希「いやいやいや、ホントに分からんの?」

にこ「わかんないから訊いてんじゃない。ほらはやく」

希『にこっちのこと想いながらにこニーしとんじゃいー!』

希(ってうちの口からは言えんしなぁ)

希「その前に状況整理しよか」

にこ「なんでよ」

希「ほら、にこっちのほうがはよ来とったし、何か見落としてるかもしれへんやん?」

にこ「めんどくさいわねー」

7: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:39:21.63 ID:i32Umd+Q.net
にこ「部室に来たらドア閉まってて、一応ノックしたけど返事がなかったの。
  そしたら中から真姫の苦しそうな声がするじゃない。
  ノブにはカギもかかってなかったし、驚かさないようにゆーっくり少しだけドア開けて様子伺ってみたら、ああだったのよ」

希(気付けや真姫ちゃん!)

にこ「大体わたしの後ろ付いて来てたんだからほとんど見てたでしょ」

希(まあね)

にこ「……で、なんなのよあれは」

希(真姫ちゃんがあそこまで患っていたとは思わんかったし、にこっちがここまで知らん子やったとは完全にうちの想定範囲外やったわ)

9: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:40:53.22 ID:i32Umd+Q.net
にこ「ちょっと希」

希(いつまでも誤魔化しておくわけにもいかんし)

にこ「希」

希(しゃーない、うちが教えとくかー。しかしなんて言お。オナ……、うーん。マスタ……、うーん)

にこ「希!」

希「あれは……、自慰や」

にこ「G!?」

希「真姫ちゃんの自慰や!」

にこ「MAKIちゃんのG!? ってどこにも入ってないじゃん!」

11: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:43:55.53 ID:i32Umd+Q.net
希「いやいや別に挿れんでも満足できるようにするところがコツというか、なんというか。……なんや、わかっとるやんかにこっち」

にこ「ぅわっかんないわよ!」

希「と、まぁ漫才はこの辺にして」

にこ「なんなのよー! もう!」

希「もう真姫ちゃんのほうも終わったころやろ」

希(あとはうちのほうで誤魔化しておくからな、感謝してな真姫ちゃん)チラッ

真姫「……」ゴソゴソ

从廿_廿从 ノ訨 ヴィィィィン

希「」

13: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:45:48.96 ID:i32Umd+Q.net
にこ「……ねえ希」

希「なんやろにこっち……」

にこ「あれなに」

希「マッサージ機……やん?」

にこ「そうなんだ……」

希「うん……」


ローター「ヴィィィィィィィィ」
真姫「ヴェェェェェェェェ」

にこ「」
希「」

15: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:47:45.61 ID:i32Umd+Q.net
にこ「ねえ希、やっぱりなんか隠してない?」

希「隠してへんよ!むしろ恥ずかしい言葉で言ったよ!?」

にこ「けどさ、ちょっとおかしくない?」

希「練習の疲れを癒すためにマッサージするのって当然のことやん?」

にこ「まあそうだけどさ。なんかこう、見てるとなんか変な気分に……///」

希(あら^~)

真姫「ああ^~」

17: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:50:01.42 ID:i32Umd+Q.net
にこ「希!教えて!本当のことを!!」

希「にこっち……」

絵里「あら、どうしたの?二人とも」

希「えりち!」

にこ「絵里!」

絵里「な、何!?」

20: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:52:26.59 ID:i32Umd+Q.net
にこ「真姫の様子が変なの!希はなんか言いづらそうな感じだし、絵里なら教えてくれるでしょ!真姫が何をしているのかを!」

絵里「にこ……。わかったわ、真姫の様子を見ればいいのね」

希「えりち……」

絵里「心配しないで希。あなたがにこに説明しづらいことがこのドアの向こうの部室の中で真姫に起こっているのよね」

希「そうなんよ」

にこ「絵里」

希「えりち」

絵里「ふふっ、任せて!」

21: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:54:18.65 ID:i32Umd+Q.net
絵里「そーっ」カチャ

真姫「ハァハァ……」ゴソゴソ

絵里(真姫、カバンの中から何を出そうとしているのかしら)

バイブ「^^」

絵里「」

23: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 22:58:00.45 ID:i32Umd+Q.net
絵里「……」パタン

希「どうやった?えりち」

絵里「マッサージ機ね」

にこ「ほ、本当?」

絵里「ええ、本当よ。
  しかもちゃんと衛生面にも配慮してゴムを着けた上にローションまで用意していたわ。さすが医師志望の真姫と云えるわね」

希(アレ?)

