クラウドファウンディングサイトのMotionGalleryで募集しているロモグラフィーのインスタントカメラ「Lomo'Instant Automat」の試作機を試用する機会を得ました。プロジェクトは、2016年10月6日23:59に終了してしまいますので、検討している人はぜひ参考にしてみてください。
今回、お借りしたのは「Lomo'Instant Automat」の試作機本体とコンバージョンレンズ、多重露光用のシャッターなど1式となります。なお、細部の作りやマークの印刷など本体に関しては試作機であることをあらかじめおことわりしておきます。
電源(電池)は、CR2リチウム電池を2本使用します。比較的よく使用するCR123ではなく、CR2というところが難易度高いというか、マニアっぽさを感じさせます。
本体裏のフタを開けてチェキフィルム(インスタントカラーフィルム instax mini)のカートリッジを入れればセットアップ完了です。フィルム残量が、本体横のLEDライトによって確認できる(撮影枚数が減るとLEDが消灯してゆく)ので便利です。
基本的な操作はチェキと同じで、シャッターを押すだけでOK。シャッタースピード、絞り、フラッシュなど基本オートできちんと写ります。ピントに関しては、0.6m(一人アイコン) , 1-2m(二人アイコン), 無限遠(風景アイコン)をレンズのダイヤルで合わせます。アイコンで表示されているので意識せず手軽に使えるのも便利です。
ロモグラフィーといえばスナップ、ということで基本は縦持ちが良いみたいです。撮影のコツとしては、ファインダーで覗いた風景とカメラのレンズのズレを考慮してきもち右にオフセットして撮ると対象をセンターに入れることができるでしょう。
出来上がった写真は、ちょっとクラシックな印象の味のある仕上がりになります。デジタルカメラで撮影してデータを印刷する、普通のチェキで撮影するのとはまた違った印象の写真になりますので、クリエイティブな撮影にも向いているといえます。
その他、カメラにデータが残らないインスタントカメラなので、撮ってその場で渡すという使い方に向いています。イベントなどで仲良くなった人を撮って記念にプレゼントするといった用途で使うととても喜ばれました。
ボディデザインの第一印象も、男女問わず好意的でした。特に女性は「カワイー!」「え?チェキなんですか?」など良い反応でした。コンバージョンレンズや多重露出などを使いこなしてアーティスティックな写真にチャレンジするもよし、手軽なスナップとして活用するもよし、マルチに楽しめるインスタントカメラだと感じました。
そんな、ロモグラフィーのインスタントカメラ「Lomo'Instant Automat」は、クラウドファウンディングサイトのMotionGalleryで2016年10月6日23:59まで募集しています。