2020年に開催される東京オリンピックの影響で、2019年～2020年までの期間、東京ビッグサイトが展示場として使えなくなります。そのため、コミックマーケット（コミケ）といった大型イベントなどはオリンピック期間どうするのか…まだ分かりません。

そんな中、日刊現代DIGITALの記事「仰天プラン浮上 豊洲白紙で東京ガス「買い戻し」あるのか」にて、オリンピック時期のコミケ会場として、築地市場移転先として作られた豊洲市場が使えるのではないかと解説されていました。

五輪期間中に行き場を失う１００万人のオタクを収容するのに豊洲はまさにうってつけというワケだ。

6日間で100万人以上が参加するコミケですが、東京ビッグサイトが2019年7月からオリンピックのプレスセンターとして使われること、そして同じ規模として名前が挙がる千葉の幕張メッセも競技会場となるため、コミケを開催できる大型施設がない…が、豊洲市場はいいのではないかと紹介されています。

あくまで可能性の話ですが、連絡通路でつながれた仲卸売場棟と卸売場棟を合わせれば、ビッグサイトの延べ床面積を優に超えるので、広さは十分。床の積載荷重が７００キロでも、書籍や机程度しか置かないのであれば、『床が抜ける？』なんて心配することもありません。就活イベントなどの会場にも使うことができるかもしれません

そして記事では、ビッグサイト以上の延べ床面積を確保できる、そして”書籍や机程度しか置かない”という条件ですが、「床が抜ける？」といった心配もないと、書かれています。

本当に十分な広さがあるのか調べてみた

東京ビッグサイト及び東京都中央卸売市場のサイトでは、それぞれ展示面積と延床面積が掲載されていましたので、比較してみました。

東京ビッグサイトの展示エリアとして、東展示棟と西展示棟の展示面積を合算してみました。ちなみにこちらは東7・8ホール分は加えていませんので、実際はもう少し広いです。また豊洲市場は青果、水産仲卸売場、水産卸売場、管理施設の延床面積を合算しました。最も広いのは水産仲卸売場ですね。こちらだけでも、東京ビッグサイトの展示面積よりも広いです。

もちろんですが、豊洲市場は広くても展示イベント用には設計されていないので、安全性や入場時の動線が正しく行えるかどうかは分かりません。…が、単純な広さだけで見れば、もしかしたら実現できそう…？あと豊洲市場の内部の写真や施設図面を見ると、なんとなーくできそうな気も…。そして空調設備の件も元々市場だから問題なし…？

実現できるかどうかは分かりませんし、そもそも実現させようとする動きがあるかどうかも分かりません。個人的にはそれだったら東京ビッグサイトをオリンピック時のプレスセンターにせず、豊洲市場をプレスセンターにしたほうがいいのでは？とも思いますが…。

こちらにちょっとしたアンケートも設置してみましたので、是非とも投票してください。また何か意見あれば、コメントなどもよろしくお願いします。