にこ「そうなんだ、よかった。別にわたしは心配してなかったけどね」


のぞにこ「どれどれ……」

バイブ「^^」ウィンウィン

のぞにこ「」パタン

24: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:01:02.26 ID:i32Umd+Q.net
にこ「ちょっとなによアレ!あれのどこがマッサージ機なのよ!!」

絵里「な、なんでよ!どう見たってマッサージ機じゃない!」

にこ「あんなおぞましい形したマッサージ機なんて見たことないわよ!」

絵里「それはにこが知らないだけでしょ!あれは体の中からマッサージする器具だって希に教えてもらったんだから!」

にこ「えっ?そうなの希」

希「えっ?あっ、はい……」

27: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:07:07.52 ID:i32Umd+Q.net
絵里「μ´sに入ったばかりのころだったわ。久しぶりにダンスの練習したら恥ずかしいけど筋肉痛になっちゃってね、それで希に相談したらマッサージしてくれるっていうから希の部屋に行ったの」

にこ「へー」

希「あ、あのな、えりち……」

絵里「最初は手でしてくれてたんだけど、希が疲れちゃうってことでマッサージ機を使うようになったの。これがまた気持ちよくってね、もう変な声がでちゃうくらい。
  で、慣れたころにインナーマッスルもほぐしたほうがいいってことで体の中からもマッサージできるっていうさっきの真姫が使ってた器具を試してみたの。
  最初は恥ずかしかったけど、最近は希といっしょに両方についたものを……」

希「え、えりち。もうその辺にしとこ?」

絵里「あらそう? だから心配しなくていいのよ、にこ」

にこ「……」

32: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:12:25.23 ID:i32Umd+Q.net
凛「あっ希ちゃんはっけーん♪」

海未「希!こんなところにいたのですか、今日はユニットの打ち合わせをすると言っておいたでしょう」

にこ「海未!凛!あなたたちに真姫が今部室でしてることって何かわかるかちょっと見て欲しいの」

希「ちょちょっ、にこっち」

凛「よくわかんないけどわかったにゃ~」

海未「構いませんが……」


うみりん「そろー……」

真姫「ヴェェェェェェェェ」

うみりん「」パタン

33: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:17:23.74 ID:i32Umd+Q.net
海未「マッサージですね」

凛「凛もかよちんとよくやるにゃー」

にこ「えっ、そうなんだ」

海未「ただ学校でするのはよくありませんね。私たちはことりの部屋で穂乃果と三人でしていますが」

凛「凛もかよちんちにお泊まりのときだけって決めてるよ」

にこ「ふーん。そーなんだ」

34: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:21:43.36 ID:i32Umd+Q.net
凛「あれ?ひょっとしてにこちゃん知らなかったり?」

にこ「悪かったわね!」

海未「アイドルたる者、体調管理はしっかりしてくださいね。と言っても私もことりに教えてもらってつい最近始めたばかりですが」

凛「凛はかよちんからだけど、かよちんはことりちゃんに教えてもらったって言ってたよ」

にこ「ひょっとして……、希あんたも?」

希「……」コクリ

37: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:25:09.69 ID:i32Umd+Q.net
にこ「じゃあ真姫も……?」

希「たぶんそうやろなー。にこっち気になるん?」

にこ「ちょっ、ちょっとだけね」

希「ほんなら真姫ちゃんに教えてもらお!」

にこ「ええっ!?」

希「じゃあいってらっしゃーい」

ガチャ!

にこ「ちょっと希!」

バタン!

にこ「のぞ……!」

ガチャン!

にこ「!!」

40: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 23:29:21.02 ID:i32Umd+Q.net
にこ「希!開けなさいよ~!」ドンドンドンドン?

真姫「にこ……ちゃん?」

にこ「は、はぁ~い♪ どう?真姫。なんか調子悪そうだけど」

真姫「ううん、良くなってきたわ。ことりに教えてもらったこのマッサージ法のおかげかしら……」

にこ「そ、そう。ひょっとしたらその道具もことりに借りたのかしら?」

真姫「うん。だからにこちゃんにも試してあげるね……」

にこ「せ、せっかくだけどまだにこには早いかなぁって思うにこ……」

真姫「大丈夫、すぐに良くなるから……」

にこ「い、いやぁぁぁぁぁ!」

バイブ「^^」ウィンウィン

ことり(^8^)

おしまい