富士通と富士通コネクテッドテクノロジーズは10月17日、富士通製のスマートフォン・タブレットに付属、もしくはオプション品として販売された一部のACアダプターが製造不良により感電する可能性があるとして、無償交換することを発表しました。

専用のWebページから確認や交換の申し込みが可能で、電話による問い合わせ窓口も設置しています。窓口の受付時間は、同社指定の休日を除いた9時～17時。

代替のACアダプター（microUSBケーブル付）は宅配業者が配送し、対象品の回収も行います。

製造不良のACアダプターはプラグ部分が外れ、電源コンセントに残ったままになってしまい、感電の原因となる可能性があることがわかっています。同社はこれまでに5件のプラグ部分の脱落事象を確認しており、いずれも人的被害はなし。今後の事故防止に向けた措置として、該当するACアダプターを無償交換することを決定しました。



交換対象となるACアダプターが同梱されたスマートフォン・タブレットは、家電量販店やMVNOから販売されたarrows M03、arrows M02、arrows RM02、ARROWS M01とarrows Tab M01T、法人向けのARROWS M305、ARROWS M305／KA4、ARROWS Tab M555／KA4です。

ACアダプターの型名は「FMV-AC346」で、製造時期は2014年10月～2016年8月、販売台数は 29万8780台です。

プラグが設置された面の右上に記載された製造番号の下に■印がなく、製造番号のアルファベット3文字が以下のものだと、交換対象となります。

XKA、XLA,YAA、YBA、YCA、YEA、YFA、YGA、YJA、YKA、YLA、YMA、ZAA、ZBA、ZCA、ZDA、ZEA、ZFA、ZGA



不良品はプラグ部分とアダプタ本体との間に0.3mmを超える段差が生じており、段差の有無は官製はがき（0.23mm）など厚手の紙を側面に押し当てて、ある程度判別できるとしています。



なお、破損したプラグがコンセント内に残ってしまった場合は、破損したプラグにもコンセントにも触れないようにし、ブレーカーからそのコンセントへの一切の電源供給を遮断してほしいと、同社は注意喚起しています。