エスキュービズムは、ホールスタッフの業務を効率化できる飲食店向けIoTソリューション製品「noodoe」(ヌードー)の販売を開始しました。レストランなどのテーブルの上にある、店員を呼ぶのに使える"コールベル"の置き換えをねらった製品であり、IoT技術によって、店員を呼ぶことなく直接用件を伝えることができるのが特徴です。
ブロックの各面には「水」「次の料理」「片付け」「会計」「呼び出し」などの用件が記載されており、店員に用件を頼みたいときは、ブロックを倒して、希望の用件が書かれた面を上にして置くだけでOKです。
客がブロックを倒すと、Bluetooth Smartで情報が送信され、店員のリストバンドに用件とテーブル番号が表示されます。水を頼むときなどに、わざわざ店員を呼んで用件を伝える手間を省くことができ、すぐに水を持ってきてもらうことができます。
店舗にとっては、用件を聞くために店員が何度もホールを行き来する必要がなくなり、オペレーションの効率化や、待ち時間削減による顧客満足度向上が期待できます。
また、各テーブルの待ち時間をタブレットでリアルタイムに把握できるほか、待ち時間の履歴をデータベース化して分析し、オペレーションの改善などに活用することも可能となっています。
店員を呼ばずに済むという点では、居酒屋などでよく見かけるタブレット型のセルフオーダーシステムにも似ていますが、「noodoe」は、水や片付けを頼むといったちょっとした用件に特化しているのが特徴です。登録できる用件は最大5件までなので、複雑な注文には対応できませんが、ブロックを倒すだけと簡単なため、客にとっても手軽に利用できそうです。