9392191映画会社大手の「東宝」は17日、2017年2月期連結決算の業績予想を上方修正し、最終利益が過去最高の330億円(前期比27.7%増)になる見通しだと発表した。そんな「東宝ひとり勝ち」の立役者である新海誠監督。手にしたギャラは一体、ナンボなのか?



「製作段階で監督に支払われるギャラの取り決めは、『一本いくら』の定額報酬。ヒットした分、上乗せとなる成果報酬契約は、ごくまれな話」だという。

「君の名は。」の公開前の見積もりは最終興収15億円。うち配給収入は50%の7.5億、残り半分で製作費4・5億、宣伝費3億といった具合になる。

製作費には人件費が含まれ、「監督のギャラは製作費の5%程度が相場」(映画関係者)となれば、ざっと2000万円が監督料として支払われることに。


「君の名は。」TVCM 大ヒット篇



君の名は。興行収入200億円を射程圏内に



そして、本当のうまみは劇場外での儲け。DVDやグッズ販売、テレビ放映などの2次利用(マルチユース)における収入だという。

映画関係者 「2次利用の報酬はほとんどが歩合制。ちなみに日本監督協会に所属している監督のビデオ販売の場合は、一律で定価の1.75%、レンタルは3.35%と定められている。」

5000円のDVDが100万枚売れたとすれば、監督入る2次利用料は約8800万円。200万枚では約1億7600万円、250万枚では約2億2000万円…。

過去に大ヒットした「千と千尋の神隠し」や「アナ雪」も200万枚以上をセールスしているだけに「君の名は。」の200万枚超は可能性十分。新海監督が今作で手にする総額は2億円は下らないはずだ。

(source: エキサイト - 東宝が最高益 新海誠監督は「君の名は。」でいくら稼いだ

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