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http://japanese.engadget.com/2016/09/29/2011-2016/


サムスン、今度は洗濯機が爆発。米国で2011~2016年生産のモデルに破裂事例相次ぐ。米関係機関が警告、集団訴訟も - Engadget Japanese
 
GALAXY Note 7の相次ぐ爆発によってリコールなどの対応に追われているサムスンですが、それに続いて今度はサムスン製洗濯機が爆発もしくは破裂するといった問題が持ち上がり、米消費者製品安全委員会(CPSC)が警告を発するに至っています。またニュージャージー州などでは集団訴訟が提訴されました。

爆発の報告はジョージア州、インディアナ州、テキサス州であげられており、米ABC Newsは2015年初頭から現在までに21例がCPSCに寄せられているとのこと。たとえばテキサスで発生した例では、洗濯機の爆発によってガレージの壁に穴があいたとされ、ある意味Galaxy Note 7の爆発どころではない、危険を伴った問題と言えそうです。

サムスンはこの問題について、2011年3月から2016年4月の間に製造した洗濯機の一部で『大きな衣類や寝具、防水加工の衣類などを洗濯すると、まれに異常な振動が発生して物理的破損が起こる可能性がある』と認めました。サムスンは現在、潜在的な問題に対処するため米監査機関とともに対策を検討中としています。

一方、ニュージャージー州のとある弁護士事務所は『サムスン製洗濯機を使用中に爆発した例が複数発生しており、使用者の怪我や物品の損傷につながる可能性がある』として集団訴訟に踏み切ったことを明らかにしています。弁護士によると、ドラム下部を支える軸受部分が振動によって破損し、ぐらついたドラムが洗濯機を内部から破壊するとのこと。爆発というよりは破裂というほうが正確かもしれません。

なお、爆発の例は縦型の洗濯機に限られ、ドラム式洗濯機では問題がないとのこと。サムスン製洗濯機は日本では販売されていないものの、米国在住の親族や友人が使っているなら一言でも忠告しておくと良いかもしれません。問題が起こる可能性のある洗濯機はシリアルナンバーで検索可能です。

ちなみに、サムスン製洗濯機はオーストラリア・ニュージーランドでも爆発発火事故を起こしています。こちらは2013年に問題が発覚してリコールを実施したものの、それを知らずに使い続けた結果、機械内部の配線がショートして発火・爆発に至るという内容で、今回の米国での例とは異なる模様です。
[Image : Steve Marcus /Reuters]
サムスン、今度は洗濯機が爆発。米国で2011~2016年生産のモデルに破裂事例相次ぐ。米関係機関が警告、集団訴訟も
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