『漫画ゴラク スペシャル』連載、「男塾外伝　伊達臣人」の第29話
曼蛇羅(まんだら)と飛燕の戦いに割って入り、曼蛇羅の本当の名前は土竜丸(もぐらまる)だと打ち明けた剏戒(しょうかい)。なぜ知っている？　いや、それ以前にどうして戦いを止めたとする飛燕の胸板を剏戒は貫いた！
　工ｴｴｪｪ(´ﾟдﾟ｀)ｪｪｴｴ工
てめぇに活を入れる為だ!!　小者相手に腑抜けた戦いしてるんじゃねーー!!
お前には興醒めだ!!
活を入れるも何も殺してしまっては意味がないと思うんだけど…。哀れな飛燕は谷底へ落ちていった。

土竜丸としては手間が省けた格好になったものの、占術通りに行かなかったことが解せません。お前が占術を狂わせたのかと訊くも、俺じゃないとする剏戒。背中を見てみろと言われて見れば、飛燕の千本が突き刺さっているではないか！

大技を使いながらも飛燕が死ななかったのは、その千本が攻撃の威力を微妙に弱めていたため。つまり未来を変えたのは飛燕自身であり、本気で戦っていれば土竜丸の命を奪うこともできたハズ。けれど殺すことに躊躇する甘い考えだったことが許せず、剏戒は葬ったという。

そこへ飛び出した月光と雷電！　そりゃ仲間を殺されたのだから剏戒への怒りは相当なもの。だが二人の攻撃を難なく受け止めて言い放ちます。

お前達は…　この死婁駆道(シルクロード)をなめてるだろ…　ここは魔の巣
大会とは名ばかり…　本来の目的は各地より集う武闘家を抹殺する場!!

そしてお前たちが目指す"百五十一代目の雷電"こそ処刑人
八凶の戒の牙(エイトタスク)の一人だと！
ここでようやく八凶の戒の牙が出てきました。初めて出たのは↓18話になります。
男塾外伝 伊達臣人　一本の宝槍を手にすべく極楽山へ進む伊達

毒蝮四兄弟との「殺万罹獄兇制覇」に勝利した伊達は八凶の戒の牙に狙われているとありました。そもそもゴクウの敵討ちに同行する格好の伊達でしたが、"百五十一代目の雷電"との戦いは避けられそうもなかったわけですね。
このような詳細をなぜ剏戒は知っているのか？　それは…

な、なにーー！　毒蝮じゃないかーーーっ！！
まさかコイツが正体だったとは夢にも思いませんでした。先の戦いで敵だったものが味方になるのは王道ですけど、飛燕を殺してる(本当に殺したかは不明)現在において「完全に味方」とは言い難いですね。
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