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雪ノ下
yukinoshita-yukino
ザキヤマ
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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 00:48:26.97 ID:pT9gnly60.net
雪ノ下「誰ですか?この下衆な男は」

ザキヤマ「ちょっと待ってくださいよぉ!なんなんですか下衆って!」

静「2年F組、山崎弘也くんだ」

ザキヤマ「ザキヤマが?奉仕部に?くるうううううう!!」

雪ノ下「で、何の用かしら?」

ザキヤマ「ちょっと待ってくださいよぉ!リアクション薄くないっすか?」

雪ノ下「平塚先生、少し頭痛がして来たんですけど」

静「同感だ」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 00:53:00.28 ID:pT9gnly60.net
ガラッ

柴田「おい山崎wwww何してんだよお前こんな所でwwww」

ザキヤマ「おー!柴っさん!チィ~っすwwww」

柴田「チィ~っすじゃねえんだよwwwwお前本当バカじゃねえの?wwww」

雪ノ下「平塚先生、何故彼を連れて来たんですか?」

静「それは本人から直接聞いてくれ…。おい、山崎くん!」

ザキヤマ「なんですか?」

静「彼女が奉仕部部長の雪ノ下雪乃だ」

ザキヤマ「あ、どうも初めまして!山崎弘也です!おざーす!」

雪ノ下「おざーすってなによ…」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 00:59:12.41 ID:pT9gnly60.net
ザキヤマ「僕の事はね、気軽にヒロくんって呼んでくれて構わないんで」

柴田「誰も呼んでねえだろヒロくんなんてあだ名wwww」

ザキヤマ「え?え?柴田さん、え?」

柴田「え?じゃねえんだよwwwwお前本当ぶっ飛ばすぞマジでwwww」

雪ノ下「それで、うちの部に用って何かしら?山崎くん」

柴田「スルーwwwwヒロくんの下りスルーwwww」

ザキヤマ「まあまあ、ね?いきなりは流石にね?段々ヒロくんにシフトしてくれて構わないんで。ザキヤマシフト!みたいなね?ザキヤマシフト!みたいなね?」

柴田「なんで二回言うんだよwwwwいいんだよそういうのwwww」

雪ノ下(イライラ)

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:04:47.96 ID:pT9gnly60.net
雪ノ下「用が無いなら帰ってもらえないかしら?」

ザキヤマ「あっ…すいません」

柴田「ちょwwwwいきなりしんみりすんなwwwwドキっとしちゃうからwwww」

ザキヤマ「いや、柴田さんマジで」

柴田「えっ…お、おう。なんだよ!俺だけ悪者みたいじゃねえか!」

ザキヤマ「柴田さんシー、シー、」

柴田「なんだよシーって」

ザキヤマ「ハウス!」

柴田「何だよハウスってwwww犬じゃねえんだよこっちわwwww」

雪ノ下(比企谷くん助けて…)

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:13:50.49 ID:pT9gnly60.net
ガラッ

八幡「うす」

雪ノ下「比企谷くん…」パァァ

八幡「なに嬉しそうな顔してんの?」

雪ノ下「し、してないわよ。変な勘違いはやめてもらえるかしら。気持ち悪い」

八幡「ぐっ…相変わらず性格わりぃ…ってか誰だよその二人」

ザキヤマ「あ、おはようございます!ザキヤマです!」

八幡「ザキヤマ…あっ、お前隣のクラスの痛い奴じゃねえか!」

ザキヤマ「ちょっと待ってくださいよ!酷いじゃないですか!有田さん!」

八幡「有田さんって誰だよ…」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:18:44.28 ID:pT9gnly60.net
八幡「えっと、そっちの人は」

柴田「どうも、柴田です!よろしくお願いします!」

八幡「いや、お願いされても困るんだが。で、この二人何しにきたんですか?」

静「さっきから話が進まないみたいだから私の口から言おう。どうやら山崎くんは由比ヶ浜に惚れてるみたいなんだ」

ザキヤマ「ちょっとぉ!なんで言っちゃうんですか!それ僕が1番言いたかった台詞なんですけど!」

静「君がさっさと言わないからだろ」

ザキヤマ「マジでテンションバリ下がりだわー!!」

八幡(うぜぇ・・・)

