【モバマス】智絵里「突撃という言葉に敏感に反応してしまいます……」【ガルパン】
キャラ崩壊注意
※草は笑いの度合いを表します
前作
【モバマス】加蓮「北条加蓮は実在の人物ではありません……」【ガルパン】
【モバマス】莉嘉「実姉のいない高3JKです……」【ガルパン】
【モバマス】アーニャ「日本語は流暢に喋られます……」【ガルパン】
【モバマス】楓「25歳だけど高校に通っています……」【ガルパン】
窓「ざーざー……」
加蓮「あーあ……私、雨って嫌いなんだよねー……」
P「分かる、濡れると気が沈むよな」
加蓮「そう! せっかくおしゃれしてるのに、ビショビショになるんだよ?」
P「そうそう! スーツが濡れると、後処理が面倒なんだよなぁ」
加蓮「子供の頃は、あんなに好きだったのに……」
P「年を取ると逆に好きになるらしいぞ?」
加蓮「んー……おばあちゃんはまだ先かな」
P「俺も同じだ。まぁ、年相応を楽しめば良いさ」
加蓮「そうだねー……」
P「……時間だな、車をまわすから、先に下におりてくれ」
加蓮「はーい」
撮影現場――
加蓮「え?! 迎えに来てくれないの?!」
P『悪い、用意していた車のエンジンがイカれてしまったらしいんだ』
P『直るのに、2時間はかかるらしい』
加蓮「そんなに? 美世さんだったら、もっと早く直せるでしょ?」
P『その美世に頼んだ結果が2時間なんだ』
加蓮「あっそれは仕方ないね」
P『ちかたなくてすまない』
P『しかも、うちは今、無駄遣い撲滅週間だろ?』
P『ちひろさんに掛け合ってみたが、近い距離なら電車でお願いします、と釘を刺されてしまった』
加蓮「まぁ、近いしね」
P『近いしな』
加蓮「電車で1本だもん」
P『近いよな』
加蓮「うん、私は大丈夫」
P『交通費はこっちで申請しておくから』
加蓮「おっ、流石Pさん! 気が利くね♪」
P『おいおい、誉めても何も出ないぞ?』
加蓮「仕事がくるじゃん」
P『枕営業みたいな言い方はやめろォ!』
加蓮「アハハ……それじゃ、また明日~」ピッ
加蓮「……ふぅ」
加蓮「それじゃ、お疲れさまでーす」
スタッフ「あ、お疲れさまですー!」
加蓮(うわぁ……これもう土砂降りじゃん)
天気「どっじゃああああ……!」
加蓮(早く帰って、今日はさっさと寝ちゃおっと)トコトコ
加蓮(湿気でウィッグがゴワゴワになる前に……!)キリッ
加蓮(……)トコトコ
加蓮(でも、練習メニューは河嶋先輩に渡してあるし、次の合同合宿の打ち合わせの準備は済ませてあるし……)
加蓮(皆もだいぶしっかりしてきたから、特に問題はないよね)
加蓮(特に華さんの運営能力が格段に上がってきていて……)
加蓮(もしかしたら、次の生徒会長になったり……なんてして)フフ
加蓮(あ、もう女子寮に着いた)
加蓮(近いなぁ)
加蓮(女子寮の前に、誰かいる……)
加蓮(なんか、戦時中の日本軍みたいな格好だけど……女の子みたい……)
??(……)ザーザー
加蓮(……って、ちょっと!? あの子、びしょ濡れじゃない?!)
??(……)ザーザー
加蓮(うっ……どうしよう……身元不明のびしょ濡れの女の子……助けるべきか、見過ごすべきか……)
みほ『川に転落!?』
通信手『はい! 崖に落ちて、そのまま増水した河川に……!』
みほ『っ……!』ガチャッ
通信手『あ! 副隊長?!』
砲手『副隊長?!』
加蓮(っ……!)ギュ
みほ『これで……全員……!』バシャバシャ
操縦手『けほっ……けほっ……!』
通信手『怖かったよぉ……!』
砲手『よしよし……』
装填手『……』ボーゼン
小梅『みほさん……ありがとうございます……!』ギュ
みほ『大丈夫……もう大丈夫だから……!』ギュ
小梅『ありがとう……本当に、ありがとう……!』グスッ
みほ『……』ギュゥ...
加蓮(助けたいって気持ちから、逃げたくない……!)キッ
加蓮「ねえ、ずぶ濡れだよ?」
??「!?」ビクッ
加蓮「風邪引いたら大変でしょ?」
??「うぅ……」クルリ...
福田「……」グスッ
加蓮(えぇ?!)
加蓮「あなた……福田ちゃんじゃない?」
福田「ふぇ?!」ビクッ
加蓮「知波単学園戦車道の子だよね? 戦車道雑誌にのってたよ(嘘は言ってない)」
福田「はい……」
加蓮「おいで、お風呂くらいはいれてあげるから」
福田「でもここは、不審者が入れる場所じゃ……」
加蓮「……え? よく知ってるね?」
福田「!!!!」ギクッ
加蓮「待って!!」ガシィッ
福田「ひっ?!」
福田(は、速い!?)
