ジョジョの奇妙な冒険DU第28話「ハイウェイ・スター その1」感想
火事の翌日にまた敵スタンドに襲われるというグレートにヘビーな災難続きな露伴先生。
いくらスタンド使いとスタンド使いは引かれ合うとは言っても、引かれ合いすぎ。
しかし、写真の親父が意図的に敵スタンド使いを増やしているわけですので
状況としては、次から次へと敵がやってくる3部のジョースターエジプトツアー御一行に近いのかもしれません。
好奇心が強いだけに、不思議なものを見つけるとホイホイ調べたがる露伴の性格も
敵スタンド使いとのエンカウントを促しているようです。引かれ合い杜王町。
- ハハハハハハハ→小指詰め
- 露伴先生の爽やかすぎる嘘笑いからの小指詰め。これには、探り笑いだった仗助君もドン引きです。
この後にクレイジー・Dでの治療を賭けての一発勝負に持ち込むためだとは言え、プッツンしてます。
イカサマ吹っ掛けた張本人である仗助ですら「この人、頭おかしい…」と自分のことは棚上げモード。
露伴先生としては、相手をビビらせて動揺を誘う目論見もあっての指詰めだったのかもしれませんが
一番の理由はやはりイカサマを見破れない自分自身への怒りでしょうか。ベジータだったら超サイヤ人に目覚めるレベル。
- 玉美の錠前が自動的にお前を襲うというルールにさせてもらう
- 仗助が「露伴との約束を破ってイカサマを使わない」場合の罪悪心に錠前が反応するという理屈なのでしょうが
露伴のこのセリフだけ抜き出してみると、錠前の発動条件を多少は変えられるようにも見えます。
露伴のことだから玉美にヘブンズドアーで書き込んで、錠前の条件を変えられそうでもあるのが怖いところです。
- 露伴先生あんたん家が燃えてんだよ
- いくら何でも勝負に熱中しすぎだった三人。火の熱や煙とか焦げる匂いだとかで気づきそうなものですが
それは多分、読者や視聴者側は冷静でいられるからそう思えるだけで
小指や二百万円を賭けていた当事者達は集中力全開でのめり込んでいたので分からなかったのでしょう。
例えばですが、康一君とデート中の由花子さんも火事や地震が発生しても多分気づかなさそうです。
- ママがパパの前で裸になるなんて久しぶりだな
- 両親のギシアン盗撮未遂な早人。もし仮にそんな場面を録画でもしようものならトラウマ一直線だと思うのですが
眉一つ動かさず冷静に母親を分析しています。小学生とは思えない根性の片鱗が既にこの時点で伺えます。
- 仗助と岸辺露伴を仲間割れさせたのはすごい効果だったが
- 結果としては、露伴の家が半焼して約700万円の損害というのも
バトル漫画的には地味ですが、現実的にはかなり深刻なダメージでした。
今後もハイウェイ・スター等々、新手の敵スタンド使いが出てくるもミキタカ以上に被害を与えた人物はいません。
また、人間の火傷ぐらいなら直せるのでしょうが、燃えてしまった物は流石にクレイジー・Dでも直せないようです。
「燃え尽きた=部品が無くなった」という感じなのでしょうか。
もし仮に火事になった家を直せたとしても、露伴先生の仗助に対する態度が軟化するかは疑問です。
- ハイウェイ・スターの罠の部屋
- ハイウェイ・スターの能力の一部なのですが、罠の使用は初登場時のこれっきりでした。
ホワイトスネイクも幻覚使いでしたが、ホワイトスネイクは登板回数が多かったためか幻覚の再利用がありました。
ハイウェイ・スターの場合、通常戦闘時に呑気に罠の部屋をしかけている暇もないですし
面と向かった時点でもう相手の匂いは把握できているはずなので、罠を設置する意味もあまり無いはずです。
エニグマ戦の時みたいに、本体までもが前線に立つという運用の仕方がイレギュラーだったのでしょう。
あくまで、待ち伏せトラップ戦法を使う時に幻覚の部屋を用意するといったやり方なのだと思います。
幻覚や部屋の構造を本体が自由に設定できるのかはハッキリしませんが
吉良風と言いますか川尻風の男については、写真の親父が噴上に後姿の特徴だけでも教えていたからこそ
罠の部屋の風景として、ハイウェイ・スターが川尻風の男を再現利用できたのかもしれません。
と考えると、この時点で写真の親父は吉良=川尻の事実にたどり着いていたのでしょうか。
- 時速60km
- 制限速度は守るハイウェイ・スター。と言いますか、交通事故がスタンド発現の一因でもあるので
スピード出しすぎに対する恐怖が無意識の才能にも反映されているようです。しなしながら当然、スタンドなのですから
物理法則は無視して急カーブだろうとUターンだろうと時速60kmのままで走り回ることが可能です、多分。
スタプラやクレイジー・Dの攻撃速度は時速60kmより遥かに速いですが、それを延々と維持し続けるのは流石にキツいはず。
ハイウェイ・スターの速さの特性は、チーターに対するガゼルみたいな感じでしょうか。
- だが断る
- 場の空気どころか色調までをも一変させた露伴の覚悟。
時速70kmで背後に吹っ飛ぶとか無茶な命令を絞り出せたのも、この覚悟のおかげのはずです、きっと。
露伴先生が決める場面ではたまに漫画の枠みたいなものが出てくることがあるのですが、この場面では出てきませんでした。
だからドーダコーダ言うわけではありませんが。
以上、「ジャンケンでスタンド吸い取られかける」「家が半焼する」「養分ほとんど吸われる」と
短期間に苦難が続きながらも、原稿は落としていないであろう露伴先生の
スーパー漫画家ぶりに乾杯な今週の感想です。ありがとうございました。
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- :-:2016/10/10(月) 16:29:06
- ハハハハハハハ→下半身丸出し(だいぶおかしくなくなった感)
- :-:2016/10/10(月) 17:00:46
- おつ
時速70kmで吹っ飛ぶ!て書けるんなら岸部露伴を攻撃できない!も書けたんじゃないですかね先生
- :-:2016/10/10(月) 17:58:05
- ギシアン盗撮未遂ってか普通に常習犯じゃね?
- :-:2016/10/10(月) 18:46:20
- 兄弟が増えるよ!やったね早人君!
・・・って事に4部の最後の方でなっるかもしれないなと再確認。
- :-:2016/10/10(月) 18:59:40
- 仗助が土下座でもして頼まない限り、露伴先生は家を直させてくれんと思う
露伴「今、なんでもするといったな?」
- :-:2016/10/10(月) 19:42:05
- 燃えたものを直す場合空気に混ざった二酸化炭素諸々まで直す必要があるからキツそう
- :-:2016/10/10(月) 22:49:19
- 罠の部屋は見た人間が興味を持ちそうなものを勝手に見せるんでない?
- :-:2016/10/10(月) 23:21:00
- 燃えたってのは単純に足し算わり算じゃなくエネルギーへ変化しちまってるから難しそう
- :-:2016/10/10(月) 23:47:15
- バスの中でも露伴が座れよって言うときだけバンダナの色が違う!