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:26:00.93 ID:pT9gnly60.net
雪ノ下「ところで由比ヶ浜さんに惚れているという話だけれど、告白をサポートしてくれ、って事でいいのかしら?」

ザキヤマ「Bの告白をサポートしてくれってこと!ファイナルアンサー?」

雪ノ下「は?」

ザキヤマ「正解!!」

雪ノ下(うっとうしい…)

雪ノ下「とりあえず今の貴方では告白は100%失敗するわね」

ザキヤマ「え?なんですか?」

雪ノ下「いえ、だから今の貴方では…」

ザキヤマ「ああ、本気出してないバージョンの山崎の話ね?」

雪ノ下「はい?」

ザキヤマ「山崎本気出してないバージョンでは告白は100%失敗するってことね?」

雪ノ下「え、ええ。まあ」

ザキヤマ「わっかりました~」

八幡(あの雪ノ下がペース乱されてる…)

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:37:38.16 ID:pT9gnly60.net
ザキヤマ「じゃあ僕の悪い所挙げてって貰っちゃっていいですか?そこを改善して行くって方向で」

雪ノ下「そうね。じゃあ皆で順番にあげて行きましょう。声が不快」

ザキヤマ「おぉ、まあね!よく言われますよ、うるせー!馬鹿野郎!なんてね。西麻布の方で言われたことありますよ」

八幡「顔がデカイ」

ザキヤマ「グフっ!まあこれもよく言われますよ!ザキヤマ画面に顔収まってねえぞ!みたいなね!いや、カメラさんもうちょい下がってくださいよみたいなね!」

柴田「ボケが適当」

ザキヤマ「いやいや、そんなことあるでしょ!」

柴田「いや、あんのかよ!そんなことって来たら普通ないよ!だろwwwwそういう所だからな?wwww」

静「顎が割れてるクセにはしゃぎ過ぎ」

ザキヤマ「いやちょっと待ってくださいwwww割れてるクセにってなんですか?wwww割れてたらはしゃいじゃイケナイみたいなねwwww」

雪ノ下「生理的に受け付けない」

ザキヤマ「それ言っちゃあお終いよぉ~wwwwそれ言われちゃうとね~、どうしようも無いって言うか」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:45:48.66 ID:pT9gnly60.net
ガラッ

結衣「やっはろー!って誰?その二人」

ザキヤマ「ゆゆゆゆゆゆ!由比ヶ浜さん!おおおおおはようございます!おおおおはようございます」

柴田「緊張し過ぎだろお前はよおwwww」

結衣「えっと、こんにちわ…?」

ザキヤマ「やべえよぉ~由比ヶ浜さんと普通に喋っちゃってるよぉ~。はー!緊張する!」

結衣「で、誰?この二人」

雪ノ下「2年F組の…ケツ顎君…だったかしら?」

ザキヤマ「誰がケツ顎だバカ野郎!wwww」

雪ノ下「それと、2年F組の…孕ませ田くんだったかしら?」

柴田「ちょっと待てwwwwそのネタまだ解禁じゃないからな?言っとくけどwwwwそこはイジんないでマジでwwww」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:52:59.47 ID:pT9gnly60.net
結衣「えっと、もしかして依頼人?」

雪ノ下「まあ、一応そうなのだけれど」

結衣「やったー!久し振りの依頼人だぁ!で?以来内容は?」

雪ノ下「それは…言えないわ」

結衣「え?どして?ヒッキーも知らないの?」

八幡「いや、俺も知ってるがお前には言えないわ」

結衣「私には言いづらいことなのかなー?えへへ」

八幡「とりあえず今回の依頼は俺たちに任せてくれ」

雪ノ下「そうね、特に異論はないわ」

結衣「そんなのおかしいよ…」

ザキヤマ「ちょっとー!なに仲間外れにしてんすか!そういうのは良くないと思いますよ!」

八幡(お前が言うのかよそれ…)

ザキヤマ「何の話は分からないけど仲間外れはよく無いぞ!」

雪ノ下(うわっ!口くさっ!?)

