ビッグローブは、MVNOサービス「BIGLOBE SIM」において、トラフィックの混雑時における通信速度を最大で2倍に高速化したと発表しました。
同社では、2016年7月よりNECが開発した「Traffic Management Solution」(TMS)を導入し、その主要機能である「Dynamic TCP Optimization」(D-TCP)を活用。これにより、、サービス体感品質の向上に成功したとしています。
TMSは、そんなMVNOサービスにおいて通信トラフィックを高度に制御し、快適な通信やセキュアな利用を実現するソリューションです。その主要機能であるD-TCP、ネットワークの混雑時に発生しやすいパケットロス、パケット再送を大幅に低減することができます。
ビッグローブでは、需要に応じてネットワーク帯域を増強するなどの対策を継続的に行っており、2016年7月には、NECが提供するTMSの主要機能であるD-TCPを世界で初めて採用。パケットロスを最大40%軽減し、パケット再送量も最大40%減少させて、通信速度を改善することに成功しました。
同社では、今後もTMSなどの技術を採用して通信品質改善に取り組み、高品質なMVNOサービスの提供を目指すとしています。