加蓮「びしょ濡れのままってわけにはいかないよ」ザーザー
福田「あ……あなたまでびしょ濡れにならなくても……」
加蓮「……ホント、おかげで2人で暖まる必要があるね?」
福田「あ……」
加蓮「大丈夫、私に任せて?」
福田「……はい……」
加蓮「ただいまー」ビッショリ
福田「……」ビッショリ
凛「……え! どうしたの加蓮、びしょ濡れじゃない!」
奈緒「あれ?! その子ってまさか、知波単学園の福田ちゃんじゃね?!」
凛「加蓮……悪いけど、ここは事前連絡無しじゃ部外者は入れないんだよ?」
奈緒「おいおい、怒られるぞ?」
加蓮「……」スゥ
加蓮「こいつを風呂にいれてやりたいんですがかまいませんね!!」
凛「……」つ鍵
加蓮「ありがとう♪」
奈緒((アイドルの方の)荒木先生から借りたジョジョ読んでますわコレ)
凛「そのまま泊まっても構わないから」
加蓮「ありがとう、今度勉強教えてあげるねー」
加蓮「さ、行こ?」スタスタ
福田「あ……はい……」トコトコ
凛「ゆっくりしてね」フリフリ
凛「シンデレラガールだけが使える、最上階の部屋の鍵」
奈緒「ここって、元はホテルなんだろ? スイートルーム使い放題とか、羨ましいなー」
凛「部外者は立ち入り禁止だけどね」
奈緒「……ところで、凛は5部読み終わったのか?」
凛「今6部読んでるところ」
奈緒「最低3回は読めよ? 理解不能を連呼するのはそれからだ」
凛「? 分かった……」
シンデレラガールーム――しぶりんの間――
加蓮「お邪魔しまーす」ガチャリ
福田(ここが、あの噂の……)
加蓮「着いてきて、こっちがお風呂だから」
福田「な、慣れているでありますね?」
加蓮「よくTPでお泊まり会してるから」
福田「そうでありますか……」
加蓮「あっちゃ~……服が張り付いて気持ち悪いね」クスクス
福田「うぅ……不肖福田、知らない方にほいほい着いていってしまったであります……」
加蓮「私は取って食わないから、安心して?」
福田「そこは信用しているでありますが……」
加蓮「……それじゃ、知り合いなら良いよね?」
福田「え?」
加蓮「珍しいこともあるよね」ウィッグハズシテ
加蓮?「世界はこんなに広いのに……」メイクオトシテ
みほ「こうして偶然出会うなんて」
福田「お、大洗の西住殿?!?!?!?!」
福田「全然気付かなかったであります……!」
みほ「どうですか? 私とならお風呂に入れますよね?」
福田「は! 西住殿とあれば、何も問題ないであります!」バッ
みほ「それじゃ入ろ? これ以上は風邪引いちゃうよ」クスクス
福田「はいであります!」
かぽーん
福田「ふぅ……」
みほ「しっかり暖まってね?」
福田「ありがとうございます、西住殿」
福田「実は身支度もせず、路頭に迷っていたであります……」
みほ「うん、何となく想像ついてた……」
福田「……」チャプ
みほ「福田さんが良ければ、相談に乗りますよ?」
福田「でも……」
みほ「一緒に戦った仲間じゃないですか」
福田「西住殿……」
福田「うわあぁぁ……」ビエーン
みほ「よしよし」ナデナデ
福田「助けてください……西住殿ぉ……!」エグエグ
みほ「うん」
みほ「その前に……泣けるだけ泣いちゃいましょう」
福田「ひっぐ……うぅぅ……ぐすっ」グスグス
みほ「……」ナデナデ
みほ「んっ……んっ……」
福田「んぐ……こく……」
2人「「ぷはー!!」」
みほ「どう?」
福田「はい
コメント一覧
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- 2016年10月04日 23:16
- ちえりちゃんの突撃という言葉に僕のカラシニコフ突撃銃が敏感に反応しちゃいます…
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- 2016年10月04日 23:27
- ダー様はロボットのアイドルに乗ってたからな...
あと大学選抜には幸子と奏とついでにトレさん姉妹もいることになるんだが
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- 2016年10月04日 23:29
- チエリエルが敏感に反応っておい…
ちょっとそこの物陰でナニが敏感に反応するのかおにいさんに教えて貰えないか?
-
- 2016年10月04日 23:37
- 実は自分、ガルパンは分かっていてもモバマスは全く分からない身です。しかし、このSSはグッとくるものがあって、すごく好きです。これからも新作楽しみにしてます。
-
- 2016年10月04日 23:49
- 福田ァ!お前は俺の天使だ!
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