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 01:53:59.47 ID:pT9gnly60.net
誰も見てないね。もう寝よ

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 03:01:08.32 ID:pT9gnly60.net
柴田「いや、なんかね?山崎が由比ヶ浜さんに言いたいことがあるんだって」

結衣「なになに?」

ザキヤマ「いやいや、言いたいことってほどの事でもないんだけどさ」

柴田「なんか山崎が由比ヶ浜さんに告白したい事があるらしいんだよ」

結衣「え!?こ、告白って…?」

八幡(なぁ、雪ノ下。この流れって…)

雪ノ下(はぁ…まあいいんじゃない?どうでも)

八幡(あの雪ノ下が投げ出した…)

雪ノ下(私だって投げ出したくなることくらいあるわよ…)

八幡(今初めてお前に親近感湧いたわ)

雪ノ下(やめてくれる?気持ち悪い。ちょっと離れてくれるかしら距離が近い)

八幡(近くねえだろ!これでも半径3メートル以内に近づかないように気遣ってんだよ!)

結衣「なんで二人は脳内で会話してるの?」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 03:12:06.34 ID:pT9gnly60.net
ザキヤマ「実は前から好きな人が居たんだけどさ」

結衣「ごめんなさい!」

ザキヤマ「え?……えっ」

柴田「ちょwwwwおいwwww山崎!wwww山崎!wwwwしっかりしろwwww」

結衣「ごめんね?わたし今好きな人がいるの。でもね、私今はまだ誰とも付き合う気ないんだぁ。だってその人の事以上に好きな場所があるから。だからごめんなさい!山崎くんとは付き合えません!」

ザキヤマ「はっ!・・・あぶねーwwww振られるところだったwwww」

柴田「いや、振られたんだよ」

ザキヤマ「いやいや、柴田さん」

柴田「どう見ても振られてただろ、諦めろ」

ザキヤマ「いやだってまだ好きって言ってなかったじゃんwwww言う前だからギリギリセーフwwww振られてない振られてないノーカンwwww」

柴田「気まずくなるのが嫌だっただけだろ向こうも」

ザキヤマ「だってその好きな人が僕だって可能性もまだあるわけじゃないですか?」

柴田「ねえよ、生理的に無理って言われただろ」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 03:20:07.65 ID:pT9gnly60.net
八幡「まあ、なんだ。由比ヶ浜よりいい女なんて星の数ほどいるから元気出せよ」

結衣「ヒッキー意外だね。そうやって気遣いとかできるんだ。」

八幡「バッカお前、俺はいつも気を遣って生きてんだよ。そのせいで存在感を消す術を身に付けたっつーの」

結衣「ふーん。…って言うか私への気遣いは!?」

八幡「お前に気なんて使わねえよ。この場所で気なんて遣うわけねえだろ」

結衣「え、ヒッキーそれって…」

八幡「特に深い意味はねえよ。今回は特に何もして無いが依頼人が勝手に玉砕しちゃったし解散にしようぜ」

雪ノ下「そうね、今日はもう帰りましょう」

静「よし、じゃあ鍵は私がなおしておこう」

雪ノ下「平塚先生…居たんですか」

静「ずっと居ただろ!え?私ってそんなに影薄い…?今日はもう帰る!!鍵もなおしてやらんからな!べーっだ!!うわああああん」

八幡「哀れだ…哀れすぎる…」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/08(木) 03:28:53.66 ID:pT9gnly60.net
雪ノ下「ところで比企谷くん」

八幡「なんだよ」

雪ノ下「由比ヶ浜さんの好きな人って…」

八幡「…あぁ、流石にあそこまで言われたら流石に気付くよ。って言うか前からそんな気はしてた」

雪ノ下「そう。気付いてたのは彼女の気持ちだけ?」

八幡「あ?どういう意味だよ」

雪ノ下「…まあいいわ。鍵をなおしてくるから玄関で待っててくれるかしら」

八幡「なんでだよ」

雪ノ下「あなたに知っておいて欲しい事があるのよ。不公平なのは嫌いだからね」



おわり